出来事
便利になった私たちのくらし ー見学学習3年 社会科 「市の様子と人々のくらしのうつりかわり」の授業からー
3年生の社会科では、市のうつりかわりや人々のくらしのうつりかわりを調べ、様々な発展や技術革新の中、私たちのくらしがどんどん便利にかつ快適に過ごすことができるようになってきていることを捉える学習を進めています。
「昔は須賀川はどんなふうだったのだろう」そして、人々はどんなくらしをしていたのだろう。
そんな疑問を持った子どもたちは、研修バスを利用し、市の西方、須賀川市歴史民族資料館と三世代交流館をめざします。江戸末期から昭和のはじめぐらいまでの時代の生活用具や生活していた建物(家)を見学できます。
わくわくの3年生。
どんな学習をしてきたのでしょう。
1 歴史民俗資料館
ここには、昔の人々が使っていた道具が展示してあります。
学芸員の先生がついてくわしく子どもたちに教えてくれます。
「えー、これが××なの?」と驚く様子の子ども。
読者の皆様、この道具が一体何なのかちょっといっしょに考えてみませんか?
わかりましたか?
上から、「行灯(あんどん)」「炬燵(こたつ)」「桶と洗濯板」です。今でいうと「室内照明」「電気こたつ」「洗濯機」といったところです。
こうしてみると、今も昔も使い道は同じですが、形も仕組みもずいぶん違っています。
学芸員の先生が絵を使って説明してくれたもの・・・・これは笠(かさ)と蓑(みの)。今でいうと雨や雪よけの傘と雨合羽のようなものでしょうか。。。。
よほど興味を持ったのでしょう。子どもたちは本当に食い入るように展示物を見つめ、そして学芸員の先生のお話を全身で聞いています。こういう姿が本当にすばらしいです。
2 三世代交流館
ここは築100年以上の古民家を再利用し昔の民家をそのままに様々な用途で活用できるようにした施設です。宿泊も可能菜施設です。
昔の家なので、ほら、囲炉裏。今でいうストーブでしょうか。煮炊きもできるので、コンロも兼ね備えているといったところです。
もちろん、ほとんどの子どもたちが初めて見るもの。
興味津々。
こちらは、地域のかたが丁寧に説明してくれます。
今はとっても便利になりました。スイッチ1つで料理もでき、スイッチ1つで部屋も暖かくなったり涼しくなったりします。最近は「アレクサ!○○して」とか話すだけでテレビが付いたり明かりが付いたりする時代にもなってきました。
今日見たものは昔の道具や建物ですが、そのとき生きていた方からすると工夫に工夫を重ねた結果の道具です。「古くさい」とかいうのではなく、道具を見ることを通してその時代に一生懸命生きていた人の暮らしのようすに寄り添い。思いをめぐらしたり、そこから科学が進歩して道具もどんどん改良され今にいたているのだということをしってほしいなと思います。
とてもよい学習の機会でした。
引率の職員が、あわせて3台のカメラで子どもたちの様子をとってくれたので、別カメラでとった子どもの様子の写真を以下に載せます。
カメラ2でとった子どもの様子。
カメラ3でとった子どもの様子。
おまけです。。。。
これはなんでしょう。
奥はミシンです。
そしてやかんみたいなものはアイロンですね。
その手前のひしゃくのひしゃくのようなものは、「火熨斗(ひのし)」かな???
焼けた炭を入れてひしゃくの底の部分で布をなでるとしわが消える・・・・いわばむかしのアイロンですね。
福島県須賀川市大黒町100
TEL 0248-75-2851
FAX 0248-75-2852
e-mail sukagawa1-e@fcs.ed.jp