こんなことがありました!

カテゴリ:ユネスコスクール・ESD

法政大学・毎日新聞コンソーシアム事業「iPadを使ってみよう」

 本校は今年、法政大学や毎日新聞グループ等が立ち上げたコンソーシアムの事業である「グローバル人材育成をめざした福島原発被災地域におけるメディア活用型ESD地域学習支援モデルの創造」事業に参加することになりました。
 今日は、その第1回目の授業である「iPadを使ってみよう」を実施しました。法政大学キャリアデザイン学部の坂本教授と学生2名が来校し、4・5・6年生教室で2時間ずつ授業を行いました。授業では、iPadの使い方を説明いただいた後、実際に2人で1台のiPadを使い、自己紹介の動画を撮影しました。
 また、今日の授業の様子を毎日映画社のスタッフが撮影しました。これからの本校のESDを継続して追いかけ、「復興支援番組」としてドキュメンタリーを製作する計画です。
 本日おいでになった皆様には、これからも続けて来校いただき、ご指導・撮影いただきます。今日は顔合わせも兼ねて、児童といっしょに給食をとっていただきました。コンソーシアムの皆様にとっても本校の児童にとっても有意義な事業になるよう、推進してまいります。
 放課後には、白江小学校・岩瀬中学校の先生方にも参加いただき、教職員向けのiPad実技研修会も行いました。

自分で考えて行動できるカッコイイ児童の姿がありました

 昨日の放課後、校長室で「岩瀬地域学校保健委員会」の実行委員会が行われました。こどもたちの下校時刻と会議が重なることから、廊下に写真のような小黒板を出しました。
 すると・・・
 そろりそろりと忍者のように歩いて帰る児童、職員室に「さようなら~」と小声であいさつだけをしていく児童、後から来る友達に「会議だって」と教えてあげる児童・・・。いろいろな児童がいましたが、だれ一人として大声で話したり、走ったりして帰る児童はいませんでした。(「これぜったい教頭先生の字だよね」とヒソヒソと話していく児童もいました。正解です。)
 黒板には「静かに」とは一言も書いていないにもかかわらず、「どうしたらいいか?」との問いに対して児童一人ひとりがしっかり考え、それぞれが必要と思う行動をすることができました。とても立派な姿でした。これまで職員全員で取り組んできたESDの成果が現れたのではないか、と少しうれしくなりました。

 

花丸 「日産財団」からの助成が決まりました

「日産財団」は、科学や環境問題、モノづくりなどを通して、子どもたちの科学的思考力(気づき考え、判断・理解・表現し、表現し活用できる科学的知識)の向上を目的とした教育実践に対して助成を行っています。
 本校は、ユネスコスクールになって、「地域に根ざし、持続可能な未来を切り拓こうとする児童の育成~環境教育を中心としたESDの日常的な実践を通して~」をテーマにESD(持続発展教育)に取り組んでいますが、このたびその実践が認められ、2015年1月から2016年12月末までの2年間で40万円の助成をいただくことになりました。
 この助成金を子どもたちのために有効に活用させていただくとともに、先週「科学教室」でおいでいただいた福島大学の岡田努教授のご指導もいただきながら、さらに研究を深めてまいります。

笑う 同じユネスコスクールの小学校から交流のお便りをいただきました

 ユネスコスクールになると、全国の同じユネスコスクールとの交流が進んでいきます。今日は、静岡県の富士市立岩松北小学校6年3組から、交流のお便りが届きました。岩松北小学校の6年3組では、4月から地域の魅力を見つけ出し、見つけたことを地域の人々や学校の仲間、ユネスコスクールの仲間に伝える学習に取り組んできたそうです。自分たちと同じ「地域に根ざしたESD」に取り組んでいるということで、本校に交流のお話をいただきました。
 岩松北小学校6年3組では、地域の魅力として地元の山にたくさん植えられた「梅」を取り上げ、その「梅の果肉をあますところなく使ったお菓子作り」に取り組んでいるそうです。その内容を、立派な掲示物として今回送ってくださいました(写真)。本校からは、自己紹介もかねて、これまでの自分たちの実践を送りたいと思います。

昼 「みんなでエコチャレンジ」目標達成!!

 本校ではこれまで、子どもたちが二酸化炭素排出量の削減目標を定め、それをもとに「地球温暖化防止のための福島議定書」を締結する事業に取り組んできました。今年は、合わせて「復興ふくしまエコ大作戦!みんなでエコチャレンジ」にも参加しました。
 これは、「平成26年9月~10月の電気使用量か水道使用量を、平成25年の同じ時期よりも削減する」という目標にチャレンジするというものでした。環境委員会の子どもたちが、電気と水道の使用量を写真のようにグラフで「見える化」したり、放送などで全校生に呼びかけたりして、これまでがんばってきました。その甲斐あって、見事「目標達成」をすることができました。
 ただ、グラフをご覧いただくとお分かりのように、水道の使用量は減ったのですが、電気はなかなか減りませんでした。その理由を考えていくことは、地球温暖化の現状を知り、自分たちができる対策について広い視野で考える、ESDの身近で大切なテーマとなりそうです。