主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
~「やりたい」がつながる学校~
主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
~「やりたい」がつながる学校~
東京書籍4年生国語科の教科書に掲載されている「ランドセルは海を越えて」の執筆者である内堀タケシ氏をお招きして、アフガニスタンの同年齢の子どもたちの生活の様子について、写真をもとに紹介していただいたり、内堀氏がランドセルをアフガニスタンに送り続けている理由や思いを聞かせていただたりするフォトディスカッションを行いました。1・2校時は5年生、3・4校時は4年生、5・6校時は6年生が、写真からアフガニスタンについて学ぶという貴重な時間を過ごすことができました。日曜日に本校に来られ、暑い中にもかかわらず、子どもたちのためにパネルの準備をしてくださった内堀氏。登校した子どもたちは、ふれあい広場に飾られた写真を見て、さぞかしびっくりしたことでしょう。写真には、アフガニスタンの子どもたちの日常が写されており、日本の子どもたちのようにカメラを向けられ笑顔を見せています。しかし、子どもたちの背景に写っている風景が、日本とあまりにも異なり、どうしても風景に目がいってしまいました。空爆をうけた建物や車、岩だらけの山で学ぶ子どもたち、外出する時には顔を布で覆う女子、店番をしている子ども、戦車の前で写真に写る女の子、がれきだらけのところでサッカーをする男の子、登下校中の通学路が険しい岩だらけの道、床に座り真剣に学ぶ子どもたち、机も椅子もないところであっても、学ぶことができる喜びを感じながら勉強に励むアフガニスタンの子どもたち。内堀氏の文章には、「学校は未来につながる希望だ。」「子どもたちは、学校に行く自分のことだけを考えているのではない。」「まわりの人を助け、人の役に立ちたいと思っている。」「まわりに人に助けられながら、自分の命があることを知っているからだ。」と書いてあります。私自身小学生だった頃、こんなに真剣に家族や将来のこと、そして命のことを考えたことはありませんでした。内堀氏と出会い、貴重な学習を通して、子どもたちは何を考えたのでしょうか。
5校時は、校長による国語科(5年)の授業研究を行いました。夏という言葉からイメージできる言葉を、イメージマップにまとめていた5年生。はじめは黙々と書き進めていましたが、ある程度書いた頃から、「夏っていうと〇〇だよね。」とつぶやきが聞こえ初め、グループの友だちと自然に伝え合う姿が見られました。もうすぐ夏休みという時期であること、とにかく暑い日であったことなどから、プールやかき氷という言葉を書いている子どもが多く見られました。イメージマップを使い、次は清少納言の「枕草子」のごとく、「夏は~」で始まる文を考えました。自分のイメージマップや友だちのイメージマップを見ながら、文章を書き進めていた子どもたち。最後は、俳句作りを行いました。子どもたちの頭の中は「夏」でいっぱい。次から次と、俳句が浮かんできたようでした。私が参観した子どもたちの俳句を紹介します。5年Kくん「積乱雲午後の天気は雷雨かな」。理科で学習した「積乱雲」を俳句にしてくれたことが嬉しかったです。5年Sくん「蚊に刺されそこが腫れてかゆくなる」。気持ちが入った俳句ですね。参観しながら、蚊に刺されたところをかいてしまいました。Rさんは、花火からイメージを広げ、「夏は花火 空に上がって 明るく光る きれいだな」まで書いていました。ここから、17文字にするためにどの言葉を削っていこうかと悩む姿が見られました。伝えたい情景や体験を、たった17文字に凝縮して考える俳句は、とても高度な学習ですね。Sさんの俳句の仕上がりが、とても楽しみです。5年生は、校長による授業で学んだことをいかして、7月のうつみね集に投句をする予定です。きっと力作ぞろいでしょうね。写真を見るとお分かりだと思いますが、グループ学習では、子どもたちが向き合って話し合いをするため、透明なコの字のしきりを付けています。そのため、友だちとの距離が近くても、マスクとしきりの2重の対策を行っているため、安心してグループ活動を行うことができました。
19日(月)は、4年生の国語科の教科書P107~P113に載っている「ランドセルは海をこえて」の作家でもあり、写真家でもある「内堀タケシ」氏をお招きして、フォトディスカッションを行います。4年生の国語科の教科書のP104にも取り上げてられている有名な本で、昨年度学習をした5年生もこのお話を学んでいます。教科書の文の書き出しは、「ぼくは、今アフガニスタンに向かっている。日本で使われなくなったランドセルをアフガニスタンへおくる活動を写真にのこすためだ。ぼくは、十年以上、毎年アフガニスタンへ行って、写真をとっている。空と土。人々のくらし。そして、日本からおくられたランドセルと子どもたちを。写真を通して、ぼくが目にしたことを君たちに知ってもらいたいから。」と書いてあります。白江小学校出身で、現在岩瀬中学校の中学1年生は、昨年度ムシテックでの体験学習の時に、内堀さんと一緒に放射線について学びました。また帰校後に、教室でも講話をいただきました。内堀さんの自署「フクシマ」には、現在の中学1年生がムシテックで学ぶ様子も掲載されています。19日(月)は、1・2校時が4年生、3・4校時が5年生、5・6校時が6年生の予定で実施します。内堀氏に、アフガニスタンの同年齢の子どもたちの生活の様子について、写真をもとに紹介していただいたり、内堀氏がランドセルをアフガニスタンに送り続けている理由や思いを聞かせていただいたりする活動を通して、白江小学校の教育目標である「社会には多様な考えや価値観があることを知り、それを互いに尊重しようとする児童の育成を図る。」につながると思います。月曜日が、とても楽しみです。あぶくま時報にも、須賀川市長様と内堀氏の写真が掲載されてありました。見出しは、「今後も海外の状況を伝えたい」です。内堀氏の本を紹介させていただきます。
今日の5校時は、第5回授業研究会を行います。白江小学校では、「主体的・対話的で深い学びの実現を通して」という研究主題のもと、「子どもの学ぶ姿から、教師自らが学んだこと」を交流する研修を行っています。年間15回計画しており、①5月28日(3年生)②6月4日(4年生)③6月11日(すこやか)④6月25日(5年生)⑤7月16日(5年生:校長)⑥9月2日(2年生)⑦9月24日(6年生)⑧10月1日(1年生)⑨10月21日(5年生か6年生:教務)⑩11月2日(4年生)⑪11月15日(5年生)⑫12月10日(1年生)⑬1月12日(6年生)⑭2月14日(3年生)⑮2月28日(2年生)の予定になります。本日は、5年生の子どもたちと校長の国語科の授業になります。小単元「夏の夜」を学習します。教科書では、清少納言が書いた「枕草子」に綴られている「夏の風景」を学習します。古文の中では親しみやすい作品なので、音読を通して言葉の響きやリズムに親しむことができそうです。また、月1回「うつみね集」に投句している俳句作りも行う予定です。「枕草子」と言えば、学生時代に学習した時、「~をかし」が現代に使っている「おかしい」の意味ではなく「趣がある。美しくて心がひかれる。」ということだけ、鮮明に記憶しています。では、「枕草子」の夏の部分を紹介します。夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。学生時代、暗唱したことを思い出しますね。本日の福島県は、最高気温36度になるそうです。気象用語では、最高気温30度以上の日を「真夏日」といいますね。この漢字3文字を見ただけで、暑く感じてしまいます。保護者の皆様も、熱中症に気をつけてお過ごしください。
今日は、前日に実施した2年生以外が、校内水泳記録会を行いました。2校時に実施したのは3・4年生。3校時に実施したのは1・5・6年生でした。2校時が終わり、1・5・6年生が水着に着替えて、ピロティーに出たところ、突然の大雨が!「この雨では、水泳記録会はできないかな?」と、誰もが心配になっていたところ、あっという間に雨があがりました。1・5・6年生のやる気に圧倒され、雨も降ることをやめたのかもしれませんね。3校時は、じりじりと暑い中での実施となりました。1年生の校内水泳記録会の着順をみていたのですが、友だちに負けないぞという気持ちが、スタートの姿勢からも見て分かりました。7m水中かけっこ・7mビート板バタ足・水中石拾い・壁蹴りけのびの4種目から2種目を選んで参加をしていた1年生。「やった~3位に入れた!」など、自分の成長や伸びを感じていたようです。記録会が終わると、全員がビート板を使ってバタ足の練習を始めました。「ビート板がなくても浮けるよ!先生見て!」と、あちらこちらから声がかかりました。「できた!」という素敵な瞬間をたくさん見ることができて、幸せな気持ちになった1年生の水泳記録会でした。同じ3校時に実施した5・6年生の校内水泳記録会。1年生が終わった後に、記録を測定することになり、子どもたちのがんばりを間近で見ることができました。3・4年生の水泳記録会は、授業のため見ることができませんでしたが、今年度大きなプールでの学習をはじめたばかりの3・4年生ですが、練習の成果をだしきり、頑張ることができたようです。
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