主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
~「やりたい」がつながる学校~
主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
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6年間の学習・生活の総まとめである修学旅行に出発した6年生。修学旅行のねらいは、
①集団生活に必要なルールやマナーなどを習得する。
②旅行先の自然・文化・歴史などに関して、見聞を広める。
③友達と寝食を共にし、これまで気づかなかった自他のよさに気づき、友情を深める。
コロナウイルス感染防止により、修学旅行の実施について時期や内容など適切であるか考えた結果、予定通り実施することになりました。バスの座席も、2人席を1人で座るなど友だちとの間隔を取りながら、出発した6年生。
学校に7時10分までに登校し、出発式を行いました。これからの予定をお知らせします。
学校出発7:30→五色沼自然体験学習9:00~11:00→昼食→飯盛山見学(さがえ堂・白虎隊記念館)13:00~15:00→学校到着16:30
天気にも恵まれ、五色沼の自然を堪能し、郷土福島の会津地方の歴史を学ぶ、学び多い1日になりそうです。
2回に分けて安積疎水関係の見学の様子を伝えてきましたが、今回は昼食の後に友だちと元気に遊ぶ子どもたちの様子を紹介したいと思います。コロナウイルス感染防止の対策を取りながらの学校生活は、制限されることが多く、子どもたちなりにストレスがたまっていることと思います。そんな中、昼食後の時間には、郡山にある逢瀬公園で楽しく遊ぶ4年生の姿が見られました。豪華弁当の写真と共に、元気いっぱいに走り回る4年生の姿をご覧ください。コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、子どもたちの心からの笑顔が戻る日を持ち望んでいます。引き続き、今できる予防に努めていきましょう。
part①の続きです。
はじめに見学をしたのは、『上戸取水口』でした。ここでは、安積疎水事務所の方に案内をしていただき、猪苗代湖の水を集めている場所を見学させていただきました。今は水量の増減を機械で制御しているのですが、昔は人が目で見て水量を調整していたと教えていただきました。安積平野へ送る水を猪苗代湖から取り入れていて、上から見ると三角形の形をしていました。三角形の秘密は、太陽の光を集めやすいためなのだそうです。理由は、畑に流す水は温かい方がいいため、太陽の光で温める必要があるそうです。この建物の入り口には、明治時代に水が通っていたトンネルの跡も残されていました。
次に見学をしたのは、『田子沼分水工』でした。ここは深い洞窟みたいで、地下に向かって百段くらいの階段を降りていきました。湿度も高く、少し怖かったです。安積疎水と、新安積用水に水を分けていました。猪苗代湖から流れてきた水を、左右に分水している施設を見学させていただきました。左側は本宮市や郡山市に、右側は白江地区方面に流れているそうです。地下にある階段を降り、たどり着いたその先には大きな音がして、水量の力強さを感じることができました。
3番目に見学をしたのは、『水力発電所』でした。とても大きな施設にまずびっくりしました。水の流れは見えない施設でしたが、水が通っている太いパイプを見ることができました。この『沼上発電所』は、安積疎水の工事から20年くらい後にできたそうです。日本で2番目にできた発電所で、当時すごい評判だったそうです。これまた他県の方に自慢できることですね。ここで作る電気のおかげで、郡山にはたくさんの工場ができて、町がどんどん発展していったそうです。たくさんの機械が並んでいて、落差で水のエネルギーを高め、タービンが回って電気を起こすそうです。2200KWも発電できるそうです。普通の家だと、2000軒くらいに電気が引けるそうです。
昼食は、バスでもお世話になった成田温泉のお弁当をいいただきました。写真にあるとおり、とても豪華なお弁当をいただきました。「ママの作ったお弁当の次においしい。」という女の子のつぶやきがあったように、とてもおいしいお弁当を食べました。その後食事休憩を兼ねて、逢瀬公園の遊具で30分間ほど遊んだ4年生。久しぶりに友だちと外で遊ぶことの楽しさを味わっていました。
午後からは、星野正さん・相楽儀雄さん・岡部清さんの3名の講師の方にお世話になり、長沼・白江方面に向かいました。私が1番感動したのは、先人の知恵がぎゅっと集結されてできた『須賀川円筒分水』です。猪苗代湖から来た水が筒の下に潜り込み、円筒の中心からわき上がります。そして、円筒の横にあいている穴から2つの水路に均等に水を送っていました。円筒分水の美しい形にも感動しましたが、このような仕組みを作った先日の知恵にただただ感動しながら見ていました。
最後は、白江小学校学区の畑田にある『農村を流れる水路』です。遠く離れた猪苗代湖から上戸取水口→田子沼分水工→沼上発電所→熱海頭首工→新安積幹線用水路→そして白江地区へと流れている水路。このような水路は、安積平野の中にたくさんはりめぐらせています。水路の合計は366km。郡山から富士インターまでの距離に相当します。水路は編み目のようになっていて、まるで水路は人間の血管みたいですね。3名の講師の方より、「昔泳ぎの練習をこの水路でやったんだよ。」と教えていただきました。実り多い見学学習になりました。猪苗代湖や安積疎水に携わった多くの方に感謝の気持ちをもち、水を大切にしていきたいですね。
4年生は、社会科の学習で『猪苗代湖』『田子沼』『水力発電所』『須賀川円筒分水』『畑田地区白江幹線』の見学に行きました。安積疎水事務所の方に大変お世話になり、成田温泉の方がバスを出してくださいました。4年生18名と担任・教務の2名、『須賀川円筒分水』『畑田地区白江幹線』に詳しい3名の講師の方と一緒に、1日バスでの学習を行いました。講師の方は、星野正さん・相楽儀雄さん・岡部清さんの3名です。安積疎水にとても詳しい方で、安積疎水の歴史まで教えてくださいました。
まずはじめに向かったのは、猪苗代湖です。バスの中で、疎水について教えていただきました。農業・飲料・発電などの用途で、利水のために築いた水路のことで、中でもベスト3に選ばれるのが三大疎水であるそうです。福島県の安積疎水・栃木県の那須疎水・琵琶湖の水を京都に引いた琵琶湖疎水。この3つの疎水は、明治初年の殖産興業を背景にした国家プロジェクトで築かれたという共通点があることがわかりました。この三大疎水の中で、最初に築かれたのが、猪苗代湖の水を郡山に通水した安積疎水です。福島県が1番はじめとは、他県の方々に自慢できますね。
明治初年、激動する時代を背景に、武士の失業問題が大きな政治課題になり、各地でわき上がる不平士族の反乱。明治9年、明治天皇の東北巡行の下見に訪れた大久保利通は、困窮した武士を救い氏族授産を兼ねたモデル事業として、安積疎水の掘削を提案したそうです。明治11年、久留米藩など全国9藩の旧藩士2000人を動員して、猪苗代湖の水を安積原野に引く工事が始まったそうです。
4年生の子どもたちは、社会科の学習で安積疎水について学んできましたが、このような歴史があったとは、新しい発見がありましたね。この続きは、part②でお知らせします。
先週末から、だんだん秋らしくなってきましたね。今日は、長袖を着て登校する子どもたちの姿が見られました。急に涼しくなったので、風邪をひかないように気をつけたいですね。4年生は明日、安積疎水関係の見学学習に行きます。白江地区は、県内有数の米作地帯であり、地区内を流れる安積疎水は豊かな水資源を提供してくれるので、稲作の安定した生産を支えてくれています。その安積疎水関連施設を見学することにより、先人の多くの努力を知るとともに、維持管理の大切さなどを理解することをねらいとして、見学に行ってきます。
明日の日程をお知らせします。
1 期 日 令和3年9月7日(火)8:30~15:30 ※雨天決行
2 目的地 猪苗代方面(上戸取水口・疎水発電所) 長沼・須賀川方面(円筒分水・白江小学校学区内)
3 交通手段 安積疎水事務所手配のバス
4 日 程 8:30 学校出発 →9:15~10:00 猪苗代湖(上戸取水口)→10:15~11:00 田子沼 →11:20~11:45 水力発電所 →12:30~13:30 昼食(郡山逢瀬公園)→14:00~14:30 須賀川円筒分水 →14:40~15:10白江小学校 →15:30 下校予定
5 持ち物・服装
リュック・探検バック・学習シート・筆記用具・水筒・ハンカチ・ちり紙・私服(動きやすい服装)履き慣れた運動靴・マスク着用(予備用マスクも持参)・紅白帽子・酔い止め薬(バスに酔いやすい人は帰りの分もあると安心ですね。)
4年生のみなさん、明日楽しみですね。教科書や資料で学んだことを、実際に見ることで深い理解につながることと思います。
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