左のうでの6の位置に100g。右のうでは?

実験用てこを使い、てこが水平に釣り合う時のきまりについて実験している6年生。先日の授業では、実際のてこを実験用てこに置き換えて、てこの仕組みを考えることができました。右のうでを押す・引く・おもりをつるすというこれらは、すべて力の大きさは同じであることを確認した後、左うでの6の位置に10gをつるした場合、右うでは支点からどの位置に何gのおもりをつるしたら水平になるかを、実験しました。

はじめは、「1の位置からやっていこう。」と、グループごと考えたようで、順番に10gをつるしている姿が見られました。しばらくすると、「これさあ、力点が支点から離れるほど、少ないおもりで釣り合うね。」「力点が支点に近づくほど、釣り合うためにおもりがたくさん必要になったね。」など、何か秘密に気づいた6年生。表にまとめていると、算数科で学習した「比例・反比例」でもこのような表があったことに気づきました。「支点からの距離を2倍・3倍にすると、重さは1/2・1/3になるね。」「おもりの位置とおもりの重さをかけると、全部60になるね。」など、発見がありました。

次は、予想を立ててから実験開始。左うでの6のところに20gをつるした時、右うでのどの位置に何gで釣り合うのかを予想しました。そして実験。「やっぱりな。」「そうだと思ったよ。」という声が聞こえはじめたところで、最終問題。「左うでの6の位置に100gをつるします。右うでの1~6の位置すべてにおもりをつけて、実験用てこを水平にしてみてね。」と課題を出しました。子どもたちは、「6の位置に100gだから、左うでのてこを傾ける働きは、100(g)×6=600(g)だね。だから~。」と、グループの友だちと考え、その答え合わせとして、実験用てこを操作して確かめを行いました。てこのきまりに気づいた6年生でした。