こんなことがありました!

2023年7月の記事一覧

がんばった一学期  ー第一学期終業式ー

今日で、第一学期も終わりです。本校は2校時にテレビ放送にて終業式を実施しました。

 

下記は校長のあいさつ(抜粋)文です。

今日で一学期が終わりです。感染症も落ち着き、学校は予定していたことがほぼできました。「運動会」「プールの学習」「校外での見学・体験学習」「NAOTOさんのコンサート」、6年生は加えて「鼓笛パレード」や「修学旅行」と様々な行事がありました。授業参観も2回実施しました。どれも皆さんの一生懸命な様子、楽しんでいる様子を見て取ることができ、とても嬉しい気持ちになりました。

明日からの夏休みですが、みなさんに二つお願いがあります。一つ目は、「お手伝いをしよう」ということです。長い夏休みです。やりたいことがたくさんあると思いますが、ぜひ家族の一員としておうちのお手伝いをしてください。

二つ目は、「けがや事故、健康に気を付けよう」ということです。夏休みですので、友達と遊ぶことも多くなるでしょう。家族で出かけることもあるかと思います。交通事故や怪我等には十分注意してほしいと思います。また、規則正しい生活を心がけ、健康な体で夏休みを過ごすことができるようお願いします。

夏休みは楽しい思い出をいっぱい作ってください。二学期、8月25日にまた全員で会えることを楽しみにしています。

 

 

 

そして、児童を代表し、2年生と3年生の児童が「一学期がんばったことと夏休みの抱負」の作文を発表しました。以下に作文(抜粋)を示します

 

ぼくが一学きにがんばったことは、二つあります。

一つ目は、たし算とひき算のひっ算です。一年生のときから「計算カード」を何回も練習してきました。友だちとブロックや数カードをつかって、10あつまると一つ上の位にへんしんさせながら、くり上がりとくり下がりの計算のやり方を見つけたことが楽しかったです。それと、数字を大きく書くことやじょうぎをつかってまっすぐな線をひくことで、まちがいが少なくなることが分かってうれしかったです。

二つ目は給食当番の仕事です。四校時目の授業が終わったら手洗い・うがいをしておくれないようにならびました。ぼくたち水色チームは、「いただきます」まで9分45秒が最高記録だったので、二学きは8分をめざしたいです。

夏休みにがんばりたいことは、時計を見ながら生活をすることです。午前中にしゅくだいをおわらせて、午後はいっぱいあそんだりタブレットでべんきょうをしたりしたいです。自分にできることがふえるとうれしいので、時計を見ながら楽しい夏休みをすごしたいです。

 

 

 

わたしが一学期にとくにがんばったことは、水泳です。二年生まではもぐることもできなくて、ビート板がないと泳げませんでした。三年生になって、深いプールでもぐることにちょうせんしてみました。さいしょは三秒、次は七秒もぐれました。そのときに「水の中ってきれいだな」と思いました。次のじゅぎょうで十五秒もぐれました。とってもうれしかったです。もぐれるようになると、手をのばしてうけるようになって、何も使わずにすすめました。あきらめないでちょうせんし続けると、できなかったこともできるようになることがわかりました。夏休みもプールに入ってもっと泳げるようになりたいです。

 夏休みにほかにがんばりたいことは、問題をはやくといたりていねいな字で書いたりすることです。しゅく題は、字を大きく、はやく、まちがえないように書きたいです。わからない問題をかくにんし、、しっかりとふく習したいです。また、妹のめんどうをみるなど、手伝いをすすんでやりたいです。

 

 

生徒指導担当からも夏休みの過ごし方について話がありました。

色紙をめくると、気をつけてほしいことが分るようになっています。昇降口に貼ってあるということですが。。。。。。

 

これです。↓

 

さあ、めくってみますよ。児童の皆さん、気をつけてくださいね

 

終業式がおわり、明日からいよいよ夏休みです。健康に気をつけ、楽しいことをいっぱいしてよい夏休みにしてください。

 

保護者の皆様、地域の皆様、第一学期間の本校教育活動に対しましてご理解とご協力ありがとうございました。

 

 

 

追記1

終業式に先立って、賞状の伝達を行い二人は、全国小学生陸上交流大会地区大会において優秀な成績をおさめた児童です。入賞おめでとう。

 

 

追記2

一学期中にHPで紹介できなかった行事等のできごとがまだたくさんあります。夏期休業中に「紹介できなかったシリーズ」として少しずつUPしていきます。

 

 

 

須賀川が誇る日本一のキュウリ ー 3年 社会科 はたらく人とわたしたちのくらしー

わたしたちの須賀川市は、全国に誇るものがたくさんあります。キュウリの生産もその一つ。

露地物の生産量は日本一とも言われており、全国各地に出荷されているとともに、カッパ麺などキュウリは町おこしにも一役かっています。

 

3年生は、今、社会科「はたらく人とわたしたちのくらし」の学習で「農家の仕事」について学習をしており、今回は研修バスを使って「きゅうりん館」「設楽農園」を見学、学んできました。

その様子をお知らせします。

 

 

 

1 きゅうりん館

 

県内随一のキュウリの選果場。市内のキュウリ農家が運んできたキュウリを選別し、箱詰めして全国各地に送っています。県内には同様のキュウリの選果場は6つあるそうですが、間違いなくその規模は一番大きいそう。従業員は200名ほどいるそうで、オートメーション化された選別の要所要所ではたらいています。オートメーションの流れに乗って、S、M、Lなど7つの規格にキュウリは瞬時に選別され箱詰めされていきます。最盛期には一日2万本のキュウリを選別、出荷するとのこと。

圧倒的なスケールに子どもたちもまた圧倒されています。

 

 

きゅうりん館での仕事や施設の様子です。

 

職員の方が、ていねいに説明し、子どもたちの質問に答えてくれます。子どもも真剣です。

 

 

 

 

2 設楽農園

 

西袋地区にある農園。本校に給食の食材を卸してくれてもいます。春はウド、夏はキュウリ 秋は米 冬はネギと四季を通じて主力となる生産物があるそうで、今がキュウリの最盛期。忙しい中、子どもを迎えてくれました。

 

 

 

いよいよ、キュウリのハウスに入ります。。覆いはビニールではなく防虫ネット。ハウスの中に虫が入り病気になるのを防ぐためだそうです。

 

うわぁー。キュウリがいっぱいだ。

 

 

キュウリは成長が早いので、朝と夕方必ず2回収穫していること。水を一日1.5リットルほど吸い上げるので水の管理に気を遣っていること、土の表面には籾殻を敷き、保湿を保っていること。受粉はハチの力を借りていること。土作りが重要で、いろいろなものを混ぜて十分キュウリが育つよう工夫していることなど、ていねいに教えてもらいました。

 

さあ、キュウリの森を探検だ!!

 

 

そして、そして。。。。ご厚意で、一人1本のキュウリ刈り取り体験。これはうれしい!!

 

 

 

 

 

とりました!!

どうでしょう???

 

 

とてもいい体験をさせていただき、たくさんのことを学べた子どもたちです。

帰ってから、お礼の手紙を書きました。

 

 

さあ、今度は見て聞いてきたことを整理しながらまとめていこう!!

 

 

 

 

 

 

調理員の先生、ありがとう。 --本校調理員 離任のあいさつ-

調理員が7月末を持って退職することになり、本日テレビ放送で別れのあいさつをしました。

「直接会う機会は少なかったですが、皆さんのために精一杯頑張りました。これからもおいしい給食を食べて、元気いっぱいに過ごしてください。」と調理員。

 

今日のお汁は調理員がつくったものです。児童の皆さん、よく味わっていただけましたか?

 

 

放課後は、職員へもあいさつ。

 

 

これまで、本校の子どもたちに尽くしてくれてありがとうございます。新たな職場での活躍を全職員・全児童で祈っています。

 

 

 

 

 

授業づくりで学校をつくる -校内授業研修 3年 理科-

夏休みまであと数日ですが、質の高い授業づくりに向け、本校の教員の挑戦は続きます。今日は校内研修。職員が全員授業を参観しましたが、今回は、福島大学の研究者1名、三春小の教員3名も参加しての研修となりました。3月まで本校の職員だった教員も来てくれ、子どもたちとうれしい再会の時間もありました。

 

 

さて

3年理科 「こん虫の体を調べよう」の授業。

すでに、これまで調べてきたチョウの体が「頭・胸・腹の3つの部位に分かれており、胸から足が6本出ていること。」を知っている子どもたちです。

 

 

「これはどうかな??」教師が提示したのは、トンボとバッタ。

早速子どもの活動が始まります。

 

 

10分ほどで子どもの調べ学習は終わり。ここからは教師が引き取って子どもが調べたことをまとめていきます。

トンボもバッタも体のつくりはチョウと同じで、「頭・胸・腹の3つの部位に分かれており、胸から足が6本出ていること。」を確認した後、「これが昆虫という」ことを押さえます。

 

 

授業はまだ25分残っています。

さあ、ジャンプ。

これはどうかな?

教師が提示したのは、9種類の生き物。

「昆虫とそうでない生き物を分類してみましょう。」

子どもは待っていましたと言わんばかりにプリントに目をやり、学習を進めます。

 

 

黙々と図鑑を読み込む子。友達とささやき会いながら学んでいる子。子どもの学び方は様々です。

分らないことがあったら「ねぇ、教えて。」と言えること。これがとても大切。グループでの学び合いがとても上手になりました。3年生、学び上手な子ばかりです。

 

 

そして・・・・・さあ、困った!

あらかた同じように分類できている中で、ゲンゴロウは昆虫か昆虫でないか問題が勃発したのです。

 

 

教師がその問題を見逃さず引き取った上で子ども全体に投げかけます。

「さあ、どっち???」

学習を進めていく上で、今後の学びの方向付けをしていくために教師が仕組むことを「足場をかける」といいますが、「分らないことを全体で共有する」「困っていることを全体で共有する」ことは、最もハイレベルな上級の足場かけです。

 

子どもはさらに学んでいきます。最後は辞書まで持ち出す子ども。

ダンゴムシは「団子虫」と書くこと。カタツムリは貝の仲間など、面白い事実も分ってきました。

 

ところで

肝心の、ゲンゴロウ問題。

「足は6本だけど一番前の足は“かぎ爪”って書いてあるから。。。。」と足か爪かの問題にまで発展。

 

最後は、ビデオを見て決着。ゲンゴロウは昆虫!「図鑑にも水生昆虫って書いてあり爪も実は前足」ということで全員が納得し江授業は終わりました。

 

 

 

 

子どもの学び方が際立っていて参観した教員全員がびっくりしたもどころ満載の授業でした。すばらしい3年生です。

 

 

 

苔の先生とテラリウム -支援学級 苔テラリウム教室開催-

一ヶ月ほど前のことです。

子どもが空き瓶の中に校庭や校舎の隅にあった砂と苔を敷き、小石を置いた自作の造形物を校長室に持ってきました。

「テラリウムって言うのをネットで見てまねしてつくった」と話します。よほど気に入ったのでしょう。それから毎日毎日、自作のテラリウムをつくっては校長室や職員室に「飾って!」と持ってきます。

 

しかし、

しばらく飾っておくのですが、残念。管理のしかたが悪いのか枯れて黒くなってしまします。

 

 

 

うーむ。。。。。

 

 

ならばと言うことで、ゲストを呼んで開催した「苔テラリウム教室」。

ミッションは一人一人自分のテラリウムをつくること。

 

準備は、ほとんど苔の先生がしてくれました。

 

 

 

 

最初に自己紹介と作り方の説明。

「苔の先生です。よろしくね。」ではじまったテラリウム教室。

 

 

「試しにつくってみるよ」と作り始めると、視線は全部先生と試しでつくる作品に注がれます。。

 

 

すごい!早く作りたい!

子どもの心が動き出します。

 

 

さあ、つくろう!どんな作品ができるのかな???

 

 

先生が持ってきた作品も参考にしよう!ぼくもこんなふうにつくれたらいいなぁ。

 

 

 

こうしてできた作品は。。。。

 

うん、なかなかのできばえ!!

 

 

つくった作品を持って、記念の集合写真。楽しかったですね。

 

 

 

実は。。。。本校には支援学級が4クラスあるため、二つの大きなグループにわけて「苔テラリウム教室」を開催。なので、先生には同じ事をもう一回してもらいました。

 

 

こちらは後半のグループの様子。

 

 

 

 

同じように記念写真も撮りました。

 

 

 

最後に苔の先生から。

「みなさんが一生懸命つくる姿がとてもうれしかったです。そして、皆さん一人一人がすばらしいテラリウムができ、よかったです。またくからね。今度は、苔玉をつくりましょう。楽しみに待っていてください。」

 

苔の先生は郡山の方。本業はテーラー(洋服の仕立屋さん)です。子どもがテラリウムに興味を持ったこと、それを何とかしてあげたいと職員が思ったこと、そしてその職員の幼なじみ(?)に苔の先生がいたことから実現したこの企画。

 

忙しい中、きてくれました。

苔の先生、ありがとうございます。

 

先生との次回の苔玉つくり、楽しみにしています。