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お知らせ 令和4年3月30日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ​が届きました。

令和4年3月30日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ​
 はじめに、一昨年の3月に、県内で初めて、新規陽性者が確認されてから2年余りが経過しました。県民の皆様の命と健康を守るため、長期間にわたり、昼夜を問わず、感染症対策や医療の現場で献身的に御尽力いただいている医療関係者の皆様に、改めて、深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染の再拡大防止に向け、様々な御協力を頂いている、県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国においては、減少傾向が続いていた1日当たりの新規陽性者数は、4万人台で下げ止まりとなっており、増加に転じている地域も数多く見受けられます。
 本県においても、先週前半までは減少傾向にありましたが、23日からは連続して前の週の同じ曜日を上回るなど、感染再拡大の様相を見せ始めています。
 また、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」については、一昨日(28日)まで、概ね安定的に推移していましたが、昨日は、今月13日以来となる、30%台へと上昇しています。
 これから新年度を迎え、人と人との交流がより活発となり、感染再拡大が加速化することが懸念されます。県民の皆様におかれては、リバウンドの波を最小限に抑えるため、気を緩めることなく、慎重な行動をお願いします。

 学校等も春休みに入り、人の移動も多くなるこの時期は、特徴的な感染事例の一つとして、帰省や会食に伴う感染が挙げられます。
 例えば、祖父母のお宅などに御家族が帰省された際に感染が拡がってしまうことがあります。家族内感染を防ぎ、特に高齢者の方に感染を拡げないためにも、御家族全員で感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、送別会、歓迎会など会食の機会が増える時期です。会食等をされる際は、感染対策の徹底された飲食店を利用し、体調不良時の参加や、マスクなしの会話などは控えてください。
 さらに、年度の変わり目で仕事も忙しく、無理をして出勤したことにより、感染が職場内で拡がる事例なども見られます。発熱やのどの痛みなど、何らかの症状がある場合や、濃厚接触者となった場合には外出・出勤を控えてください。

 先ほど申し上げたように、県内の感染状況は増加に転じており、再拡大の様相を見せ始めています。このため、入学、進学、就職、異動など、新年度の環境変化がある程度落ち着く来月17日まで、「感染拡大防止重点対策」を延長することといたします。
 第6波の特徴である、子どもへの感染拡大を抑え込み、重症化リスクの高い高齢者に感染を拡げないためにも、子ども、高齢者のいる御家庭を始め、施設管理者等、関係の皆様におかれては改めて感染対策の確認をお願いします。
 また、旅行や帰省等、移動されるときには、御自身の体調管理や移動先における感染情報の把握など、引き続き感染対策を徹底してください。

 次に、「郡山市、会津若松市、二本松市、須賀川市」の皆様にお願いです。この4市については、特に、感染の高止まり、又は、感染拡大の傾向が見られます。濃厚接触者と判明した場合などは、御家庭でも感染対策を徹底し、同居する御家族も数日程度は出勤等を控えるなどの御検討をお願いします。また、学校、幼稚園、保育所などにおいても、引き続き、感染拡大防止に向けた対策の御検討をお願いします。

 全国的な状況から見ても、本県の感染状況は、しばらくの間、高いレベルで推移することが予想されます。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、「感染拡大防止重点対策」に取り組んでいただくとともに、年度始めの各種行事における感染防止対策について、御理解、御協力を頂きながら、確実にリバウンドを食い止めていくことが重要です。
 「依然として予断を許さない状況が続いている」との警戒感を県民の皆様と共有し、慎重な行動を取りながら、全県が一丸となって、第6波の早期収束を実現させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会活動・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き御苦労をお掛けしますが、御理解、御協力をよろしくお願いします。

 結びに、この場をお借りして、3月16日に発生した福島県沖地震についてお話をしたいと思います。
 昨日、市町村からお話を伺う中で、それぞれの住居などを片付ける際、災害ボランティアが不足している現状をお聞きしました。
 感染対策を徹底した上で、ボランティアに参加をしてもいいという方など、多くの皆様に御協力いただきますよう、この場をお借りしてお願い申し上げます。