あいさつの二中 歌声の二中 We love 二中!

お知らせ 令和4年12月22日(木曜日)県民の皆様へ知事メッセージが届きました。

令和4年12月22日(木曜日)県民の皆様へ知事メッセージが届きました。
 はじめに、県民の皆様の命と健康を守るため、感染症対策や医療の現場で献身的に御尽力頂いている医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 全国では、新規陽性者数が前の週の同じ曜日を上回る日が続き、20万人を超える日があるなど、感染拡大が続いています。
 県内では、先週の本部員会議で「福島県医療ひっ迫警報」を発出して以降、新規陽性者数は、前の週の同じ曜日を下回る日が続いています。しかし、確保病床使用率が60%を超える日もあり、重症者用病床使用率も10%を超えるなど、引き続き、厳しい状況が続いています。

 こうした中、外来診療や入院を必要とする方に加えて、症状が悪化する方や介護を必要とする方も増加をしており、医療現場への負担が急激に増加しています。
 また、濃厚接触者や陽性者となる医療従事者が急増し、外来や病棟のスタッフが不足しているほか、院内クラスターも多数発生しており、医療機関の対応力が低下しています。
 さらに、救急車の受入困難事案が各地で発生をし、一般医療へも影響が生じているなど、医療提供体制は極めて厳しい状況となっています。

 こうしたことから、県民の皆様には、引き続き、「福島県医療ひっ迫警報」で特にお願いしている次の二点について御協力をお願いします。

 一点目は、「医療機関の負荷を減らす」ための取組です。
 外来診療への集中を防ぐため、発熱等の症状が現れた場合には、検査キットを活用して、積極的なセルフチェックを行ってください。
 また、緊急性の高い症状の方や重症の方の命を守るため、救急外来、救急車の適正利用をお願いします。
 さらに、体調不良に備えて、抗原定性検査キットや解熱鎮痛薬等の事前購入をお願いします。

 二点目は「感染者を減らす」ための取組です。
 まず、オミクロン株対応ワクチンの速やかな接種をお願いします。
 次に、症状がある方と接触した方や症状がある方の同居家族の方は、御自身に症状がなくても、慎重な行動をとってください。
 また、大人数、長時間の会食への参加は感染リスクが高まりますので、御自身はもとより、御家族の体調なども含めて、慎重に判断されるようお願いします。

 次に、陽性者や濃厚接触者となられた場合のお願いです。
 新型コロナウイルスは、症状のある・なしに関わらず、発症日の2日前から他の人に感染させるリスクがあります。陽性となった場合には、濃厚接触者に該当する方に連絡をしてください。
 さらに、症状のある方は、発症日から10日目までは、感染させるリスクがあるため、療養解除後も引き続きマスクを着用する、会食を避ける、高齢者等との接触を避けるなどの感染対策をお願いします。

 また、陽性者の同居家族など、濃厚接触者となられた方は、すでに感染している可能性があります。
 陽性者と最後に接触してから7日目までは発症する可能性があるため、家族同士の接触にも注意が必要です。高齢者や重症化リスクの高い方を守るため、家庭内における感染対策の徹底をお願いします。

 次に、基本対策における見落としがちなポイントとして、「人と人との距離の確保と手洗い・手指消毒」について、あらためて確認をお願いします。
 まず、人と人との距離の確保です。
 人と人との距離はできるだけ2mを確保してください。人との距離が十分確保できない場合には、会話を控えていただくようお願いします。
 次に、手洗い・手指消毒です。
 石けん等を使って、30秒間、丁寧に手を洗いましょう。手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液を有効に活用しましょう。
 県内は、感染者数が非常に多い状況が続き、医療提供体制が極めて厳しい状況にあります。
 このため、「福島県医療ひっ迫警報」を発出していますが、年末年始を迎え、医療体制が更に厳しい状況となることも懸念をされます。
 医療を守ることは、御自身や大切な方の命と健康を守ることにつながります。
 県民の皆様お一人お一人が危機意識を持って感染対策に取り組み、日々の新規陽性者を減らすこと、そして、医療機関等を適正に利用し、医療機関の負荷を低減していくことが極めて重要です。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力をよろしくお願します。