小塩江中はコロナウイルスに負けない!

2023年5月の記事一覧

コミュタン福島に行ってきました!

 5月12日(金)、全校生で三春町のコミュタン福島に行ってきました。放射線や環境問題を理解し、環境の回復と創造への意識を深めるための展示が整えられています。別名「福島県環境創造センター」とも呼ばれている施設です。

 今回は放射線教育の一環としての訪問です。人気施設にもかかわらず、約3時間半にわたってスタッフの方がついてくださった上、ほとんど貸し切りという幸運に恵まれました。子どもたちは丁寧な説明を受けながら、霧箱という器具で目に見えない放射線の存在を実感したり、県内のモニタリングポストをリアルタイムで俯瞰する展示を見たりして、放射線を正しく管理することの重要性を感じたようです。

 コミュタン福島には放射線の他にも、震災や再生可能エネルギーについて学べる展示がたくさんあります。生徒に一番人気だったのは、地形に見立てた砂場を操作することで、いろいろな発電方法のバランスを調整しながらカーボンニュートラルを目指すというプロジェクションマッピングの展示でした。みな(実は教職員も)夢中で砂場に手を入れ、地形と発電の関係を楽しく学ぶことができました。

 

前期生徒会総会が行われました!

 5月10日(水)6校時に前期生徒会総会が行われました。本校生徒会は3つの専門委員会と4つの常設・特設部から構成されています。ひとりで複数の役員を兼ねている生徒もいますが、タブレット端末を駆使しながら効率的に準備を進めてきました。

 生徒会本部のあいさつで総会が始まると、前日の和やかなリハーサルとは一転、ピリッとした緊張感の中で議事が進められました。活動計画の発表の後には、全校生が質問席に立ち、各委員会・部活動・学校に対する意見・要望を述べました。先輩や後輩という関係を超えて、皆で学校をより良くしたいという気持ちがひしひしと伝わってくる白熱の議論でした。

 生徒会という組織は、実際に国や自治体を動かしているのと同じシステムで成り立っています。日頃から熱心に自分の役割を果たしながら、生徒会全体にも関心を払える本校の子どもたち。立派な主権者として社会に羽ばたいてくれる日が楽しみに感じられる総会でした。

田植えについての学習を行いました!

 5月9日(火)の6校時に、田植えに向けた事前学習を行いました。本校では、小塩江コミュニティセンター主催の三世代交流事業「農業体験」を伝統的に実施しており、所長の高坂様をお迎えしてお話を伺いました。

 スクリーンに映し出されたのは、およそ50年前の旧岩瀬村。共同農地である結(ゆい)を舞台に田んぼの1年を追った、歴史ある貴重な映像でした。ここには苗代づくりに始まり、しろかき、田植え、田の管理、稲刈り、脱穀までの米作りと収穫したお米の売り上げで農作業に関わった方々が温泉旅行に出かける様子が記録されていました。子どもたちは稲作と向き合う人々の生き生きとした表情を食い入るように見つめていました。授業後の感想を見ると、稲作の方法や技術を学んだことはもちろん、当時の人々が、農作業の合間にジュースをおいしそうに飲んで一服する姿や、腰を曲げ続ける作業の過酷さも印象に残ったようです。

 高坂所長さんは映像を説明されるなかで、田んぼを巡る仕事が地域の重要なコミュニティの場であったことを強調されていました。世代間の交流が少なくなったといわれて久しい時代です。小塩江小学校や老人会の皆さんとともに汗を流してお米づくりに関わり、収穫していただくという体験が、子どもたちの大きな財産となってくれることを期待しています。