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お知らせ 令和3年9月9日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年9月9日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 全国においては、1日当たりの新規感染者数が、2万5千人をピークに減少傾向にあり、先日1万人を切りましたが、重症者数は2千人台と高い水準となっており、医療提供体制は、依然として危機的な状態が続いております。

 こうした感染状況を踏まえ、本日、政府においては、21都道府県に発出していた緊急事態宣言を宮城県と岡山県を除く19都道府県に、まん延防止等重点措置を福島県を含む8県に適用し、併せて、その期限を9月30日まで延長することを決定いたしました。

 本県においては、8月8日に全県に非常事態宣言を発出し、いわき市、郡山市、福島市には、「まん延防止等重点措置」を適用したほか、3市を除く56市町村には、「県独自の集中対策」を行うとともに、コロナ専用病床や宿泊療養施設の拡充、さらには入院待機ステーションの整備など、本県の医療提供体制を強化してまいりました。

 こうした対策などもあり、本県におけるここ数日の新規感染者数は、40人前後で推移しており、また、感染状況を示す各種指標も改善し、現在は、「病床使用率」、「重症者用の病床使用率」及び「人口10万人当たりの療養者数」の3つの指標がステージ3の水準となっております。

 まん延防止等重点措置を適用している中核市3市の感染状況は、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」において、いわき市、郡山市はステージ3の水準、福島市はステージ2の水準となったものの、いまだにステージ3の基準である15人に近い値で推移しており、日々確認されている感染者数の過半数を、この3市で占めています。

 また、県内でも病床数が多い、県北、県中、いわきの各地区における病床使用率が40%を超えるなど、医療提供体制に大きな負荷がかかっている状況であることから、県といたしましても、いわき市、郡山市、福島市の3市に対する「まん延防止等重点措置」を9月30日まで延長することとします。

 いわき市、郡山市、福島市の皆様におかれましては、引き続き、御負担をおかけしますが、「まん延防止等重点措置」の取組に御理解と御協力をお願いいたします。

 次に、全県においても、感染状況は減少傾向にあるものの、1日当たりの新規感染者数が40人前後と、決して少ない人数ではなく、9月8日時点の「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」を見ると、第4波の非常事態宣言終了時(5月27日)の判断に用いた値よりも約2倍高い値となっております。

 さらに、9月に入ってからもクラスターの発生が続いており、家庭内感染が見受けられるなど、予断を許さない状況にあると考えております。

 こうした状況を踏まえ、福島県非常事態宣言を9月30日まで延長し、3市を除く56市町村に対しても「県独自の集中対策」を継続することとします。

 ただ、今後の感染状況によっては、「県独自の集中対策」の期間等を見直すことも検討してまいります。

 そこで、県民の皆様に引き続きお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。

 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。

 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 いわき市、郡山市、福島市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆さんには、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 なお、今回の延長に伴う、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 また、飲食店以外の事業者の皆様に対する一時金については、外出自粛等の影響が長期に及ぶことから、交付額を増額いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 県民の皆様、事業者の皆様の御協力により、第5波の感染急拡大をここまで抑え込むことができました。これまでの県民の皆様、事業者の皆様の御協力に心から感謝いたします。

 一方で、福島県内の感染状況は、未だ予断を許さない状況にあります。

 県民の皆様におかれましては、改めて日々の感染防止に努めていただき、「まん延防止等重点措置」」及び「県独自対策」にしっかり取り組んでいただきますようお願いします。

 コロナウイルスを完全に無くすことはできませんが、お一人お一人が感染防止対策を行うことで感染を減らしていくことは必ずできます。

 そうした取組が、地域の医療を守り、そして地域経済、社会の維持・再生につながっていきます。引き続き、県民の皆様の御理解と御協力を重ねてお願いいたします。