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臨時休業の延長に際して~校長メッセージ~

 西袋中学校の生徒、保護者の皆様へ

                                                           須賀川市立西袋中学校長 遠藤 彰

 この度の臨時休業の延長に際して

 

 保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動全般に対し、ご理解ご協力をいただき感謝申し上げます。

 4月6日に新たな希望を持ち、第一学期始業式、入学式を終え、令和2年度の新しい出会いに夢を膨らませていたところ、須賀川市内での新型コロナウイルス感染の拡大により、子どもの生命の安全第一を考え、須賀川市教育委員会の指示により、当初4月8日から10日であった臨時休業を21日まで延長させていただきました。

 緊急的な対応であったため、各ご家庭には、大きな不安と負担をおかけしましたが、感染拡大を止めるために、保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。今回の臨時の家庭訪問では、生徒の皆さんと対面して一人一人激励したいところですが、感染拡大防止の観点から臨時休業中の課題等の配付物をポスト等に投函させていただくことにしました。ご理解ください。

 今、須賀川市は、残念ながら新型コロナウイルス感染症患者が、県内でも多数確認される状況にあり、感染経路が追えないケースも出ており、不幸にも感染された皆さんには、一日も早いご快復をお祈りいたします。

 現在、この休業期間を活用して、再開後の校内の衛生環境の維持管理に加え、出来うる限り、本校の教育活動の中から3つの「密」が重なる活動を徹底して避けるべく、今年度の教育計画の全体的な見直しを検討しています。

 今後も新型コロナウイルス感染防止対策の徹底を図り、感染症対策に万全を期して教育活動を実施してまいりますが、各家庭でもお子さんの健康状態の把握に努めていただくとともに、発熱など風邪の症状がみられる時は、登校を控え自宅で休養させてください。

 こういう情勢の中においては、SNSやインターネットなどで、誤った情報や憶測が拡散され、事実と異なる事柄に惑わされ、冷静な対応を見失ってしまいがちでありますが、正確な情報収集に努め、通常の生活を迎えるための準備のための時間として前向きに捉えて、お子様が臨時休業中の期間を過ごせるよう今しばらくよろしくお願いします。

 また、緊急事態宣言対象地域等の感染拡大地からやむを得ない事情で、ご家族が帰省した場合、または、帰省する場合は、帰省した後、少なくとも2週間、慎重に行動し、外部との接触を控えていただきますようお願いいたします。

 先日、学校ホームページで触れたレジリエンス(resilience)ですが、英和辞典等では、「回復力・快活・元気・弾力性」と訳されますが、心理学では、「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」といったような意味で使われています。

 すなわち、「へこたれない力」です。目標設定さえも難しい時ではありますが、「朝の来ない夜はない」生徒の皆さんが、こんな時こそ、学校再開後の希望や意欲を持ち続け、今できることをやり抜く西中生であって欲しいと願っています。保護者の皆さまのご支援もよろしくお願いします

 教職員一同、西中生の皆さんと再会できることを楽しみにしています。