小塩江中はコロナウイルスに負けない!

シリーズ ほし宇宙開発研究所の挑戦9 -めざせ 光の国-

※ これは、理科授業の事前準備として、教材の開発を試行錯誤しながら取り組んでいる理科担当教員の様子の記録です。シリーズとして掲載していますので、バックナンバーも合わせてご覧ください。






時は満ちた。

所長です。
今回、3年生理科、力学分野の一環として「ペットボトルロケット」作成を行いました。

その経緯としまして、去年の3年生が作ったロケットが、自分の勉強不足だったがゆえ、いまひとつ飛ばなかったこと。
http://gyousei1.city.sukagawa.fukushima.jp/cb/schoolhp/oshioechu/entry.html?date=20131121
それを反省とし、きちんとした作り方、飛ばし方、その原理や仕組みなどを自身も含めて知識や経験として残したかったこと。




そしてなにより………



”とある映画”を観すぎてしまったこと。




始まりは4か月ほど前。あの夏の日から。


青空へ飛び立つHOSHI 1号(紙)。
今思えばこれから起こる様々な悲劇をまだ知らない呑気な様子が写っています。

そしてほし宇宙開発研究所設立。菅野校長が発案した宇宙開発プロジェクトは、すべて「この瞬間」のためにあったのです。


あの夏の最初の打ち上げも、




様々な場所に打ち込んだことも、

















枯葉とともに散った5号機も、











自信満々に作った6号機がたいして飛ばず、落ち込んだ日もありました。





(↑文化祭の映像の使いまわしです)









それでも副所長や所員をはじめ、多くの方々に支えていただきながら、ここまでやってこれました。
(パート8をご覧ください)









すべては今ここに、「4つのロケットを手にした3年生を立たせる」ために存在しました。





ついに完成しました!
それではご紹介します。小塩江の奇才 3年生による明日M78へ飛び立つ(予定)ロケットです!










1号機 : 流れ星(ながれ”ほし”)


・ 工夫したところ
羽を4枚ではなく8枚にした。
大幅な軽量化に成功。
顔を書いてみた。

・ 目標距離    8万光年飛ばす(M78星雲は300万光年。1/38の距離。足りない。)










2号機 : K〇SHIBA ‐宇宙からニュートリノを検出した男‐


・ 工夫したところ
飛行機のような形とハネで高度と速度をキープ
輝く三角形

・ 目標
速度は毎秒340m(音速)をキープし、とりあえず、まずは345 Kmくらい飛ばす。
(そのためには1015秒=役17分間飛ばすことに。授業が終わってしまう。345 Kmはここから秋田県くらい。誰が回収に行くのだ。)










3号機 : Earth はよきかな


・ 工夫したところ
多彩な色を用い、世界の偉大さを表現しました。

・ 目標
秒速11.2Km以上で発射する。
(通称「第二宇宙速度」。地上から打ち上げた物体が無限の彼方へ行くために最低限必要な速度。)









4号機 : 虎舞龍(とらぶりゅう)


・ 工夫したところ
ひげで風をコントロール。

・ 目標
「うちらの目標 どんくらいかわかる?

 







13 Kmや。」

(小塩江中から安積永盛駅くらい。)



いよいよ明日本番!楽しみです。果たして目標達成できる班はあるのか?
そして所長が成し遂げられなかった「M78で彼に会う」ことはできるのか!?



発射は明日13時40分ごろ。
乞うご期待!

彼「待ってるよ~。」




しゅわっち。

 

 

ちなみに30日に小惑星探査機「はやぶさ2」も発射されるそうです。