食べ物は口の中で別の物に変化するのかな?

5校時は、6年生の理科を行いました。だ液がでんぷんを変化させるのかを実験しました。給食のご飯を少量残してもらい、それを使うことにしていました。給食の献立を見てびっくり。「ゆかりご飯」だったのです。しかし、さすが6年生です。気を利かせて、ゆかりを混ぜる前の白米を取っておいてくれました。そして、実験開始。まずは、白米にでんぷんが含まれているかを調べるために、ヨウ素液を使用。ヨウ素液をかけたご飯は、あっという間に青紫色に変色。でんぷんがあることが分かりました。ご飯粒を木綿の布に入れて、40℃(体温に近い湯)の湯に揉み出しました。白濁した液を試験管に入れ、片方には唾液を入れました。2本の試験管を、40℃の湯で10分間くらい温めた後、両方の試験管にヨウ素液を入れました。すると、唾液を入れなかった方は、青紫色に変色。でんぷんがあるということが分かりました。しかし、唾液を入れた方は、青紫色ではなく少し変色した白濁色になりました。ただし、ご飯を湯に揉み出す時に、ご飯粒が混じってしまった班は、その部分が消化されずにヨウ素液で青紫色になってしまいました。この結果もまた、いい学習になりました。次回の授業で、考察を行います。