主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
~「やりたい」がつながる学校~
主体的・協同的に学び、豊かな心でたくましく生きぬく子どもの育成
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少し前になってしまいますが、6年生の理科「てこのはたらき」の学習で、てこのきまりのおもしろさや有用性を味わって欲しいということで、モビールを作りました。これまでてこや実験用てこで学習してきたことを生かして、釣り合いを利用したおもちゃ作りを行いました。①折り紙を折って好きな形を3つつくる。②ストローの両端に折り紙を1つずつつける。③釣り合う位置に糸をつける。④新しいストローの両端に先ほど②で作ったモビールと、残っている折り紙1つをつけて、釣り合うように糸をつけるという手順です。①②③までは、簡単にできた6年生。しかし、大変なのはここからで、ストローは1階・2階のようになりますし、1つのモビールをたった1つの折り紙を使って釣り合わせるという難しさ。「誰か助けて~。」「こっちを持っていて~。」と、友だちと協力しながら作る姿が見られました。てこのきまりは理解しているものの、釣り合わせることの難しさと、できた時の達成感を味わっていた6年生でした。また、日頃折り紙を折るという経験が少ないようで、「何を折ってもいいですよ。」と伝えると、「何が折れるかな。」と自分に問いかけている姿が見られました。クリスマスにはかなり早かったのですが、玄関に飾っておいても素敵なモビールができあがりました。
1年生の図工「いっしょにおさんぽ」では、一緒に散歩に行きたい仲間を思い浮かべて表したいことを見付け、いろいろな形などを捉えながら、形を選んだり考えたりして、表したいことを工夫して粘土で表すことを学習しました。粘土を使って「ひねりだし」という手法を学び、粘土の塊から、手や足の部分をひねり出して、自分と動物を作ることができました。頭の中でイメージした自分や動物を、粘土を使って表現することができました。
子どもたちと粘土との相性はとてもよく、①手や指の発達を促す②科学的に物を考える力を伸ばす③創造力を育む④コミュニケーション能力を培うことができます。
★つまむ・丸める・伸ばすなど、粘土学習では手先を細かく動かすことが必要になります。そうした動きを繰り返すことで手先が器用になるだけでなく、手や指を使うことによる刺激が脳に伝わり、脳の発達も促すといわれています。★粘土学習を繰り返す中で、伸ばしたりつまんだりすることでどのように粘土の形が変わるのか、イメージができるようになります。自分の行動がどんな結果につながるか、という科学的な物の考え方を育むことができると思います。★粘土はやわらかく、イメージ通りの形を作りやすいので、創造性を育む効果も期待できます。また大人からはただの丸に見えるものでも、子どもにとってはボールだったりお団子だったりと豊かな想像力も得られるかもしれませんね。★粘土の独特の手触りは、安心感を与えるといわれています。心が安定していれば、円満な人間関係を構築しやすいでしょうね。またお友だちといっしょに作品を作ったり、お互いの作品を見せあったりすることはいいコミュニケーションになります。
1年生の国語「ものの名まえ」という学習があります。この学習では、「ものには、ひとつひとつに名前がついています。」「ひとつひとつのものをまとめてつけた名前もあります。」というように、まとまりごとに内容を読み、上位語・下位語について覚えました。単元の後半では、物の名前を集めてお店屋さんごっこをする活動があります。①店を開くグループとお客になるグループに分かれる。②売る物を考えて名前を集め、カードに名前と絵をかく。③お役と店の人に分かれて買い物をする。このお店屋さんごっこの活動では、3年生がお客として来てくれました。1年生が、ひとつひとつの名前カードを作り、1人ずつの自分のお店を開店。3年生は自分が持っているお金で、1年生のお店から「~をください。」と伝え買い物をしました。1年生は、3年生に名前カードを売るという相手意識をしっかりともった活動を通して、あいさつをしたりせつめいをしたりするなど、会話を学ぶことができました。異学年での交流を通して、学習に深まりと広がりがでたことでしょう。
12月3日(金)の5校時は、校内授業研究会を行いました。6年生の社会科の授業で、「江戸幕府はなぜ鎖国をする必要があったのか。」について学習をしました。年表を見ながら時代の流れを確認し、①キリスト教②身分制度③神の前ではみな平等④島原・天草一揆⑤貿易という5つのキーワードについて簡単な説明があった後、、教科書や資料集を見ながら、鎖国をする必要性について調べていた6年生。難しい言葉が多く、黙々と資料を読み込む姿が見られました。その後キーワードを使いながら、年表に戻り時代の流れを確認していきました。あっという間の45分間でした。この続きは、次時に行うそうです。教科書や資料集から、新しい発見がたくさんあった子どもたちでした。
9日の昼休みに、環境委員会の子どもたちがビオラを植えてくれました。用務員の山田さんに指導を受けながら、校門からプロティに向かう道に、たくさんのビオラを植えました。冬になると、自然界の色が少なくなってきますが、色とりどりのビオラが咲いている白江小学校は、明るく素敵です。子どもたちが、毎朝登校する時に通っている道なので、子どもたちもこの「花の道」を気に入っていることでしょう。環境委員会の皆さん、ありがとうございました。
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