メディアコントロールについて
2月19日(金)に1・2年の3学期末テストを行いました。その一週間前から、メディアコントロールを各家庭にお願いしました。
期末テストの結果は先週、生徒に渡されていると思いますが、5教科のテストの結果と、メディアコントロールの関連について分析をしてみたところ、特に一週間のスマホ利用時間とテスト結果が大きく関係していましたので、お知らせします。
上の表は1年生のものです。一週間のスマホの利用時間が2時間以下の生徒が28人いますが、そのうちの18人(64.3%)が学年の平均点(294.7点)を超えています。反対に週2時間以上使用した生徒14人中9人(同じく64.3%)、半分以上の生徒が平均点以下でした。
総使用時間が一週間で2時間というと、1日平均にすれば20分弱ですから、少ないように思いますが、それでも「ちりも積もれば」ですし、上の結果が全てです。週3時間なら1日平均25分、週4時間なら1日平均30分以上となります。1日の利用時間が短ければ短いほど、テストの点数に反映されてくるわけです。
2年生も、類似した結果となっています。スマホ週2時間以下の生徒14人中6人が学年の平均点(289.4点)以上と、平均点を超えた生徒は半分以下ですが、週2時間以上利用した生徒で見ると、29人中15人(51.7%)の生徒が平均点以下の結果となりました。
週8時間以上(1日平均70分以上)利用している生徒が8人いますが、その内5人は平均点以下でした。
スマホ利用の全てが悪いとは言いません。中には学習の中で調べ物をするために利用した生徒もいます。
やはり、学習に関係ない利用(ゲーム・各種アプリ・LINE・その他SNS)は時間が長くなれば、間違いなく反比例して家庭での学習時間は削られるはずです。それと同時に、睡眠時間なども削られているのではないでしょうか。
前にもお話ししましたが、スマホを利用しているのは生徒でも、管理するのは、保護者や家族です。生徒自身で利用全般についてきちんとコントロールできるのが理想ですが、それができない時があるならば、保護者や年長の家族がコントロールしてください。
メディアコントロールの第一歩は、「ルール作り」です。きちんとした明確なルールがあるからこそ、自制し、自律できるのです。学習とスマホ、どちらが大事なのか、お考え下さい。
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