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令和4年12月1日(木曜日)県民の皆様へ知事メッセージが届きました。

令和4年12月1日(木曜日)県民の皆様へ知事メッセージ
 はじめに、県民の皆様の命と健康を守るため、感染症対策や医療の現場で献身的に御尽力をいただいている医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 全国では、新規陽性者数が前の週の同じ曜日を上回る日が続き、13万人を超える日もあるなど感染の拡大が続いています。
 県内の新規陽性者数は、今週月曜日、火曜日と前の週の同じ曜日を下回りましたが、3千人前後で推移しており、引き続き第7波のピーク時に近い状況にあります。

 こうした中、入院を必要とされ方が増加し、確保病床使用率も6割に近づいているほか、陽性者や濃厚接触者となり出勤できない医師や看護師が増加しています。
 さらに、救急搬送が難しくなってきている地域もあるなど、医療提供体制への負荷がより一層高まっています。

 特に、救急車や救急外来は、緊急性の高い症状の方や重症の方の命を守っています。そのため、急を要する場合以外に救急車を呼んだり、検査のためだけに救急外来を受診することは控えてください。また、必要な方に必要な医療を提供できるよう、県民の皆様には、次の二点について御協力をお願いします。
 一点目は、抗原定性検査キットによるセルフチェックです。
 あらかじめ、検査キットを購入しておき、感染が疑われる場合には、セルフチェックをお願いします。
 濃厚接触者、または症状がある方は、県で配布している抗原定性検査キットを活用してください。また、無症状で感染の不安がある方は、無料検査を御利用ください。
 検査の結果、陽性となった方のうち、重症化リスクが低く、軽症の方は、陽性者登録センターへ登録をお願いします。
 二点目は、医療機関の受診時間についてです。体調が優れず、かかりつけ医や診療・検査医療機関を受診したり、相談する場合は、通常の診療時間内にお願いします。
 夜間や休日に、新型コロナウイルス感染症が疑われるような症状がある場合には「受診・相談センター」を、その他の症状に関しては、「夜間救急電話相談」を利用してください。

 次に、これからの季節における感染対策です。
 今日から12月に入りました。気温が更に下がり、体調を崩しやすくなるとともに、人の移動や人が集まる機会も増えていきます。普段会わない方と会う機会が増えますので、体調が悪い時は外出をしない、お出掛けになる際は、移動先の感染状況等を確認するなど、十分、注意をしましょう。
 また、飲食時は、感染のリスクが高まります。「短時間」で、「大声での会話は控える」などの感染対策の徹底をお願いします。

 次に、基本的対策の再徹底についてです。
 コロナ禍の生活が長くなっており、油断や慣れが生じやすくなっています。このため、見落としがちなポイントを改めて確認をし、基本に立ち返った感染対策の徹底をお願いします。
 今回は、マスクの使用についてお願いします。
 マスクは、品質が確かなものを使用し、鼻出しマスクや、あごマスクをせず、隙間なくフィットさせるなど、正しく着用してください。
 これからの季節は、会食の機会も増えると思います。会食時であっても、会話をする際にはマスクの着用をお願いします。
 また、マスクを着用していても、密接しての会話や、換気の悪い場所での長時間の会話は感染リスクが非常に高まりますので、御注意ください。

 次に、ワクチンの早期接種についてです。
 オミクロン株対応の2価ワクチンは、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果等が期待されるとともに、今後の変異株に対しても有効である可能性が高いとされています。
 初回接種(1回目・2回目)が完了している方で、前回の接種から3か月以上経過していれば接種を受けることができます。インフルエンザワクチンとの同時接種も可能ですので、是非、今月中にワクチン接種をしていただくようお願いします。

 県内は第8波の中にあり、新規陽性者数が非常に多い状況が続いており、医療提供体制への負荷も高まっています。
 こうした中で、新規陽性者を減らし、御自身や大切な方の命と健康を守るためには、県民の皆様お一人お一人が危機意識を持って感染対策を再確認していただくとともに医療機関等を適正に利用していただくことが重要です。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力をよろしくお願いします。