2023年1月の記事一覧

小正月を楽しむ~だんごさし

生活科の学習で、だんごさしを行った1・2年生。エプロン・三角巾を身につけ、楽しみにしていた子どもたち。白江小学校では、毎年生活科の学習で『だんごさし』を行っています。私自身よく分からなかったので、だんごさしについて調べてみました。

小正月とは、元旦を中心とした大正月に対して十五日を中心とした正月のことを言います。団子さしで使うだんごは「くだけ米」を使い、「みず木=だんごの木」にさします。そこに、ふなせんべいのだいこくさま、えびすさま、千両箱、宝船、まゆ玉、打ち出の小槌、鯛、俵、大判・小判などをつりさげ、茶の間の中柱に飾ります。みず木は赤味を帯び、枝先が太くその先に新芽がついていて、その芽を欠いてだんごをさします。これを、茶の間に飾ると赤い木の枝と、あざやかできれいな色とりどりのふなせんべいやだんごで、まるで花が咲いたように美しく感じられるというものです。だんごさしには、豊作祈願・一家繁栄・豊かな生活などの願いがこめられているそうです。

今は食べ物の豊かな時代ですが昔は、農家の方が一生懸命つくられたお米を、くだけたお米でも捨てることなく大切に食べてきたことがよくわかりますね。昔の人々の知恵やその心を大切にして、これらの行事が色褪せることなく次の世代に受け継がれ伝えられたら素晴らしいと思います。

みず木は、3・4年生が総合的な学習の時間に、畑の先生として大変お世話になっている石井さんよりいただきました。いつもありがとうございます。

日本の年中行事を大切にしている生活科。子どもたちは、だんごさしの由来を理解しながら学習を進めることができました。グループで作業を分担し、手際よく活動をしていました。白い団子が赤・緑・黄の粉で色が変わり、パステルカラーのかわいらしい団子になりました。それを、どのように配置するか友達と相談する姿が見られました。

凧揚げで楽しむ1年生

1年生の生活科に、『冬を楽しもう』という単元があります。その中で校庭で冬を探したり、先日行っただんごさしをやったり、学習を進めているところです。1年生の子どもたちは、冬の遊びの1つである『凧』を作り凧揚げを楽しみました。昭和の頃は、広場で凧揚げをしている友達もいましたが、令和になり凧揚げをする子どもたちの姿を見る機会は、ほとんどありませんね。テレビのアニメで見るくらいです。日本の伝統的な遊びを味わうことができる生活科は、大切な学習だと感じております。風の力でふわっと舞い上がる友達の凧を見合いながら、どのようにすると空高く舞い上がるのか考えることも、楽しかったことでしょうね。

自立活動『食事会をしよう』

昨日の2~4校時、自立活動で『食事会をしよう』を学習したすこやか学級のこどもたち。家庭科を学習している5・6年生なので、担任は温かく見守るだけで全てこどもたちで進めていたと聞き、驚きました。お皿や調理器具を洗うところから、材料を切る→材料を炒める→盛りつける→使ったものを洗い片付けるという多くの作業工程を、協力して行うことができたそうです。作った献立は、焼きそばとクッキーです。作り方は、子どもたちが自ら調べたそうです。2人の好きなものを相談したり、簡単にできる作り方を探したり、工夫して調べ学習をすることができたようです。

自立活動の計画を見ると、7月には『お誕生会をしようⅠ』、9月には『楽しい食事』、そして12月に『お誕生会をしようⅡ』がありましたが、コロナウイルス感染防止により調理実習を行うことができなかったので、延期となっていたそうです。子どもたちは、朝からうきうきした様子が見られ、2校時の準備から張りきっている姿が見られました。協力して作り上げた焼きそばもクッキーも、忘れられないおいしさだったことでしょう。職員室に、クッキーのお裾分けをいただきました。手作りを感じる優しい味わいのクッキーに、心もお腹も癒やされました。子どもたちの優しさが、伝わってくる味でした。この経験を、家庭でもいかしていけるといいですね。

ユネスコ世界平和作文を全校生に

高学年の子どもたちが、2学期末から冬休みにかけて取り組んできた『ユネスコ世界平和作文』。子どもたちは、自分なりの目線で『平和』の大切さについて考え、意見文を書いてきました。自分や友達・家族という身近なところから、世界へと目を向けた素晴らしい作文ばかりでした。今、白江小学校では給食の時間に、そのユネスコ世界平和作文に出品した子どもたちが、2名ずつ放送で作文を読んでいます。全校生の前で放送することは、子どもたちにとってとても緊張するようです。5年生から始まったこの作文発表も、今日で4日目。8名の発表を聞くことができました。高学年のトップバッターとして発表をした5年女子のMさん。ふれあい広場の前で会った時に、内容や発表の素晴らしかったところを伝えたところ、「1番目の発表だったので、すごく緊張しました。」と、話してくれました。松なみ集会でも発表する場はほとんどなく、学習発表会の他に発表する場がないため、貴重な時間となりました。5年生が終わった後は、6年生の発表になります。6年生にとっては2回目となる『ユネスコ世界平和作文』。小学校の集大成としての作文なので、いろいろな思いが詰まった作文になっています。放送委員会の曜日ごと決まった内容の放送もいいですが、このような子どもたちの発表の場を設けるのもいいですね。先生方からは、発表をした子どもたちへ、感想を書いたお手紙などが寄せられています。静まりかえった給食の時間に、心が温かくなる作文を聞き、よりおいしく給食を食べている白江小学校の子どもたちです。

 

校長先生と6年生の楽しい思い出

卒業まで残りわずかとなった6年生。鼓笛隊・旗揚げ当番・児童会当番活動など、日々の生活の中で、下級生のよいお手本になっています。ひとつひとつの行事を大切に、残り少ない小学校生活をかみしめながら、充実した毎日を過ごしている6年生です。そんな6年生の今朝の出来事です。朝の会の時間に、校長先生と一緒に歴史クイズを行い、楽しい時間を過ごしました。自由民権運動で知られる板垣退助の襲撃場面を寸劇で行い、板垣退助の最後の言葉を当てるというクイズでした。板垣退助を襲撃した相原尚褧役を校長先生、板垣退助役を6年生女子が行い、白熱の演技に教室は大盛り上がりでした。6年生にとって楽しい小学校生活の思い出がまたひとつ増えたのではないでしょうか。卒業まで残りわずかですが、あらゆる場面で在校生に白江小学校の伝統を引き継ごうと頑張ってくれている6年生。在校生たちは、その姿を目に焼き付けながら、優しい6年生と過ごせる日々を大切に過ごしています。