夏からイメージできる言葉

5校時は、校長による国語科(5年)の授業研究を行いました。夏という言葉からイメージできる言葉を、イメージマップにまとめていた5年生。はじめは黙々と書き進めていましたが、ある程度書いた頃から、「夏っていうと〇〇だよね。」とつぶやきが聞こえ初め、グループの友だちと自然に伝え合う姿が見られました。もうすぐ夏休みという時期であること、とにかく暑い日であったことなどから、プールやかき氷という言葉を書いている子どもが多く見られました。イメージマップを使い、次は清少納言の「枕草子」のごとく、「夏は~」で始まる文を考えました。自分のイメージマップや友だちのイメージマップを見ながら、文章を書き進めていた子どもたち。最後は、俳句作りを行いました。子どもたちの頭の中は「夏」でいっぱい。次から次と、俳句が浮かんできたようでした。私が参観した子どもたちの俳句を紹介します。5年Kくん「積乱雲午後の天気は雷雨かな」。理科で学習した「積乱雲」を俳句にしてくれたことが嬉しかったです。5年Sくん「蚊に刺されそこが腫れてかゆくなる」。気持ちが入った俳句ですね。参観しながら、蚊に刺されたところをかいてしまいました。Rさんは、花火からイメージを広げ、「夏は花火 空に上がって 明るく光る きれいだな」まで書いていました。ここから、17文字にするためにどの言葉を削っていこうかと悩む姿が見られました。伝えたい情景や体験を、たった17文字に凝縮して考える俳句は、とても高度な学習ですね。Sさんの俳句の仕上がりが、とても楽しみです。5年生は、校長による授業で学んだことをいかして、7月のうつみね集に投句をする予定です。きっと力作ぞろいでしょうね。写真を見るとお分かりだと思いますが、グループ学習では、子どもたちが向き合って話し合いをするため、透明なコの字のしきりを付けています。そのため、友だちとの距離が近くても、マスクとしきりの2重の対策を行っているため、安心してグループ活動を行うことができました。