日誌

麻しん(はしか)の流行への注意について

市教育委員会より麻しんの流行について注意喚起の文書が届きました。全国的に麻しん患者が増加しており茨城県でも発生が報告されております。つきましては下記の内容をご覧頂き十分に注意頂くようお願いいたします。

「麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによる感染症です。」

 国内での発生は予防接種の徹底により激減し、平成27年3月に日本は「麻しん排除状態」であると世界保健機関西太平洋地域事務局より認定されています。

 最近の患者発生は海外からの輸入例が中心であり、海外で感染した患者を契機とした国内での感染拡大が散発しています。GW中も多くの人の移動があり感染が広がることが懸念されています。

 感染の疑いがある場合は、必ず医療機関の受診をお願いします。

 
◎麻しんの感染力
 麻しんは、非常に感染力が強い感染症です。

 麻しんに対する免疫を持っていない人が、感染している人と接触すると、ほぼ100%感染するといわれています。

◎麻しんの症状
 ・潜伏期間:約10~12日間

 ・発熱、咳、鼻水などの風邪のような症状

 ・発疹(耳の後部あたりから始まり、全身に広がる)

 ・結膜充血(目の充血)

 ・口腔内の白い発疹(コプリック班)

合併症として脳炎や失明などがあり、重症化すると死亡することもあります。

【修飾麻しん】
 麻しんに対する免疫が不十分(過去に受けたワクチン接種の効果が弱まった場合など)な状態の方が感染した場合は、上記のような典型的な症状が見られないこともあります。
   例:発疹が数個のみ、高熱がない、潜伏期間が長いなど
   ただし、人に感染させる力はあるため、要注意です。