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令和4年2月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和4年2月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 全国においては、今週も、1日当たりの新規陽性者数が9万人を超える日が確認され、各地でも、新規陽性者数の過去最多の更新や高止まりの傾向が続くなど、いまだ第6波の収束の見通しが立たない状況です。
 本県においては、先月30日、県全域に「非常事態宣言」を発出するとともに、「まん延防止等重点措置」の区域を県全域に拡大してから、3週間近く経過しました。県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力により、新規陽性者の数には、減少傾向が見られ始めてきましたが、今週に入ってからも、1日平均で約370人もの新規陽性者がいまだに確認されています。特に、都市部のみならず、これまで感染者が少なかった町や村においても、多くの感染者が確認されるなど、県内全域へ感染が広がっている状況が続いています。
 また、学校や児童施設、さらに、高齢者施設や病院などにおけるクラスターの発生が相次ぎ、今月はわずか半月余りで、過去最多であった先月の1か月間(49件)を超える、66件のクラスターが確認されています。
 これに伴い、中等症や基礎疾患のある方などの入院が増加し、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」が、レベル3に達するなど、感染状況を示す各種指標は、依然として高い水準で推移しており、この状況が継続した場合には、医療提供体制が危機的状況に陥るとともに、社会機能の維持も困難となる恐れがあります。
 加えて、本県との関わりが強い、首都圏や隣接県の一部でも、先週、「まん延防止等重点措置」の期間が延長されるなど、本県を取り巻く環境は、予断を許さない状況が続いています。
 こうした状況を踏まえ、県としては、今週15日、国に対し「まん延防止等重点措置」の期間延長を要請しました。
 そして本日、政府は、先ほど開催された政府対策本部会議において、現在、「まん延防止等重点措置」を適用している36都道府県のうち、本県など17道府県に対する重点措置を3月6日まで延長することを決定しました。
 この決定を受け、現在、発出している「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の県全域での実施を3月6日まで延長することといたします。
 この期間で、新規陽性者の数を抑え、療養者数全体を十分に減少させることが、非常に重要であります。引き続き、御負担をお掛けしますが、改めて「まん延防止等重点措置」の取組に御理解、御協力をお願いします。

 まず、県民の皆様へのお願いです。営業時間の短縮を要請した時間以降における、飲食店等の利用を自粛するようお願いします。
 また、不要不急の都道府県間の移動など、感染リスクの高い行動を控えるとともに、3密の回避、不織布マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、飲食店等の皆様には、営業時間の短縮等に御協力をお願いします。
 また、お店の感染防止対策の再確認と点検を徹底していただくとともに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 なお、営業時間短縮などの要請に御協力を頂いた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に飲食店以外の、多くの方が利用する施設の事業者の皆様には、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様には、イベント等の開催に当たって、業種別ガイドラインを遵守し、人数上限等に従った開催をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様にお願いします。テレワークやオンライン会議の活用などにより、人と人との接触機会を低減するとともに、事業継続計画の再確認や策定をお願いします。
 なお、飲食店以外の事業者で、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対しても、一時金を支給します。

 次に、大学や専門学校等の皆様には、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えていただくよう、学生に対する注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様には、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止対策の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様には、感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 感染力の強いオミクロン株による第6波は、学校や児童施設などにおけるクラスターを始めとした、子どもたちの感染が非常に多く確認されています。
 子どもへの感染が多い理由として、お子さんの年齢や状況によっては、徹底した感染防止対策が困難な場合があること、保育所、幼稚園、学校など、集団で生活していることから、どうしても密になりやすいことなどが考えられます。
 小さなお子さんや、事情があってマスクの着用等が難しいような場合でも、人と人との距離を取り、こまめな換気をするなど、複合的に対策をしていただくようお願いします。併せて、感染リスクの高い学習活動等の延期・中止など、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 子ども関連のクラスターの発生割合が増えておりますが、一方で、職場や会合などによる感染やクラスターの発生は、ある程度抑えられています。これは、大人の皆様が、職場内の感染防止対策を始め、テレワークやローテーション勤務の実践、また、まん延防止等重点措置により会食などの機会を低減していただいていることによる効果と考えられます。
 子どもたちを感染から守るためにも、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底及びまん延防止等重点措置のよく守るをお願いいたします。

 県全域を対象とした「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の期間を延長せざるを得ないという、極めて厳しい状況が続きますが、県民の皆様と危機意識を共有し、全県一丸となって、一日も早く乗り越えていきたいと考えておりますので、引き続き、御理解、御協力をお願いします。