こんなことがありました!

読書ボランティアによる「読み聞かせ」が行われました

 本校では、全学年毎朝、朝自習の時間を使って「朝の読書活動」を行っていますが、今日の朝は、いつも読書ボランティアに来てくださっている佐藤美恵子さんのよる「読み聞かせ」を2年1組の教室で行われました。
 今日の絵本は『いろいろたまご』と『くまのこうちょうせんせい』でした。
 中学2年生に絵本と思いがちですが、ところがどうして… 感動的な「読み聞かせ」だったので詳しく紹介させていただきます。
 『いろいろたまご』では“ぱっかん・しゃかしゃか・ふわふわ・つるつる”など卵の変化の様子を生徒にクイズ形式で当てさせていましたが、普段目にしている卵を五感で考えさせていて、卵かけご飯は校長先生もわかりませんでした。
 また『くまのこうちょうせんせい』は、末期がんと宣告されながら、「命の授業」を行った神奈川県茅ヶ崎市立浜ノ郷小学校長の故大瀬敏彦先生を題材にした絵本です。
 元気にあいさつをしようとこどもたちに毎朝声をかけてきたくまの校長先生と、大きな声をだすことが苦手なひつじ君のお話です。実はいろいろな理由があってひつじ君は大きな声をだせないのです。そして、くまの校長先生は、病気になって、はじめて弱っている人は大きな声を出せないときもあることを知ったのです。病院から学校に通ってきたくまの校長先生は、一生懸命大きな声を出そうと練習していたひつじ君に謝ったその時、くまの校長先生は倒れてしまいます。そしてひつじ君とった行動は…
 いろいろな出来事や理由があって私たちは生活しているが、「がんばれ」「元気だせ」と一概に言うことが、その人にとって負担になる場合があるんだということを、改めて絵本から教えられました。まさに感動的なお話です。聞いていた生徒の中には、そっとほほを伝わる涙を拭っていた生徒さんもいました。
 本校では、今後も子どもたちの読書活動を推進して参りたいと思います。