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お知らせ 冬季休業第6日〜第3学期始業式まで12日〜

令和4年12月28日(水曜日)県民の皆様へ知事メッセージが届きました。
 全国では、新規陽性者数が前の週の同じ曜日を上回る日が続き、20万人を超える日があるなど、感染の拡大が続いています。
 県内の新規陽性者数は、16日に「福島県医療ひっ迫警報」を発出して以降、前の週の同じ曜日を下回っていますが、今週も3千人前後で推移しており、高止まりの状況が続いています。

 新規陽性者数が非常に多い状況が続いていることで、外来診療や入院を必要とする方、症状が悪化する方や介護を必要とする方も依然として多く、医療現場の負担は非常に大きくなっています。
 また、濃厚接触者や陽性者となる医療従事者の増加により、外来や病棟のスタッフが不足をしているほか、院内クラスターも多数発生するなど、医療機関の対応力も低下しています。
 こうした中、救急車の受入困難事案が各地で発生し、一般医療への影響も生じているなど、医療提供体制は極めて厳しい状況が続いています。

 このため、本日、福島県医師会、福島県病院協会から、直接、現在の医療現場が直面している状況についてお話を伺いました。
 皆様からは、年末年始の医療提供体制の構築など、総力をあげて取り組んでいる中、感染者数が極めて高い水準が続いており、救急など一般医療に重大な影響が生じ、救える命が脅かされている現状についてお話がありました。あわせて、人流が活発になる年末年始に向かうことで、更に医療がひっ迫するのではないかという強い懸念が示されました。
 これらを踏まえ、本日、県医師会長、県病院協会長との三者による共同メッセージを発出し、県民の皆様に向けて、基本的な感染対策の徹底などについて、呼び掛けを行ったところであります。

 共同メッセージでも呼び掛けていますが、県民の皆様には、「福島県医療ひっ迫警報」でお願いしている次の二点について、引き続き御理解と御協力をお願いします。

 一点目は、「医療機関の負荷を減らす」ための取組です。
 外来診療への集中を防ぐため、発熱等の症状が現れた場合には、検査キットを活用して、積極的なセルフチェックを行ってください。
 また、緊急性の高い症状の方や重症の方の命を守るため、救急外来や救急車の適正利用をお願いします。
 さらに、体調不良に備えて、抗原定性検査キットや解熱鎮痛薬等の事前購入をお願いします。
 二点目は「感染者を減らす」ための取組です。
 まず、オミクロン株対応ワクチンの速やかな接種をお願いします。
 次に、症状がある方と接触した方や症状がある方の同居家族の方は、御自身に症状がなくても、慎重な行動をとってください。
 また、大人数、長時間の会食への参加は感染リスクが高まりますので、御自身はもとより、御家族の体調なども含めて、慎重な判断をお願いします。

 本日発表の新規陽性者数により、月別の感染者数が過去最多となりました。昨年の12月と比べて、桁違いに感染者が多い状況です。
 昨年は、年明けから感染が拡大しており、同様に推移すると、医療への負荷は更に厳しい状況となります。このため、年末年始の最大限の警戒をお願いします。

 まず、これからの時期は、雪による転倒や餅を喉に詰まらせるなど、救急搬送の事例も多くなります。医療提供体制が極めて厳しい状況の中では、救急搬送や医療機関の受診が更に難しくなります。
 このため、悪天候時や混雑する場所への外出は、慎重に判断するとともに、感染を広げないよう、大切な人と会う前には事前に検査を実施するなどの御協力をお願いします。

 次に、帰省に伴う人の移動の増加、普段会わない人や大人数での会食など、普段とは異なる行動が多くなり、感染リスクが高まります。
 県民の皆様お一人お一人が、「うつさない!」「うつらない!」という強い危機意識を持って、感染対策を徹底していただくようお願いします。
 先ほどもお話ししたとおり、県内は、感染者の高止まりにより、医療提供体制が極めて厳しい状況の中で年末年始を迎えます。
 こうした中で、県民の皆様の命と健康を守るため、年末年始も引き続き、感染症対策や医療現場で献身的に御尽力いただいている医療関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。
 県民の皆様が安心して穏やかに新年を迎えるためにも、感染対策の徹底や医療機関等の適正利用により、医療提供体制の負荷を減らすことが重要です。
 医療を守ることは、御自身や大切な方の命と健康を守ることにつながりますので、引き続き、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力をよろしくお願します。