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令和3年6月11日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年6月11日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 はじめに、先日、福島県立医科大学に、新型コロナで入院され、その後、無事退院された方からお手紙が届きました。
 そのお手紙には、入院中、看護師さんが、いつも優しく笑顔で接してくれ、採血時も「不安だよね」と手を握ってくれるなど、安心して治療を受けることができたという、感謝の気持ちが綴られていたそうです。
 このように、看護師の皆様においては、昼夜を問わず、患者さんお一人お一人に寄り添い、患者さんのみならず御家族も含めた心理的なケアに御尽力いただいています。改めて、こうした看護師を始めとする医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、全体として新規感染者数が減少傾向にある中、昨日、群馬県など3県に発出されている「まん延防止等重点措置」について、予定どおり13日までを期限として解除されることが決定されました。
 一方、感染力の強い変異株の急速な広がりや、人流の増加が見られるほか、「緊急事態宣言」が発出されている10都道府県においては、「病床使用率」や「療養者数」などが高い水準にあるなど、依然として厳しい状況が続いています。

 福島県内においては、「感染の再拡大、リバウンドを防ぐ」ため、今月1日から、県民の皆様、事業者の皆様に、「重点対策」に取り組んでいただいているところです。
 おかげさまで、ステージを判断する指標は、全体としては改善の傾向が見られますが、ここ数日間を見ますと、「1週間当たりの感染経路不明割合」が高い水準で推移していることから、今後の動きを慎重に見守る必要があります。
 また、N501Y型変異株での感染も確認されているところであり、ほんの少しの気の緩みが、感染拡大につながる可能性もあります。

 県民の皆様、事業者の皆様においては、引き続き、福島県内全域を対象とした「重点対策」への御協力をお願いいたします。
 まず、職場においては、マスクの着用や、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 御家庭においては、外出する際や、親しい間柄で会話をする場合であっても、必要に応じてマスクを着用いただくとともに、こまめな換気や手洗い、手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 ただし、これからの季節は、気温が上昇し、蒸し暑くなります。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛けるなど、熱中症には十分注意してください。
 次に、感染リスクの高い行動は、控えていただくようお願いします。緊急事態宣言の対象区域やまん延防止等重点措置区域など、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
 飲食については、感染防止対策が徹底されたお店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。
 県としましても、適切な感染防止対策が取られている店舗に対して、認定ステッカーを交付する、「ふくしま感染防止対策認定店」制度を、引き続き、強く推し進めてまいります。
 喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。こうしたことが、御自身のため、そして御家族など大切な方を守ることにつながります。
 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、テレワークやウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。
 学校関係者の皆様においては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。
 医療機関、施設管理者の皆様においても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。

 県内においては、高齢者へのワクチン接種が進み、現時点で35%を超える方が1回目の接種を終えており、さらに、昨日(10日)、県内全市町村において、7月末までに高齢者の接種が完了する見通しが立ちました。今後も各市町村におけるワクチン接種の支援に全力で取り組んでまいります。
 また、新たに職域接種の取組も始まっており、県内でも複数の事業所や大学が申請または検討中であります。
 県民の皆様の御理解、御協力のおかげで、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、全体として改善傾向にあります。
 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、対策への御協力をよろしくお願いします。
 感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止していきましょう。