EM活性液を作ろう

 4年生は総合的な学習の時間に、「ふるさとのきれいな水と森」という学習をしています。これまでに、学校評議員である石井孝幸様をお招きして、EM菌についてわかりやすく教えていただいた4年生。微生物が増えると、環境がよくなることなどを知ることができました。本日は、「EM活性液をつくろう」という活動を行うため、各家庭からお米のとぎ汁を持参しました。朝からわくわくしていた4年生。「今日は暑いから、お米のとぎ汁が悪くならないかな。」「EM活性液が作れなくなったらどうしよう。」「冷蔵庫に入れた方がいいんじゃないかな。」と、4校時の理科の時間に心配していた様子が見られました。EM活性液とは、EMを液体で増やした物のことです。 EM(有用微生物群)は生き物です。 エサを与えることにより増殖して活性が高まりますので、より元気に働くようになります。 「EM活性液」はガーデニングや畑作・生ゴミ処理・掃除など様々な用途に使えます。白江小学校では、プールの水をきれいにしたり、岩根川に流したりするために、このEM活性液を使っていきます。

 そして迎えた5・6校時。①米のとぎ汁、水10L、EM液100mL、糖蜜100mLを入れ、フタをしめて混合する。②密閉・静置し、発酵させる。③発酵によりガスが発生するので、適宜キャップを開けてガス抜きをする。④ガスの発生がなくなれば、完成。甘酸っぱい発酵臭と酸味があれば、うまく発酵している証拠です。本日は、この①を行いました。自然と科学の部屋は、糖蜜の甘い香りで包まれていました。大きなバケツに米のとぎ汁・水・EM活性液・糖蜜を入れて、竹の棒で混ぜていた子どもたち。まるで、和菓子店さんの厨房のような感じしました。混ぜる人・ペットボトルに入れる人・入れるための漏斗を持つ人など、友だちと役割を分担して活動していた4年生。明日からは、②と③をやっていきます。ガス抜きをしないと、ペットボトルが破裂してしまうそうです。今は甘い香りがしますが、甘酸っぱい発酵臭と酸味が出てくるそうです。育っていくのが楽しみですね。