「保健だより」の「コラム」より
安齋養護教諭が出している本校の「保健だより」に、次のような「コラム」が紹介されていました。少し長いのですが、ご紹介いたします。
仕上げみがきの幸せ
我が家には、二人の男の子がいます。上の子は現在中学生。下の子は小学4年生です。上の子が小さい頃、歯みがきは親の力(意地?)の見せどころと、様々な手で歯みがきに取り組みました。ガーゼで歯をぬぐうところから始まり、歌をうたったり、絵本を見せたり、むし歯の恐ろしさを語ったり。機嫌の悪いときは、足の間に子どもをはさみ、強引に歯を磨いたこともあります。
下の子は、力を使い果たした感もありますが、比較的本人の歯みがきを尊重し(?)、適当に脅しながらたまの仕上げみがきでしのいできました。唯一手をかけたのは、子どもの成長に合わせ洗面所の壁に鏡を貼ったこと。歯みがきも、生えかわりも自分の目でよく見てほしかったからです。
仕上げみがきは3・4年生の生え替りの激しい時期まで、むし歯予防の強い味方です。膝の上で力を抜き、大きい口を開けてさらけ出す姿は、安心と信頼なくてはできません。眠気を誘う優しい仕上げみがきは、される方もする方も至福の時なのです。
ちなみに、昨夜中学坊主に仕上げみがきを誘ってみましたが、「いい」の一言。子どもが膝に頭をのせてくれる時期は、そう長くはなさそうです。<A.S>