あいさつの二中 歌声の二中 We love 二中!

にっこり 県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年4月8日(木) 県民の皆様への知事メッセージ
 はじめに、昨年3月に県内で初の感染者が確認されて以降、通常の診療にも様々な制約が及ぶ中、日々、患者様と真正面から向き合い、お一人お一人に寄り添った治療に御尽力を頂いている医師の皆様を始め、医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力をいただいている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国では、昨日(4月7日)、1月30日以来となる3,000人を超える新規感染者が確認をされ、大阪府、兵庫県、宮城県においては、「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、全国的に感染再拡大の兆しが鮮明になっています。
 県内においても、4月に入り、高齢者施設や大学、学校、事業所などで既に7件のクラスターが発生をしており、一昨日(4月6日)の新規感染者数は、過去最高値である46名に次ぐ45名となるなど、増加傾向にあります。
 また、最近の傾向として、県外への往来や飲食店の利用、クラブ・サークル活動などが原因と考えられる感染者、感染経路不明者が増加しています。
 これにより、県内の病床利用率は、昨日時点で54.2%となっており、今月1日から継続的に50%を超える水準で推移するなど、本県は、依然として医療提供体制に大きな負荷が掛かる、深刻な状況になっています。
 こうした中で、大人数での飲食や会食等により、新たなクラスターが発生をした場合、年末年始の時を超えるような爆発的な感染拡大につながるおそれがあります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、今後も気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

 まず、県民の皆様には、感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分意識して慎重な行動をお願いします。特に、郡山市を始め、福島市、いわき市など感染者数の増加が際立つ都市部の皆様には、これ以上の感染拡大を防ぐためにも、強い危機感を持って行動するようお願いします。
 また、感染対策が徹底されていない接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店等の利用、大人数での飲食を伴う歓迎会やお花見は控えていただくようお願いします。
 さらに、緊急事態措置が解除された1都3県や、まん延防止等重点措置が適用された宮城県、大阪府、兵庫県、さらに独自の緊急事態宣言が出された山形県などの感染拡大地域との不要不急の往来は、控えていただくようお願いします。
 続いて、施設管理者、事業者の皆様へのお願いです。ひとたびクラスターが発生すると大規模化のおそれがある医療機関、高齢者施設等においては、チェックリスト等に基づく自主点検など、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 大学・専門学校においては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や、感染拡大地域への旅行、帰省など、感染リスクの高い活動を控えるよう、学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、高等学校等においては、新年度に入り、新たな体制となったことから、改めて学校活動や部活動などにおける感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。
 県民の皆様、事業者の皆様には、御不便・御苦労をお掛けしますが、県内の感染状況の深刻さを御理解の上、引き続き、御協力をお願いします。