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2023年10月の記事一覧

授業づくりで学校をつくる ー3年 国語「ちいちゃんのかげおくり」の授業からー

(2週間ほど前の授業です。子どもと先生の姿がとてもすてきで、ぜひ紹介したいと思い、HPに掲載します。)

 

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みに挑戦しています。

今回は、3年 国語「ちいちゃんのかげおくり(あまん きみこ作)」の授業。

この物語は長く3年生の教科書に掲載されている文学作品です。

授業は、本校の校内研修で開かれた授業で、本校教職員の他、研修センター指導主事も参観しました。

 

この作品の概要です。

第二次世界大戦の最中、ちいちゃん一家はちいちゃんとお父さん、お母さん、おにいちゃんと4人暮らし。あすはお父さんの出征。お父さんは家族に「かげおくり」の遊びを教えてあげます。足もとの自分の影をじっと見つめて10数え、空を見上げると影がそっくりに写って見えるというもの。「今日の記念写真だなぁ。」お父さんは出征していきます。

お父さんが出征後、家族は空襲にあいます。気がつくとお母さんもお兄ちゃんもいません。ひとりぼっちになったちいちゃんは、空腹に耐え、さみしさに耐え、そして、かげおくりをします。

 

 

さて、授業。

子どもたちは声に出して読みます。その声の様子から、何度も何度も読み込んできたことが分ります。

 

 

音読が終わると、「自分で読み取ったことを書き込んでいきましょう。」と先生。子どもは夢中。テキスト(文・ことば)と向き合い、どっぷりと物語に浸って、自分の考えを確かめたり新たな気づきを発見したり・・・。時折自分の考えを確かめるように友だちにささやく様子もみられます。

 

 

 

 

 

さて、12分ほど時間がすぎました。先生がうながすと読み取ったことを子どもは語っていきます。

まず子どもが注目したのは「空」。「青い空」ということば。

「空」という言葉がたくさん使われていること、しかもの空が防空壕の暗いイメージと違って「青い」ということ、そんなことから、ちいちゃんの気持ちに迫っていこうとします。

子どもの発言をよく聞くと「○ページの◎◎に」とか、「前には◎◎って書いてあったけど、」とかいう言葉が聞こえてきます。

これは、子どもがテキストを読みこんだ証(あかし)であり、テキストとじっくり向き合った証です。

 

 

そしてまた、友達の発言を聞いて「確かに」とか「違う」とか「えぇー!」とか言う言葉も聞こえてきます。

これは、聞き合っているという証であり、友達とつながっているという証です。

 

 

3年生でここまでできる様子から成長を感じます。

 

 

 

 

さて、子どもが語っている中で先生は一度だけこんな問いを子どもに投げかけます。

「ちいちゃんは家族にあえたのかなぁ。」

 

これに対しても子どもは、文章を手がかりに語っていきます。

「青い空から(声が)ふってくる。声が降ってくるって、変だよね。ちいちゃんにしか聞こえない声だ。」

「家族に会いたいっていうちいちゃんの気持ちがそういうふうに(そういう現象に)させたんだ」

と子どもたち。

 

 

すどいすごい。

参観者は子どもの読みの鋭さにびっくりさせられました。

 

 

授業も後半、ちいちゃんは幸せだったのかどうか、この1時間の読みを振り返りながら子どもは自分の考えをノートに書き込み、友達と考えを交流していきます。

最後は全体で相互指名までできるようになっている子どもに驚かされながら話を聞きます。

「あえて幸せだったかもしれないし、でも(死んで)悲しかったかもしれない。」

「あえてよかったと思うけど、(ちいちゃんのような)こんな人は増えてほしくない」

「「きらきら笑う」「走って」とか。。。。自分が死んだと気付かなかったけどちいちゃんは幸せだったのかな。」

「戦争がなく平和な世界だったらと思う。」

 

様々な考えが子どもからでてきてそれもまたすごいなと感心。

 

 

最後は役割読みです。もう一度読んでこの時間の学びを確かめます。

力強い声に、子どもの深い学びが感じられました。

 

 

みどころいっぱいの授業。子どもの学びの様子と先生が子どもの学びを支え、授業を作っていく様子に引き込まれた1時間でした。

 

 

授業づくりで学校をつくる ー校内研修 「教室のインクルージョン」ー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

今日は校内研修の日。

本市教育研修センター、教育支援センターの指導主事4名が来校。

 

まずは、授業の様子を参観します。

 

 

授業の質を上げよう、こういう授業がしたいと全職員が一丸となって取り組んでいます。

離席してしまう子どももほぼいなくなり、学び合う姿がどの学級、どの授業でも見て取ることができます。日々挑戦、これを継続させること。このことを大事に職員は子どもと向き合い、授業を進めています。

特に、さくら、ひまわり学級の子どもの成長に、来校した指導主事のみなさんはびっくりしていました。

 

子どもが下校した後は、研修センター・教育支援センター指導主事と一緒に学びます。

お題は「教室のインクルージョン ー子ども同士がお互いに困らないためにー」

かつてNHKで放送された他県の小学校の授業や生活の様子の動画を見て、自分だったらどうするかを考えます。起きた事例の一番のポイントは「自信」か「確信」か。

 

一人一人に居場所があり、子ども同士が支え合い、全体で響き合う。

教室がそういう場所となるよう、本校職員は日々挑戦しています。

 

10月10日は三重県より本校の取り組みの様子についてみたいといってくる方がいます。それを知った近隣の学校から自分もも参加したいと話がありました。本校の授業の様子を見ていただくことで、来校される方に大きな学びがあるように願っていますが、同時に本校の子どもと職員にも大きな学びのある一日となるようにしていきます。

 

郵便局とカルチャーパークにでかけよう! その2 ー2年 生活科「みんなでつかうまちのしせつ」の学習よりー

秋晴れ。絶好の校外学習日より。

2年生が郵便局とカルチャーパークの校外学習に行きました。

これは、生活科「みんなでつかうまちのしせつ」の学習によるもの。郵便局や遊園地といった自分の生活になくてはならない施設(郵便局)や娯楽を通して生活を楽しくしてくれる施設(遊園地)の見学、体験を通してみんなで使う施設について理解するとともに、見学の中で規則や友だちとなかよくすることを学んできます。

 

 

 

郵便局で学んだ子どもは、次の目的地、カルチャーパークへ。

はやる気持ちを抑えつつ、まずは秋晴れの中、お昼ご飯。

 

 

お昼を食べ終わったら、さあ、お待ちかね。カルチャーパークで遊んでこよう。

「友達となかよくすること」「使うときのきまりや時間を守ること」「安全に気をつけること」が約束です。

さあ、自分たちでチケットを購入して。

いざ、施設の様々なアトラクションへ!!

 

 

① メリーゴーランド

 遊園地定番のメーリーゴーランド。いい気持ち~。(^_^)/

 

② グレートポセイドン

大きな船 ポセイドン号にのると船が大きく前後に揺れ出します。最高地点から低いところに向かうとき、落ちるような感覚になってちょっとスリリング。子どもは、へっちゃら、一緒に乗った大人は大変。

 

 

③ パラトルーパー

キノコのような乗り物が、ぐるぐると回ります。高くなるとちょっと怖い感じに。意外と子どもは涼しい顔。楽しいな。

 

 

④ チェーンタワー

ブランコに乗ってぐるぐる回ります。スピードも結構出ますが、へっちゃらです。

 

 

⑤ ジェットコースター

花形アトラクション、ジェットコースター。怖くないの?

 

 ⑥ 観覧車

高いところに到達したとき、思わず言いたくなることば。「みてぇー。ぼくたちのまち!!」

 

 ⑦ コーヒーカップ

子どもは大好きで、グルグル回すのですが・・・・。あんまり回すとよっちゃうよ。

 

 ⑧ 豆汽車

ドリームランド内をシュッシュッポッポ。

 

 

 

平日でしたので、施設はほぼ貸切状態。大満足の校外学習でした。

「友達となかよくする」「使うときのきまりや時間を守る」「安全に気をつける」全部◎(二重丸)です。

笑顔がいっぱいはじけていました。(^_^)/

 

 

またいきたいですね!!”

 

郵便局とカルチャーパークにでかけよう! その1 ー2年 生活科「みんなでつかうまちのしせつ」の学習よりー

秋晴れ。絶好の校外学習日より。

2年生が郵便局とカルチャーパークの校外学習に行きました。

これは、生活科「みんなでつかうまちのしせつ」の学習によるもの。郵便局や遊園地といった自分の生活になくてはならない施設(郵便局)や娯楽を通して生活を楽しくしてくれる施設(遊園地)の見学、体験を通してみんなで使う施設について理解するとともに、見学の中で規則や友だちとなかよくすることを学んできます。

 

 

1 郡山南郵便局

郡山南郵便局は、須賀川市から北に向かい郡山市に入ってすぐの安積町にあります。

用事がある人は、普段、カウンターのあるスペースしか入りませんが、今回は郵便局のバックヤードに案内してもらい、仕事の内容を教えてもらいながら実際の様子を見せていただきました。

 

広い空間に案内してもらいました。パレット(コンテナ)がいっぱい。

みんなびっくりです。

一体何をするところなのでしょう。

 

 

 

 

「あ!わかった。」

指さす先に「小名浜」の文字。

そうです。ここは配送先ごとに仕分けられ、これから運ばれていく小包を一時仮置くところ、仮置場です。

 

 

 

生鮮食品などは、冷凍・冷蔵が必要です。そんな小包はこちらで保管。大きな冷蔵庫です。

 

 

「ひぇー。寒い、寒い。」と子どもたち。

 

 

 

 

違うエリアに。

なにやらはがきを入れる機械が。入れられたはがきは、すっすっと送られていきます。

一体何の機械なのでしょう?

 

送られたはがきは、ここを通って、脇にあるいくつものはこの中にストンストンと入ります。

 

 

「あ!わかった。」

はこのラベルには地名(地区)が書いてあります。

そうです。ここははがきなどを振り分け、配送先ごとに仕分ける場所。機械は、書かれた郵便番号を瞬時に読み取る機械です。

郵便は、機械の力を借りてこうして仕分けられています。

 

ぼくも、遠くに住んでいるおばあちゃんにお手紙出そうかな。そのとき、ここを通っていくのかな。

そんな気持ちに子どもがなってくれたらうれしいです。

 

 

 

 

桜水健児 躍動 その2  ー岩瀬地区小学校陸上競技交流大会ー

昨日は速報で一日の様子をお知らせしました。

 

 

以下は、学校で撮った写真のうち、昨日アップでなかった競技やスタンドでの子どもの様子です。

ご覧ください。

 

 

 

 

 

「桜水(おうすい)健児」。

第一小学校は桜の木に囲まれていることや大黒池や釈迦堂川など水に囲まれていることなどから「桜水」とい言葉がシンボルとなっていて、よく使っています。

「桜水健児」とは力強い子ばかりを表しているのではありません。

桜の花ように鮮やかで、水の流れのようにしなやかで。。。

子どもの力が存分に発揮された一日でした。