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令和4年8月10日(水曜日)県民の皆様へ知事メッセージが届きました。

令和4年8月10日(水曜日)県民の皆様へ知事メッセージ
 全国では、1日当たりの新規陽性者数が、今月3日に過去最多となる約24万9千人を確認して以降も、20万人を超える日が続くなど、依然として高い水準で推移しています。
 本県においても、8月に入ってから、1日当たりの新規陽性者数が2,000人を超えるようになり、昨日(9日)には、これまでで最多となる2,554人の新規陽性者を確認するなど、感染の急激な拡大が続いており、入院者数が増加し、病床の使用率も上昇しています。

 また、今月8日から9日にかけて行われたゲノム解析では、感染者に占めるオミクロン株BA.5系統の割合が86.9%にまで高まっており、置き換わりが進んでいることから、今後も感染が拡大していくおそれがあります。

 こうしたことから、現在「福島県感染拡大警報」を発出しています。県民の皆様には一層の取組の強化をお願いします。
 特に、この時期は、暑い日が続きますので、熱中症予防と換気を両立していくことが重要です。このため、室内の空気と外気を十分に入れかえ、必要な換気量を確保することや、空気の流れに配慮し、効果的な換気を行いましょう。
 職場や御自宅などに換気扇などが設置されている場合、常時換気をお願いします。定期的に装置を点検していただくことや、フィルターの清掃等を行っていただくことも効果的です。
 また、換気扇などが設置されていない場合には、2方向の窓を開け、換気を行ってください。空気の流れをつくり、十分な外気を取り入れ、排気を行うことにより、空気のよどみを解消することが重要です。また、パーティションを設置する場合、空気の流れを阻害しないように、空気の流れに対して平行に配置してください。

 次に、これからお盆の時期を迎えるに当たり、感染拡大を抑え、安全に過ごすためには、感染リスクの高い行動を控えていただくことが重要です。「行動制限がない」ことは、「感染リスクの高い行動をしてもよい」ということではない。そのことに注意してください。
 まず、旅行やお祭り等のイベントで、普段会わない人と会う機会が多くなります。体調が悪い時は人と会わない、人と人との距離を確保する、マスクを正しく着用するなど、基本的な感染対策を徹底していただくようお願いします。
 また、お盆の時期は、親戚等が集まり、大人数で会食する機会も増えます。飲食時は感染リスクが高まりますので、短時間で行う、距離を取る、会話時はマスクを着用する、大声での会話は控える等の対策をお願いします。
 こうした対策に加え、先週の本部員会議で、「医療を守る対策の強化」として、医療機関を適正に利用していただくようお願いをしました。
 感染者数の急激な増加が続き、医療体制への負荷が、より深刻さを増している中、お盆期間中は、医療機関に更に負荷がかかることになります。緊急を要する場合を除き、症状が軽い場合には、御自宅で休養するなどして、医療機関には休み明けに相談、受診していただくようお願いします。

 県内全域で、これまでにないほどの勢いで感染が拡大し、地域医療への負荷が増しています。こうした中で、県民の皆様の命と健康を守るため感染症対策や医療の現場で献身的に御尽力いただいている医療関係者の皆様に、心から敬意と感謝の意を表します。
 この感染の拡大を抑えていくためには、今一度、ワクチンの接種を検討いただくことも含めて基本的な感染対策を御確認いただき、取り組んでいただくことが重要です。
 また、地域医療を守ることは、御自身と大切な方の命と健康を守ることにつながります。県民の皆様お一人お一人が強い危機意識を持って「福島県感染拡大警報の取組強化」と「医療を守る対策の強化」に取り組んでいただくようお願いします。