小塩江中はコロナウイルスに負けない!

秋の夜空に赤い月 (皆既月食)

※解説。(長い!と思ったら下へ流してしまってください)

「月食」とは、地球の影に月が隠れるために起こる現象です。
月食の食とはもともと「蝕む(むしばむ)」という字が使われていたようで、
「月蝕=月食」という名称がついたそうです。
「皆既」とは、「全部」という意味だそうで、「皆既月食」は「月が地球に全部隠れる」という意味になります。

太陽→地球→月が一直線にある場合、月は満月になります。
しかしそのたびに月食にならないのは地球の軌道と月の軌道が若干直線上からずれているため、
太陽の光を月がすべて反射し、満月に見えるからです。

今回は完全に一直線に並んだため、月が太陽の光を反射できません。
そのため反射できない部分はかけて見えます。

真っ赤(赤胴色「しゃくどういろ」)に見えるのは太陽の光に含まれる「赤い光」だけが反射しているためです。
赤い光は青い光に比べて散乱しにくく、乱暴な言い方をすると「丈夫」なので月まで届きます。
さらに地球の大気層で屈折するため赤い光だけ月が反射し赤く見えます。
青い光は散乱しやすいため(散りやすいため)月までは届きません。なので青く見えません。

(おお、なんだか理科っぽい!)
※ 解説終わります。



小塩江中では6時ごろから観察を開始しました。
同時に小塩江公民館でも観察を行ったそうです。

先日買っていただいた望遠鏡+デジカメ固定装置をもって早速外へ。
(今回はすべて自分で撮った写真です。望遠鏡すごい!デジカメすごい!撮影の腕?アハハ)

6時ごろです。

まだ満月です。きれいです。寒いです。



30分後・・・





欠けてきました。でもなんだかよくわかりません・・・。
そこで感光度を上げてみました。



輪郭が写り、欠けているのがはっきりと見えました!
おおおお!!と歓声をあげました。



どんどんと欠けていくのがわかります。



やがて・・・。


7時ごろ。

半分くらい欠けたところで赤い光が見えてきました。


とあるモンスターゲームのアイテムを思い出します。


その後どんどん月食は進んでいき・・・







ほぼ赤くなりました。
このころから雲がでてきてしまったことと、寒さが限界で時間も遅くなってしまったということで観察は終了しました。
(ヘタレ理科担当ですみません・・・。)


今回は長時間の月食でしたが、見れなかった方も多いかもしれません。ご安心を。

なんと来年4月4日にも皆既月食があるようです。

12分 だけですが・・・。

また機会があれば観察してみたいと思います。







(なんとなくですが、シリーズ 宇宙開発研究所8が近々アップされそうな予感がします。)
 ↑ ああ、やはり・・・。