小塩江中はコロナウイルスに負けない!

シリーズ ほし宇宙開発研究所の挑戦11 番外編


























勤務時間中に校庭で何かやってます。




タバコと思いきやシャボン玉吹き。(仕事しなさい)














私がなぜこんなことをしているのか…。
事の発端は先月末にさかのぼります。


あれは3年生がペットボトルを作っていた時のこと。
前の時間は3年生ロケットづくり。次の時間は1年生の状態変化の実験。











実験のためにドライアイスとシャボン液を用意していたわけですが……











理科室に早めに来た1年生は私にこう言いました。



















「ロケットにそれ(シャボン液)入れて飛ばしたらどうなるんですか??」



仮説によると、シャボン玉をふくらますには空気を吹き込むことが必要。
その空気の吹き込みをロケットの噴出に使ったらシャボン玉を飛ばしながらうちあがるのでは?ということ。











「んんっ!?」
と思った私は所員に声をかけ、さっそく実験に取り掛かることに。















「……………………本気か?」
















本気です。

発射準備完了。今回は500mLの黄金比を使いました。










行きます。


















2!






1!!










バシュンっ!!!

泡で前が見えない!!


ロケットは!?シャボン玉はどうなった!?

















結果 : いつも通り。












肝心のシャボン液は、というと…



(後できちんと洗い流し、流れた水も処理しました。)












失敗した原因は、空気の勢いがあまりにも強すぎたため、シャボン玉ができなかったことと考えています。(十分予想していました。)
そのため事前に(写真2枚目)シャボン玉を自分ができる限り全力で吹いたわけですが……




それでもいくつかシャボン玉は確認されました。
実際に打ち上げ直後、地面に落ちていくものもありました。




次に考えられる策は「シャボン玉の強度を上げる」。調べてみるとグリセリンを混ぜることが有効だそうです。グリセリンは薬局などで保湿剤として売っています。






いつもより猫背が3割増しです。






しかし、今回、ほし宇宙開発研究所を通じて私は様々なことを学べたと思います。

4か月間、いろいろ考え、工夫し、実行することで私自身も大きな勉強になりました。
なにより、生徒から、自分では考えもつかないアイディアをもらう大切さを実感しました!
まさかロケットの羽根の大きさ、形まで考えるとは、
ロケットの本体のくびれや形に目を向けるとは、
ロケット本体の質量を測りだすとは、
そしてなによりシャボン玉を使ったらシャボン玉を出せるのかと思うとは…
今の私では思いつかなかったでしょう。私は作り方だけしか見ていなかったわけですから。(浅はか)
所員は笑いすぎてむせていました。





「………ま、次の実験もがんばれよ。」






ここまで11回にわたるシリーズをご覧いただき、ありがとうございました!!
あたたかく見守ってくださった多くの方々に深く感謝いたします。







~完~