小塩江中はコロナウイルスに負けない!

2024年3月の記事一覧

あの日から13年~震災学習~

 東日本大震災から13年を迎える3月11日(月)に合わせて、震災学習を行いました。

 事前学習として、朝の読書の時間に全校生で集まり、学校司書の髙橋先生に読み聞かせをしていただきました。読んでいただいたのは、わすれなぐさ著『ふくしまからのメッセージ』。原発事故や、その風評被害を乗り越えてきたふくしまの先人たちの思いを伝える作品です。生徒たちは真っ直ぐな目で絵を見ながら、読み聞かせに耳を傾けています。

 6時間目には小塩江小学校から5・6年生の皆さんを加えて、講話をいただきました。講師は「富岡町3.11を語る会」語り部の渡辺様。講話に先立ち、震災で犠牲になった方に黙とうを捧げます。

 

 

 

 

 

 

 渡辺さんは富岡町で被災後、原発事故の影響で避難生活を経験されました。厳しい居住制限を経て、町民がすっかり減ってしまった現状を説明してくださっています。

 

 

 

 

 

 あの日、富岡町には20メートルを超える大津波がやってきたそうです。渡辺さんは「災害を完全に防ぐのは不可能」、「最大の防御は自分自身」と繰り返されていました。

 講話の最後には、避難生活の経験を「震災から3年が経って、ようやく人とのつながりを失った寂しさを感じた」、「みんなには今いる友達とのつながりを大切に、幸せになってほしい」と振り返っておられました。生徒からは「助けられた自分の命を大切にしたい」、「(震災のことを)一生忘れることなく、災害に備えていきたい」など、多くの感想が聞かれました。

 今頃は中学生になっていたはずの子どもたちもたくさん犠牲になった東日本大震災。災害を他人事だと思わずに、未来に命をつないでいくための取り組みを続けていきます。

 

本番さながらの緊張感で~卒業式予行練習~

 3月8日(金)の3・4校時に、卒業式の予行練習を行いました。会場に集まると特に確認事項もなく、いきなり予行を開始。本番と全く同じ流れ、緊張感の中で進行します。

 在校生にとっても見せ場となる式歌です。式中は寒い中でじっとしているので、声が出しづらいコンディションかもしれません。それでも、それぞれの感謝の気持ちを形にしようと、全員が懸命に歌っていました。

 卒業式まであと5日。大好きな先輩たちの背中をしっかりと目に焼き付け、心を込めて送り出します。

3年生へ、今までありがとう!~3年生を送る会~

 3月7日(木)の5校時は生徒会主催の3年生を送る会が行われました。期末試験や模擬議会で忙しい合間を縫って、約2週間で準備を進めてきました。4校時目の準備の時間には、生徒会役員だけでなく、1・2年生全員で会場を飾り付けました。50分で完成させたとは思えない、上々の仕上がりです。

 本日の主役、3年生が入場。実行委員長が「みんなで楽しみましょう!」と呼びかけました。

 今年のレクリエーションは「絵しりとり」。ICTを活用して、準備は簡単に、大画面に映し出してよりわかりやすいように企画しました。先生方も全員参加して、大盛り上がりの様子をお届けします。

  3年生にプレゼントの贈呈です。照れくさい様子もありつつ、感謝の気持ちを伝えることができました。

 最後は毎年恒例の歌のプレゼント。もうすぐお別れする先輩の顔を見て、歌っている1年生の方が感極まってしまう一幕もありました。

 行事で全校写真を撮るのもこれが最後です。3年生からは「最後にレクリエーションでより一層仲良くなれた」、「歌のプレゼントでとても感動した」などの感想がありました。卒業式まであと6日。感謝と寂しさのスパイラルが、日に日に高まっていきます。

感謝の気持ちで磨きあげる愛校作業

 2月29日(木)6校時に全校生で愛校作業を行いました。校舎の窓拭きや窓枠の蜘蛛の巣やゴミとり、ベランダ清掃など、1時間かけてきれいにしました。ガラスが見違えるほど透き通り、美しく輝きました。心までがすっきりしたのか、作業を終えた子どもたちの表情も明るくさわやかでした。