こんなことがありました!

出来事

5年生 理科の授業 ー直径1mmの卵をのぞくとー

「・・・!」

何をしているかというと、実は顕微鏡をのぞいています。

5年 理科「魚のたんじょう」の学習では、手軽に飼育できるメダカを教材にし、卵から稚魚の誕生までの様子を観察し、命の尊さに触れる学習をしています。

メダカは一般的に水温が18℃以上、日照時間が12時間以上で卵を産み始めますが、今年は、暑い日が続いたせいでしょうか、GW明けから早くも卵を産み始めました。

 

 

理科の授業が始まると、直径1mm程度の小さな透明の卵の中で起きている不思議なドラマに子どもは夢中です。

小さな発見をすると子どもたちの間からきまってでてくる言葉。

「ねぇ、わたしのみてぇ。◎◎◎になってるぅ。」

目玉ができたとか、心臓らしきものが動いているとか、卵の中で動いているとか、子どもの気づきは様々です。

 

すると

どれどれと隣の子どもがのぞいて、こういいます。

「ほんとだ。すごいねぇ。」

 

 

隣の友達だけではおさまらず、グループ内で気づきを共有することもしばしば。実にほえましい、居心地のよい学びの空間がそこにはあります。

 

タマゴは、一つずつシャーレに入れ、番号をつけます。同じタマゴの変化を数回にわたって観察するためです。

 

記録もその都度忘れずに。

 

メダカのタマゴは、水草などに産み付けられ、通常9日ほどで孵化します。その過程を見続けることができた子どもたちは、生命の不思議さにきっとびっくりだったことでしょう。

 

理科の授業で大切な場づくりと教材教具の数。今回は、可能な限り一人一台の顕微鏡を子どもが使えるようにしたいと考え、不足分を市内事業所 ふくしま森の科学体験センター(ムシテック)様より一定期間借用し授業を実施しました。これにより、子どもの学びは大きく、深まったものと実感しています。

 

 

メダカは今、続々と孵化し、稚魚が小さな水槽で泳いでいます。大きく育ったらまた次の世代に命をひきつぐためタマゴを産むことと思います。それを見届けるまで、5年生は飼育を続けます。

 

 

で、、、、、5年生の理科 次のミッション

実は、同時並行で、着々と準備が進んでいます。