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授業づくりで学校をつくる ー4年 体育科 「マット運動」の授業からー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています

この日は、4年生の学級が体育「マット運動」の授業を開きました。体育科においても協同的な学びによる授業づくりは進んでおり、子どもの成長の様子が至る所で見られた授業となりました。

 

以下、授業の様子です。

 

 

子どもは体育の授業が大好きです。今日はマット運動。いろんな技に挑戦し、できるようになろう!

 

 

さあ、始めましょう。

まずは、準備運動から。

寒くなってしたし、体全体を使って運動するので、準備運動はしっかりやりましょう。

授業者の意図は子どもに十分伝わっていて、準備運動のときから子どもは一生懸命です。

 

例えばこの運動。

「カニの動き」とか「青空運動」とか言いますが、腹筋でおへそを空に向けるようなイメージだとより効果があります。

上手にできていますね。

 

こちらは「ゆりかご」と言われる運動。膝を抱えて体を丸め、前後に体を振ります。バランス感覚や平衡感覚を鍛えます。

 

体が温まったところで、集合し、今日の課題が示されます。

課題は大きく二つ。いくつかの種目の中で

「できる技を磨くこと」「できない技に挑戦すること」

 

やることが分ったら、まずは、自分のできる技に磨きをかけるための挑戦をはじめます。

 

体育は活動量を増やすため、ペアによる学習の方が効果があること、また、タブレットなどで動画を撮り振り返ることなど、すでにに子どもは知っていて、学び上手になってきています。授業者が準備したシートも必要に応じて活用します。

 

どう、ぼくの技、うまくできているかなぁ。。。。動画で振り返りながら、友だちにアドバイスを求めます。

 

後半は、できない技への挑戦。

 

 

さあ、やってみよう!

 

当然、できない技への挑戦だから、最初はできません。

でも、子どもたちの「技ができるようになりたい」と言う気持ちが、子どもたちの心を動かします。

むやみにやり続けるんではなく、振り返ることで技ができない理由を見つけていくのです。

 

動画で確認。そして相談。「ぼくの、どこがまずいのかなぁ。」

 

得意な(技がすでに上手にできる)人をモデルにしようと演技してもらったり。

 

先生からアドバイスをもらったり。

 

シートをもう一度見返して確かめたり。

 

なるほど。

体育科での探究活動はこういうことかということが分かる授業でした。

 

 

授業者は、4月から教壇に立った若い教員です。ここまでよく子どもを伸ばし、いい学級をつくりました。

 

子どもの探究が続く中、チャイムが鳴り、授業終了。

まだやりたいと子どもたちは口々に言いますが、残念。時間だから仕方ないね。

また次の時間続けてやりましょう。

 

 

後で授業の動画を授業を参観した職員で見返したのですが、後半の「できない技への挑戦」は、最初は本当に子どもはできませんでしたが、後半は、少しずつできるようになっていてびっくり。「自分で振り返ること」「友だちに聞くこと」がどれだけ大切かを授業の中で子どもが語っているようでした。

 

 

 

4年生、がんばれ!!

マット運動、この先どこまでできるようになるかったのしみにしています。