授業づくりで学校をつくる ー本校会場 令和5年度小中学校地区別研修地区別研修 授業研修ー
第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています
11月8日は、本校が「令和5年度小中学校地区別研修地区別研修 授業研修」の会場となり、今年度福島県の教員といて、県中地区で教壇に立っている小・中学校の教員約30名が来校。一日本校の教育活動を参観し、学校の取り組みや子どもから学びました。
この日は校外学習の予定が入っていた5年生と特別支援学級のぞく全学級を参観するとともに、代表授業も参観。さらには授業リフレクションと校長の講話と研修の先生方に授業から学ぶ機会を提供しました。
研修には、主催者である県中教育事務所の指導主事はじめ須賀川市の学校教育課指導主事も参加しています。
以下、一日の様子です。
1 全学級授業公開(3校時)
低学年はペアで、3年生以上はグループで。また、音楽や体育などはペアでの学習が有効。これまで、第一小学校の子どもから学んできたことを授業者は大切にして日頃から授業を実施しています。
「一人残らずの子どもの学びを保障し」「一人も一人にせず」「互いに支えながら」・・・。だから子どもは一人残らず授業の中で全力で学びきります。。
参観した先生方から「すごぉい。」の声。子どもも授業者もうれしい瞬間です。
2 代表授業参観(4校時) 2年2組 算数 「九九をつくろう」
2年生になり、日常的にペア学習を継続してきたことで困ったときに考えあったり考えのよさを共有したりと学び上手な子どもが増えてきました。これにより、学級のまとまりもよくなり、一人一人の伸びも見られるようになってきました。
この時間は、算数「九九をつくろう」の授業。本時は「6の段の九九の構成の仕組みの理解と活用」がねらいです。
多くの人に囲まれながら、授業がスタートします。子どもは、見られる緊張で、心臓がドッキンドッキン。
そんな様子を見たから、授業者はいつもより笑顔で、そして穏やかに。。。
問題は「チーズの入ったはこが3はこあります。1はこに6こずつ入っチーズはぜんぶでなんこありますかありますか」というもの。
さあ、解いてみよう。
子どもは、アレイ図などこれまで使ってきた方法で問題を解いていきます。
解き方を発表します。伝わるように発表することがとても上手になりました。先生もその様子を微笑ましく見ています。
授業の後半は、発展(ジャンプ)問題を解く時間。
○が70より大きく100より小さい数のとき、□にあてはまる数をすべて書きましょう。□には同じ数が入ります。
(紙面では分るように問題を伝えることができずすみません)
難しい問題だからこそ、子どもはやっる気を出してがんばります。分らなくなっても大丈夫。となりには大好きな友だちがいるし、先生だっているのです。教室の子どもの安心して学んでいる様子はそんな子どもの気持ちから伝わってくるものです。
2年2組の皆さん。がんばりましたね。
お昼をはさんで、参観した先生たちの間で、授業リフレクション(ふりかえり)がありました。
後日、会の主催者(県中教育事務所)から、お礼状をいただきました。参観した先生方の感想も書いてありました。一つだけ紹介します。
ペア学習を通して、子どもたちがジャンプ問題という難解な問題に一生懸命取り組む様子がすばらしかったです。「隣の人と話してみて。」と言うひとことで子どもたちが話し出す姿を参観し、日々の学習の積み重ねの大切さを感じました。ジャンプ課題に対する子どもたちの意欲とそれを解いて「できた!」と達成感いっぱいの子どもの表情のために私たちの授業はあるのだと思いました。先生のような授業ができるよう、日々の授業を大切にしていきたいです。
こんなうれしい感想がいっぱいの授業でした。
学びの多い一日となりましたが、第一小学校の授業は日々の授業の積み重ねを大事にしていることから、まだまだ、これからも続きます。
今後ますます子どもを伸ばせるよう、職員一丸となって取り組んでいきます。
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