~ 桜水っ子、伝統を引き継いで、かけがえのない 新たな輝きの1ページを ~
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1871(明治4)年10月、私塾を統合した共同塾「日就館」を本校前身とし、1873(明治6)年4月の学制に基づき、「公立須賀川学校」となり、幾度か校名を変え、須賀川市立第一小学校として、2024(令和6)年の今年、創立154周年を迎えました。
校長室の壁面には、「幼而学壮而行」(幼にして学び壮にして行う)「交以道接以礼」(道をもって交わり、礼をもって接す)の二つの扁額があります。明治天皇東北ご巡幸(明治9年6月15日)の際、随行された木戸孝允公が残された墨蹟です。また、明治41年のロンドン万国教育品展覧会に「学校経営概要」を出品し、その翌年に、文部大臣から「職員克ク協同一致シテ職務二努メ…。」の受賞額があり、この年に、第二小学校が女子部として、分離独立しました。
そして、校長室の書棚には、本校の大先輩である東京オリンピックマラソン銅メダリストの円谷幸吉選手の「忍耐」の色紙と写真と共に、ウルトラマン、特撮の神様の円谷英二監督の資料があります。また、校舎前メモリアルガーデンには、昭和34年、第三小学校が分離独立し、現天皇陛下の皇太子ご成婚を記念し建てられた「希望と友情の像」等があります。
この歴史と伝統ある第一小学校も、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災では、校舎損壊・校庭陥没と多く被災し、4年4ヶ月の間、隣接学校や仮設校舎での生活を経て、2015(平成27)年8月1日に、新校舎へ戻ることができました。4年間以上の不便な学校生活ではありましたが、多くの皆様に支えられ、桜水っ子は、「気概」をもって、かけがえのない日々を送ることができました。この仮設校舎時代の復興応援ソング「希望のうた」(作・大黒摩季さん・NAOTOさん)は、「僕らの未来は、僕らが変えるんだ…、希望へと突き進もう。」と未来へ向かう応援ソングとして、子どもたちの心に刻まれ、各種行事での全校合唱などで歌い継いでいます。
桜水っ子は、多くの温かい支援をいただき、創立からの輝かしい伝統をしっかり受け継いでいます。そして、校歌に謳う「たのしい母校」を目指し、大先輩に続けと、新たな1ページを刻んでいます。
桜水っ子、一人一人のかけがえのない輝きに、どうぞご期待ください。
令和6年4月
須賀川市立第一小学校長
※ 第一小学校の子どもたちを「桜水っ子」「桜水健児」と呼びますが、この「桜水」の名称は、明治時代、校舎周辺に植えられた100本の「桜」と、須賀川(下の川)の清い流れ「水」からきています。勿論、校章も「桜」と「川(水)」の桜水で、現在に至る長い間、第一小学校の子どもたちを、「桜水っ子」「桜水健児」と100年以上呼んでいます。
須賀川駅から約1.7㎞、徒歩25分。お車の場合は、国道4号線大黒町信号下り車線左折、50m先の横田電器さんを左折し西門よりお入りください。
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