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2021年6月の記事一覧

お知らせ 令和3年6月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージが届きました。

令和3年6月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ
 はじめに、県内各地でワクチンの接種が本格化し、多くの人手が必要となる中、県内のある地域では、地元の看護専門学校の生徒たちから、集団接種会場での血圧測定作業等を手伝いたいとの申し出があったそうです。
 こうした生徒たちの自発的な行動を促したのは、最前線で奮闘されている看護師さんたちの姿でした。常に感染の危険と隣り合わせの状態にありながらも、患者を助けたいという一心で献身的に活動される姿、その姿を見て「自分にも何かできることはないか」との思いが沸いてきたのだそうです。
 医療現場という感染症対策の最前線で、日々、強い使命感を抱きながら、懸命に御尽力いただいている医療従事者の皆様、皆様の姿に多くの県民が勇気を頂いております。改めて、こうした医療従事者の皆様を始め、感染症対策に携わる全ての方々に深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、新規感染者数が減少傾向にある一方、感染力の強い変異株の急速な広がりや、人流の増加も見られます。
 そのような中、昨日、10都道府県に発令されている「緊急事態宣言」について、沖縄県を除く9都道府県で予定どおり解除し、このうち東京都、大阪府など7都道府県については、「まん延防止等重点措置」に移行することが決定されました。
 また、現在、5県に適用されている「まん延防止等重点措置」については、埼玉県、千葉県、神奈川県の3県で期間を延長し、岐阜県と三重県は解除されることとなりました。
 一方、県内においては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、県民の皆様、事業者の皆様に、引き続き「重点対策」に取り組んでいただいているところです。
 おかげさまで、今月14日に、感染状況を判断する全指標がステージ3の水準を下回り、昨日までその状態が継続しております。
 しかし、「1週間当たりの感染経路不明割合」が依然として高い水準で推移していることに加え、変異株による感染も確認されており、ひとたびクラスターが発生すると、急速な感染拡大につながるおそれもあることから、今後も気を引き締めて感染対策に努めていかなければなりません。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、油断することなく、引き続き、福島県内全域を対象とした「重点対策」への御協力をお願いいたします。
 まず、マスクの着用や、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 ただし、これからの季節は、気温が上昇し、蒸し暑くなります。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛けるなど、熱中症には十分注意してください。
 次に、感染リスクの高い行動は、控えていただくようお願いします。移動先の感染状況等、様々な情報に注意していただくとともに、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
 飲食については、感染防止対策が徹底されたお店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。
 喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。こうしたことが、御自身のため、そして御家族など大切な方を守ることにつながります。
 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底や、テレワーク・ウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。
 現在、県では適切に感染対策が取られている飲食店に対して認定ステッカーを交付する「ふくしま感染防止対策認定店」制度を推進しております。事業者の皆様には、是非、この制度に御参加くださいますようお願いいたします。
 学校関係者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 医療機関、施設管理者の皆様におかれましても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。

 県内における医療従事者へのワクチン接種については、現時点で、2回目の接種率が9割を超えており、6月末には完了の見込みとなっております。
 また、高齢者へのワクチン接種については、1回目の接種率が4割、2回目の接種率が1割を超えたところであり、これは全国でも上位となっております。
 今後も、7月末までに高齢者の接種が完了するよう、それぞれの自治体の進捗状況や要望を伺いながら、円滑なワクチン接種に向けて、市町村の取組を全力で支援してまいります。
 県民の皆様の御理解、御協力により、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、全体として改善傾向にあります。
 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、対策への御協力をよろしくお願いいたします。
 感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止してまいりましょう。

 

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