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お知らせ 令和3年8月23日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年8月23日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 全国においては、1日当たりの新規感染者数が連日2万人を超えており、また、各都道府県単位で見ても、連日過去最多を更新したとの報告がなされています。

 政府においては、13都府県に緊急事態宣言を拡大し、16道県にまん延防止等重点措置を適用するなどの対策を講じているところでありますが、感染は広がり続けています。

 本県においても、連日のように100人前後の新規感染者が確認されており、8月の新規感染者数は、既に2,200人を超え、累計で8,000人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況にあります。

 これにより、「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」はステージ4、「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「PCR陽性率」がステージ3の水準になるなど、感染状況を示す各種指標が依然として悪化しており、医療提供体制は危機的な状況が続いております。

 県では、8月8日から全県を対象に「福島県非常事態宣言」を発出し、「外出の自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を要請するとともに、いわき市と郡山市に対して「まん延防止等重点措置」を実施し、その措置期間を9月12日までとしたところです。

 そして今回、新たに福島市を「まん延防止等重点措置区域」に追加することとしました。

 福島市においては、先週から連日20人前後の新規感染者が確認され、またクラスターも発生するなど、その感染拡大傾向を危惧していたところ、本日、福島市長から県に対し、市内の感染拡大を早期に食い止めるため、「まん延防止等重点措置」を適用してほしいとの要請があり、県といたしましても、これ以上の感染拡大を何としても防ぐため、福島市を追加するとの決断に至りました。

 福島市の適用期間は、8月26日から9月12日までといたします。 

 なお、こうした「まん延防止等重点措置」の適用地域を除く、県独自の集中対策の期間及び区域については、今後の感染状況を見極めた上で、次回の本部員会議で正式に決定したいと考えています。

 県民の皆様に改めてお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。

 感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。

 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 既に、いわき市・郡山市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いしておりますが、今回、福島市の飲食店等においても、8月26日以降、同様の取組をお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 なお、いわき市、郡山市、福島市における「まん延防止等重点措置」に伴い、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対し、協力金を支給いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、職場内の感染防止対策を改めて徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 今回、いわき市、郡山市に続いて、福島市がまん延防止等重点措置の対象区域として追加することとなります。

 この3つの市の人口を合わせると福島県全体の人口の約半数にかかわる方々が、この強い制限、制約をお願いするという形になります。

 この3市においては、人の流れも多く、生活圏も広いため、他の地域に対する影響も非常に強いという側面を持っております。そういう意味で、この中核市3市においては、まん延防止等重点措置を9月12日までしっかりと実行していく中で、何としても急速な感染拡大を抑え込んでいきたいと考えております。​

 また、併せて、残りの56市町村においても県独自の集中対策をしっかり徹底していただき、県全体として、このデルタ株の猛威の中での急速な感染拡大を鎮静化させていきたいと考えております。

 県民の皆様、事業者の皆様には、様々なお願いをしており、申し訳ありませんが、何とかこの感染拡大を抑え込むために、ぜひ思いを一つに、ともに参加していただいきたいと思います。

 皆様の御理解と御協力を重ねてお願いします。