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お知らせ 令和3年11月19日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年11月19日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 今週月曜日には、全国の新規感染者数が今年に入って最小となるなど、全国すべての緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除されてから1か月半が経過しましたが、落ち着いた状況が続いております。

 本県においても、11月10日から17日まで8日連続で新規感染者ゼロの日が続くなど、感染の状況は大変落ち着いております。

 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、あらゆる場面において、感染拡大防止のための基本対策に、しっかりと取り組んでいただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場の最前線で、懸命に御尽力いただいている賜であります。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 本日、政府において、飲食、イベント、移動の制限緩和の考え方や、今後の新型コロナウイルス感染症に対する取組の全体像、ワクチン・検査パッケージ制度の内容などが示されました。

 全国的にワクチン接種が進んだことに加え、検査体制の拡充、治療薬の普及などにより、今後、第5波以上の感染拡大が起こったとしても、感染リスクを低減しながら、経済社会活動との両立を可能にするとの内容であります。

 この行動制限緩和の方向性を踏まえ、福島県における、感染拡大防止のための基本対策を、本日、改定することとしました。

 改定内容は、政府の基本的対処方針に合わせた、飲食、イベント、移動等の行動制限の緩和となります。これは、現在、県内の感染状況が落ち着いているからこそできる内容となっています。

 改定後の基本対策については、本日付けで適用し、イベントについては、11月25日(木)以降に開催されるものから適用開始といたします。

 しかしながら、これでコロナ禍以前に戻った訳ではありません。今回の基本対策は、感染がゼロの状態でも取り組んでいただきたい、最低限必要な取組です。

 今だからこそ、本県としては、「感染の再拡大=リバウンドをさせない」という強い決意の下、一丸となって感染対策に臨まなければなりません。

 行動制限の緩和は行いますが、これからますます気温が下がり、感染リスクが高まる、本格的な冬を迎えます。お一人お一人が、常に感染リスクを下げる行動を心がけ、マスクの正しい着用、手指消毒、こまめな換気、人との間隔を取るなど、基本対策の徹底を引き続きお願いします。

 また、飲食については、密閉、密集、密接のいわゆる三密に気を付ける、マスクなしでの会話を控えるなど、感染リスクを高める行動に十分御注意いただき、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用してください。

 さらに、旅行や帰省等で移動するときは、ご自身の体調管理や、移動先の感染情報の把握などを含め、感染防止対策をお願いします。

 イベント等を開催する場合の取り扱いも改定しています。イベント等を主催する皆様は、改定された取り扱いを御確認いただき、引き続き、感染防止対策の取組に御協力をお願いします。

 ワクチン接種も進み、県内の感染状況が落ち着いている中、「県民割プラス」などの実施により、地域経済の再生・活性化が着実に進んでおります。

 諸外国の例を見ると、ワクチン接種が進んだ国においても感染が再拡大し、飲食店などの規制を再び強化する動きも一部で出ており、国内でも同じような状況になる可能性があります。本県においても、決して油断はできません。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染の再拡大を防ぐために、決して気を緩めずに、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。