こんなことがありました

同窓会会長様より祝詞をいただきました

9年生は、当初の予定では3月2日(月)に同窓会入会式を実施する予定でしたが、今回の新型コロナウイルスの影響で急遽中止となりました。中止となったことを残念に感じていたところ、同窓会会長の橋本文男様より、「同窓会入会への御礼」と題して、9年生へ温かい祝詞をいただきましたので、こちらに掲載いたします。

 

「中学3年生の皆さん、ご卒業おめでとう御座います。」

同窓会入会式で皆さんに御挨拶出来る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止になってしまいました。とても残念であります。そこで、ここに皆さんそれぞれの進路へのエールを送ります。

学校生活での出来事は、50年以上過ぎても人生の折々に思い出します。部活での練習のつらさ、試合で勝った時の喜び、級友と時の過ぎるのも忘れての語らいは、今でも思い起こす事が出来ます。

無論楽しい事ばかりではありません。苦しかったことは、自分達の行動や考えが大人社会に受け入れて貰えなかった事や、友人との意見の違いに悩み苦しんだ事です。私の人生最大の落ち込みは、東日本大震災でありましたが、人生最高の出会いはその震災でもありました。福島の支援に来てくれた人たちとの繋がりは、今でも広がり続けています。皆さんも人の出会いを大切にしていってください。

今皆さんは受験勉強と進路に、未来の自分に向き合い、不安と喜びの狭間で毎日を過ごしている事でしょう。そして、慣れ親しんだ学び舎を巣立って行きます。一人ひとりの輝く未来は、誰の頭上にもあります。その手で掴みとれることを楽しみに待っていて下さい。

50年も前に卒業した私は今、同じ学び舎(建物は違います)で過ごした事を喜び、皆さんに出会えた事に感謝します。先生たちは皆さんの未来に、大きな喜びが待っていることを信じています。

ここに令和元年度卒業生の皆さん一人ひとりの夢と希望にエールを送り、同窓会入会の御礼といたします。

有難うございました。

須賀川市立小中一貫教育校 稲田学園 同窓会 会長 橋本 文男