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お知らせ 令和3年8月2日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年8月2日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 全国においては、新規感染者数が1万人を超える日が連続し、全国各地でも感染者が過去最多を記録するなど、感染拡大に歯止めがかからない状況となっています。また、緊急事態宣言が発令されている東京都においては、前回の宣言時と比べて人流の減少は見られず、新規感染者数が初の4千人を超えるなど、感染拡大のスピードが更に上がっています。
 こうした、これまでにない急激なスピードでの感染拡大と、感染力の強いデルタ株への置き換わりも急速に進んでいる状況から、政府は、7月30日に、東京都、沖縄県に加え、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府を対象地域とした6都府県に緊急事態宣言を、北海道、石川県、兵庫県、京都府、福岡県の5道府県にまん延防止等重点措置を適用することを決定しました。

 本県においても、既に集中対策を実施している福島市、郡山市、いわき市を中心に新規感染者数が大幅に増加しており、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「病床使用率」はステージ4の水準となり、また「重傷者の病床使用率」もステージ3の基準を超えるなど、感染状況を示す各種指標が急激に悪化しており、深刻な状況となっています。
 福島市、郡山市、いわき市の3市は、人の流れが多いことに加え、生活圏や経済圏が広く、この3市で確実に感染拡大を抑え込まないと、一気に県全体の感染拡大につながり、医療体制の崩壊を招くことになります。
 特に7月に入り、クラスターの発生が続くとともに、感染力が高いデルタ株への置き換わりが進んでおり、爆発的な感染拡大に陥りかねない、深刻な状況にあります。
 県としては、先月24日に郡山市、28日には福島市及びいわき市に対して、県独自の集中対策の実施を決定したところであり、まずは、これら3市への集中対策をしっかり実施することが重要であると考えております。

 しかしながら、特にいわき市において、昨日は27名の新規陽性者が確認されており、昨日時点の10万人当たりの新規陽性者数も55.55人と大きく悪化するなど、これまでにない危機的な状況にあります。
 今後、更なる感染拡大も懸念されることから、本日、いわき市長から「まん延防止等重点措置」の適用について県に要請がありました。
 県といたしましても、これ以上の感染拡大を何としても防ぐために、より強い措置を取る必要があることから、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請することとします。

 今後、国に対し、速やかに要請するとともに、迅速に重点措置が適用されるよう調整を進めてまいります。