小塩江中はコロナウイルスに負けない!

まちの先生と版画制作に挑戦 -完成をめざして-

本市では、特別な技術や技能を持った方を学校に招き、子どもたちが専門的、体験的に学ぶことができるよう、「まちの先生」事業を行なっています。

例えば陸上や水泳に精通している方、書道や美術に精通している方など、各校の子どもの実態に応じて講師として招聘する方は様々です。


小塩江中で「まちの先生」としておいでいただいているのは、市内在住の酒井京子 先生。美術tに堪能な先生で、生徒に版画の指導をお願いしています。


11月より子どもは版画の制作を始め、これまでその都度、来校の上指導いただいてきましたが、今回が最後となりました。




まずは、1年生。



多色刷り版画制作に挑戦してきた生徒たち。


楽しみながら・・・




そして、夢中になって!




真剣に・・・。




いい作品ができるようにと願いながら・・・




自分の内面の心と対話しながら学んでいるとき、人は夢中になりますよね。


まさに、この時間の生徒の姿がそれ。



さて、
多色刷り版画は、彫った版木に絵の具で色を付け、その都度色を写し取りながら作品を完成させていきます。そのため、どんな具合で作品が仕上がっていくか、自分で確かめながら制作を進めることができます。

これが彫った版木に色を落としたもの



そして、色を写し取った完成間近の作品



すごぉーい。



他の作品もいくつか紹介。







力作ばかりで、全部そろったところで見るのが楽しみ。(^O^)

1年生の心の豊かさがとてもよく伝わってきます。






そして、2年生も。








2年生が挑戦してきたのは、ドライポイントによる版画制作。
今日は、エッチングプレスを使って紙に写し取り、作品の完成をめざします。



伝わってくるでしょうか?

作品ができあがるこの静かなわくわく感!







作品は、付けたインクのおとし方で微妙に違ってきます。


インクをあまり落とさずプレスすると


黒いし!



だからといって、落としすぎてインクがのこっていないとプレスしても薄くなってしまいます。

その微妙なインクのつき加減を楽しみながらお気に入りの作品をつくる!



こんなふうに。




だから子どもは、インクを落とすとき、細心の注意を払っていたし



もう一枚作品を作るときは、次はこうしようとできあがった作品のチェックを必ずしていました。








他の作品もいくつか紹介。






















2年生も力作ばかりで、全部そろったところで見るのが楽しみ。(^O^)

2年生の心の豊かさや成長ぶりが1年生同様、とてもよく伝わってきます。






まちの先生、酒井先生は子どもにしっかりと寄り添ってくださっていました。


1年生にも



2年生にも



今回で先生の訪問は終わりですが、また来てもらえるとうれしいですよね。

先生、ありがとうございました。




さて、

須賀川は亜欧堂田善という有名な銅版画家を排出しました。

また、福島県全体に視野を広げると、斎藤 清 は福島県が排出したとても有名な木版画家ですよね。


子どもの夢中な様子を見ていて、ちょっとだけこの偉大な版画家とかぶりました。



自分の心を作品に表す・・・・

この点は、子どもも偉大な版画家に負けていないなと。



作品を見せてもらえることを楽しみにしています。