分度器で測れない大きい角度はどうしましょう

4校時は、第2回授業研究会を行いました。今回は、第4学年の算数「角の大きさ」の授業でした。いろいろな角度を分度器で測る学習を前時まで行い、本時では「180°より大きい角度の測定の仕方」を考えた4年生。子どもたちにとってこの課題は、ジャンプある課題だったと思います。前時では、2つの角度を分度器で測定した後、その角度を計算で求める学習をしていたため、その考え方を生かして本時につなげていきました。前時では、90°より大きいか小さいかに着目して見当をつけたり、三角定規の角や向かい合った角の大きさを調べ、考えたことを説明することができたようです。本時の課題は、180°より大きい角度だったため、まず学級全体で見通しを立てました。「180°とあと何度と考える。」という名付けて「たす作戦」と、「1回転の角度よりどれだけ小さいかを考える。」という名付けて「ひく作戦」。導入では、教材に付いていた「パクくん」という角度の大きさを視覚的に実感できる教材も使用。また自力解決の時間では、ヒントがほしい人に対して、視覚的に実感しやすいように、180°の補助線を引く考え方をアドバイスする担任の姿が見られました。みんなで2通りの考え方を確認した後、習熟問題に挑戦。「たす作戦」「ひく作戦」のどちらかを選び、問題に取り組んでいました。時間がきてしまったため、習熟の問題の確認まではできませんでしたが、友だちと教え合い学び合う中で、考えを深めたり広げたりする、素敵な瞬間を見ることができました。