こんなことがありました!

2023年10月の記事一覧

授業づくりで学校をつくる  ーひまわり学級2クラスの授業に学ぶー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

今日は校内研修の日。

特別支援学級2クラスの授業公開。

授業の質を上げよう、こういう授業がしたいと全職員が一丸となって授業や授業での子どもの様子から学びます。

日々挑戦、これを継続させること。このことを大事に職員は子どもと向き合い、授業を進めています。

 

 

 

 

まずは、授業の様子を参観します。

 

ひまわり1

俳句づくりに挑戦。

 

 

季節にあった言葉を吟味しながら、子どもは一生懸命考え、5・7・5の俳句を作ります。みんな一生懸命。教師は、子ども全員が見渡せるよう真ん中にポジションを取りながら、必要なときに教えるようにしています。

 

 

「オノマトペ」。難しい言葉も教えてもらいます。これをつかって俳句ができるかな?

 

 

 

できた俳句を、黒板に貼って、みんなに見てもらいましょう。

 

 

 

ひまわり2

たこ焼きパーティーの計画づくり。

 

 

一台のタブレットを見合いながら、「ねぇ、これはどう?」「え、こんなことがかいてある」など確かめ合い、分かり合いながら学びます。

Aくんが、Bくんに「それ調べて。ぼく、タブレットもう一台持ってくる」と言うことも。解決すべき二つのことを同時に調べなくてはならない場面になったとき、Aくんからでた言葉です。子どもは必要に応じて台数を変えるのです。ちゃんと学び方を知っています。

 

 

相談したことを黒板に書いてみよう。

 

 

 

 

 

少し前とは授業の様子が大きく変わり、穏やかに流れる時間と楽しそうに学ぶ子どもの様子を見て取ることができます。

子どもの成長に、参観者はびっくり。すばらしいです。

 

 

 

授業後のリフレクション。

授業や子どもから学ぶことは多くありました。

確認し合ったのは、「よい環境づくりがよい学びを生む」ということ。具体的には

○ 友達と机をくっつけ、子ども同士で学び合える場をつくってあげることが学び合いを生む。

○ グループに学習に必要な教材や教具、資料をいくつ与えるかで子どもの学び方が違ってくる。

○ 課題を吟味すること。子どもの実態に合った適切な課題が子どもを夢中にさせる。

○ 挑戦させること。レベルの高いこと、わからないことでも子どもは学べる。

の4つ。

 

 

たこ焼きパーティーの授業では、たこ焼き器を前に、「ぼくら6人、このたこ焼き器は一回で24個焼けるけど、一人いくつ食べることができるか?」とわり算の学習にまで発展。

 

すごいなぁ。

 

 

 

 

生活習慣を整えよう  ー4年 学級活動 健康教育の授業から-

4年生が、健康教育を実施。

福島県の児童の肥満率が47都道府県中45位であることを踏まえ、県が積極的に行っている出前授業で、講師は郡山で医院を営む菊地信先生先生と同院の髙橋千春管理栄養士。

 

 

体育館に集まり、先生が指示し、始まったことは。。。

背中を合わせて、座った状態から立ち上がるということ。

 

 

 

うわぁ、できるかなぁ。。。。

 

しかもだんだん人数が増えていきます。むずかしい!

 

 

実はこれ、体幹がしっかりしていないと立ち上がることができないのだそうです。適度な運動ができているかできていないかを知るバロメーターにもなるとのこと。

 

うーん。なかなか難しかったようです。

 

 

さて、先生のお話です。

先生は、4年生のこの時期は体と骨が成長するまっただ中にあること。なので、運動がことさら大事であることなどを4年生に話します。

 

そして、最後に先生が話したこと。肥満を防ぎ、4年生のこの時期、健康に過ごすようにするのに大切なこと

適度な運動  十分な睡眠  バランスのよい食事

の3つに気をつけて、基本的な生活習慣を整えること。

ゲームをしすぎるのはちょっと心配。。。。。みんな気をつけようと先生。

 

 

 

最後は、代表の児童がお礼を述べました。

 

3つのことを気にかけながら、健康な毎日を送ることができるようにしていきましょう。(^_^)/

 

 

交通事故にあわないように ー命の大切さを考える日の集会ー

第一小学校は、東日本震災で学校が大きな被害を受けたことや大きな交通事故を経験していることから、「命の大切さを考える日」を設けています。

今年度は10月10日(火)から20日(金)の間に各学級とも「命の大切さ」を価値項目とした道徳の授業を実施しました。

 

そして今日、18日は、テレビ放送による集会を行いました。

 

1 校長講話

校長が子どもに話したのは「信号」のこと。

国、県、市町村は歩行者の交通事故を防ぐため、ガードレール、地下道、歩行者専用道路、踏切、信号機などを設置していること。

そのうち信号機は今から90年前に東京の銀座に設置されたのが始まりであり、今に至っていること等をまず話し、

 

 

そして・・・。

 

 

「「赤」「青」「黄」って、どんなことだっけ?」と子どもに問いかけます。

 

放送の仕事をしていた委員会の子どもに、聞いてみました。

広くは「赤は、止まれ」「青は進め」「黄は注意」と言われていますが、信号機の色の意味は、よく調べると

赤 ・・・ 渡ってはいけない

青 ・・・ 渡ることができる

黄 ・・・ (これから渡ろうとする人は)渡ってはいけない。(途中まで行ってしまった人は渡ることができる)

と言う意味なのだそうです。

 

集団登校も下校も、遊びに行くときも、信号機をよく見て交通事故に遭わないでほしいと願っています。

 

 

2 安全担当の話

子どもが交通事故にあってしまうのが多い時間帯は、登下校中や遊びの行き帰りですが、特に下校の時間であること

原因の一つが「とびだし」であること

特に車の陰からとびだすと、走る車は泊まることができないこと

 

 

また、4年生から6年生は自転車での事故にも気をつけようという話がありました。

 

道路を渡るときに気をつけることです。

 

「止まる」「見る」「待つ」

命を大切にする大事な言葉です。

 

 

 

集会では、理科作品展の入賞者の表彰も行いました。おめでとうございます。

 

 

 

うれしい再会 「先生、おかえりなさい。」 ー先生の桜水発表会激励訪問ー

再会。

 

「あっ!先生!」

子どももたちは、先生の姿を見るとびっくりした様子をし、そして笑顔になります。中には駆け寄ってきたり手をふっつたりする子も。片手だけでは足りず、両手でしかもニコニコ顔で手を振る子どももいます。

 

 

先生はそんな子どもの様子を見て手を振り返したり、笑顔のお返しをしたり。そして、子どもの歩幅にあわせて一緒に歩きながら話をしてくれたり。

 

3月まで幾度となく見た光景。あのときと同じ。親身な姿、優しい笑顔。そのまんまです。

 

 

 

 

さて、今日、第一小学校の子どもにとってとてもうれしいできごとがありました。

3月まで、本校の教頭として勤務していた先生が、二週間後にせまっている桜水発表会の激励に来校。先生は今、いわき市の小学校の校長先生ですが、土曜日運動会だったため今日が振替休日だったとのこと、桜水発表会の日は仕事があってこれないとのことから、今日は学校に子どもや職員に激励をしに来てくれたのです。

 

 

 

「せっかくなので、子どもたちの様子を見てあげてください。」というお願いに快く「いいですよ。」と先生。各教室を訪問します。

 

 

半年ぶりに第一小学校の給食も食べてもらいました。

 

そして、

 

昼の校内テレビ放送にも出演してもらいました。

 

 

先生から「たった半年で、ずいぶん大きくなってびっくりしたこと」「校舎がきれいでこれからも大事につかってほしいこと」「集中して取り組む姿や楽しみながら授業に取り組む様子がどのクラスからもみられうれしかったこと」「一小のような子どもを今の学校でも育てていきたいこと」など話がありました。

そして、さいごに「桜水発表会がんばってね。いわきから、ずっと応援してるよ。」と。

 

 

先生、今日はありがとうございます。会えてうれしかったです。そしてがんばってるねと言ってもらってうれしかったです。

桜水発表会がんばります。

そして、先生。先生のこと私たちも応援しています。

 

今日はありがとうございました。

 

 

そして、夕方はこの先生も。

子どもが帰ってしまった後だったので、ちょっと残念でしたが「桜水発表会がんばって。そして、子どもたちにくれぐれもよろしく」と。

 

子どもたちのがんばりを応援してくれる先生がいっぱい。子どもたちは幸せです。

 

 

授業づくりで学校をつくる ー東海国語教育を学ぶ会 石井順治さんの訪問ー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

今日は,愛知県より東海国語教育を学ぶ会 石井順治さんが来校。一日本校の教育活動を参観しました。

石井さんは、授業づくりの第一人者です。三重県の小学校の校長を退職後は、東海国語教育を学び会の代表として活躍するとともに学びの共同体SVとして全国各地の学校の授業づくりと学校づくりを支える活動をされています。

この日は全学級を参観するとともに、代表授業も2つ参観。さらには授業リフレクションと全体講話と本校にとって充実した校内研修の日となりました。

なお、石井さん来校の話を聞き、市教育長はじめ指導主事や近隣学校の教員も来校しました。

 

1 全学級授業参観(2・3校時)

 

 

 

2 代表授業参観(4校時) 1年2組 国語 「くじらぐも」

 

 

3 代表授業参観(5校時) 3年3組 国語 「姿を変える大豆」

 

 

 

4 授業リフレクション・全体講話 

 

 

 

 

全体講話では、急な話だったが、授業を開いてくれたことへの感謝を話された上で、全国現在21校の学校とかかわっているが、その中でもよく育っていて子どもの「おちつき」を感じたこと。これは、学び合うことによって、子ども同士の人間関係ができているからんほかならないこと。授業で聞くことを大事にしているからに他ならないこと。質の高い授業を目指して挑戦している現在は過渡期であり、もっともっと教師が伸び、子どもが伸びる可能性を感じたこと。そのために「一人の子どもも一人にしない」授業をめざしてほしいこと。など映像を用いて本校職員に話をしてくれました。

 

本校にとって大きな学びのある一日となりました。

 

 

実はこれで終わりではありません。

数日後、石井さんから学校あてにメールがとどきました。

添付の文書には代表授業をした2人の教員あてに「またやるぞ」という気持ちにさせてくれる授業分析とアドバイスがA4版用紙8枚にしたためられています。

感謝の気持ちしかありません。2人にとってだけでなく、学校も、「またがんばろう」と言う気持ちでいっぱいです。

 

また、石井さんが学校に来てくれる日を待ちたいと思います。