本校が「食育」に力を入れていることは、すでにお知らせをしてきました。岩瀬支所の保健師さん・看護師さんや地域の「食生活改善推進員」さん等にご協力をいただいての「夏休みのおやつづくり」、上遠野栄養士による全学級での栄養に関する授業やはしの持ち方指導、80歳で20本以上の自分の歯がある地域の方をお呼びしての「8020ふれあい給食」、先日FCTでも取り上げられた「希望こんだて作り」、保護者の方の「給食試食会」などがその取り組みですが、これらのいわば「目立つ」ものだけではなく、毎日の地道な取り組みも効果を上げています。その一つが「給食の残食を減らそう」という指導です。
給食の時間には、大友養護教諭が全教室を回って、担任とともに残さず食べるよう声をかけます。下の学年で残りそうなものは、たくさん食べる上の学年の児童が取りに来てくれます(もっとも、最近は下の学年の児童もよく食べるので、職員室が狙われています・・・)。また、上遠野栄養士がまとめた「今月の残食量」を大友養護教諭が担任に配布し、指導に役立てています。
ちなみに、2月の本校の残食量は月合計で12.5キログラムでした。2月の給食回数は19回でしたので、1日平均660グラムほど。毎日ほとんど残りがない状況です。
ただ、それでも「魚メニュー」の日(たとえば、「いわしのごまみそ煮」「鮭の塩焼き」「さんまの甘露煮」)は残食が多い傾向にあります。カルシウムたっぷりの魚もおいしく食べることができる児童を育てたいと思います。