こんなことがありました!

出来事

授業づくりで学校をつくる ー6年 理科「水溶液の性質とはたらき」の授業からー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

前回報告できなかった北海道大学教授 守屋 淳さん来校の際の代表授業の様子についてお伝えします。

 

本単元は、「水溶液には気体が溶けているものもあること」「水溶液には金属を溶かす性質を持つものもあること」「水溶液は酸性、中性、アルカリ性に分けられること」などを実験を通して理解しながら、水溶液の性質とはたらきについてとらえることがねらいです。

 

本時は、1「酸性とアルカリ性の水溶液を混ぜるとどうなるか実験を通して知る」つまり、「中和」について理解することがねらいです。

実は「中和」については小学校の理科では扱いません。中学校3年生の内容です。本時は、水溶液には酸性、中性、アルカリ性の性質があることを知り、「混ぜるとどうなるの?」という問いを持った子どもの問いを何とかしようと授業者がチャレンジした授業です。

 

授業の様子です。。。。。

 

4人グループの机上にはペアで実験を進めることができるよう、2セットの実験器具が意図的に置いてあります。ペアで実験し学んだことを4人グループで確かめ合えるようにすること、誰一人傍観者が出ないようにすること・・・。教師の意図はそこにあります。

 

 「混ぜるとどうなる?」授業者は何も言わず黒板こう記し、同じ濃さの酸性の塩酸とアルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液をまぜるとどうなるかを問いかけます。

 

一番前の女の子が「全然分かりません」と答えます。次に男の子は「わかんないけど、、、、酸性とアルカリ生を混ぜるんだから中性、、、、かな?」と曖昧な答え。

「分からない」ことを「分かる」ようにするのが授業。従って子どもの「分からない」はことさら大事にしないといけませんし、本来、授業は「分からない」から授業の足場をつくっていかなければなりません。

分からないことを分からないと言える子、それを受け入れ全員で寄り添える学級。本校の子どもはそこまで育っています。

 

 

「じゃあ、分かるようにしていこうか」と授業者は指示書を渡します。指示書も同じように二人で一枚。ペアでの学習を意図的に促しています。

 

指示書 PDF.pdf

 

指示書を作成し、配布するようになってから授業者が実験の手順や実験の仕方をくどくど説明することがなくなりました。こどもも、実験で困ったときは、授業者にたよることなく、実験をしながらもう一度指示書に戻って確認できます。

 

ここまで5分。一般的に活動に入るまでの時間は5分以内が有効とされています。だから間のびは禁物。授業者の長い話も禁物。子どもの意欲が下がってしまうからです。

「さあ、はじめよう。スポイトだけ混ぜる水溶液ごとに使うの気をつけてね。」と授業者。

共同と探究ー。わからいを分かるようにするための子どもの探究活動の始まりです。

 

 

 

 授業者は、全体が見える位置にポジションを取り、子どもの活動を見守ります。子どもを信じ子どもの活動を保障します。

子どもはみな夢中。一人ひとりが学びの主人公。誰一人学んでいない子どもはいません。すごいことです。

 

 「最初は大胆に入れてもいい」と指示書には書いてありましたが、子どもは慎重。それはそれですばらしいです。

 

 

 「・・・!」全体を見ていた授業者が動きます。同じ濃さだった塩酸と水酸化ナトリウムが実は微妙に濃さがずれていて、期待した結果が得られていないペアがあったためです。

 

 

 

 

授業が始まって25分ほどたったとき、授業者は子どもの活動を切ります。

 

 

そして、全員が実験結果を共有できるよう最後に演示して見せます。

 「アルカリ性の水溶液に酸性の水溶液を混ぜると・・・・・・ほら!」

 

「うわー!!」

BTB溶液が緑色になると、歓声を上げる子どもたち。すでに結果が分かっている子どもたちも歓声を上げます。こうして子どもたちは、自分たちが学んだことを振り返り、納得していくのです。

 

学びはこれで終わりではありません。課題の総括として、授業者は「同じ量、同じ濃さの塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜたら中性の水溶液ができた。どんな水溶液ができたか化学式を使って考えなさい。(塩酸・・HCl 水酸化ナトリウム水溶液・・NaOH)」と問います。

 

元素記号や化学式はこの単元に入ってから少しずつ学ばせていたとはいえ、これもまた中学生の学習内容。

前時までにも

○ 炭酸水のペットボトルのキャップをひねり、栓を抜いたら泡(二酸化炭素)がでた。泡が出た後の水溶液は何か、 右を使って考えよう。(炭酸水・・・H2CO3   二酸化炭素・・・CO2) 

○ 塩酸にスチールウール(鉄)を入れたら泡(水素)が出た。泡が出た後の水溶液は何か、右を使って考えよう(塩酸・・・HCl  スチールウール(鉄)・・・Fe  水素・・・H2)

○ 塩酸にアルミ箔(アルミニウム)を入れたら泡(水素)が出た。泡が出た後の水溶液は何か、右を使って考えよう。(塩酸・・・HCl  アルミ箔(アルミニウム)・・・Al  水素・・・H2)

○  水とけむりを混ぜたら酸性の水溶液になった。酸性の水溶液は何か右を使ってで考えなさい。ただし、けむり(S)は、空気中で酸素(O2)と結合する。(けむりと酸素の結合物質・・・SO2(二酸化イオウ) 水・・・H2O)

と、頭の中で現象の変化が納得できるよう化学式を用いて考えさせてきました。子どもは化学式を自分たちなりにたし算やひき算のようにして考え、考えたことをタブレットで確かめながら理解してきました。

 

今日も同じように、難問ですが、子どもは果敢にチャレンジします。分からないときは、一人で悩まず、友だちと支え合いながら「どういうことなのか」探究し、学び合います。本当にすばらしい子どもたちです。そして、、、しばらくすると、、、、、

「できた!! NaCl + NaOH → NaCl + H20 え? NaClって・・・・え?塩?・・・『NaCl + H20』って塩水?食塩水になっちゃうの??」と驚きの声。

 

授業者は、まぜあわせて中性になったその液体を取り、蒸発皿で蒸発させるよう指示します。

 

(食塩が析出したことに) 「うわぁ・・・・!!」と子どもたち。

子どもは学ぶ、学ぶのです。

 

 

 授業の残りもあと5分ほど。

授業者はどうしようか悩んだ末に、「できるところまで進めよう」と決断し、さらに学習を進めます。

 

机上に、具体物とプリント。

プリントには、

誤って「まぜるな危険」と書いてある塩素系洗剤と酸素系洗剤を同時に混ぜて使ってしまった。これは大変危険である。危険な理由を化学式を使って考えなさい。なお、塩素系洗剤の主成分は次亜塩素酸、酸素系洗剤の主成分は塩酸である。(次亜塩素酸・・・HClO  塩酸・・・HCl)

と書いてあります。

さあ、考えてみよう!

みなさん、わかりますか?

子どもは、数人わかりました。チャイムが鳴ってしまったために、不完全燃焼の感じがあり、翌日みんなで考え直しながら学び直しました。

 

 

「楽しかったぁ」と子どもたち。

その声を聞き、「よかった」と思いつつ、内容がもりだくさんだったために急ぎ足で、子どもに十分な時間をとってあげることができなかったことに、ちょっぴり反省の授業者。

 

この後のリフレクションでは

〇 学びの主人公が子どもだったこと

〇 夢中になって探究し、全員が学びきっていたこと

〇 「分からない」と言える子どものすばらしさ

〇 タブレットで調べることに勝るノートでの振り返り

など、多くの話題が出ました。

 

子どもの学びが豊かだったから、子どもの学びから教師もまた多くの学びを得たのですね。子どもたちに感謝しなければなりません。

 

 

おまけです。この「水溶液の性質とはたらき」の授業は、授業者は今回紹介した1時間のみを中心と考え単元をデザインしていたのではありません。ある職員はほぼほぼすべての授業を参観したのですが、すべての授業が見所満載でした。

 

この単元は、そもそも提示した「謎の水溶液A~Eが何か突き止めていこう」ということからはじまった学習です。突き止める過程の中で、子どもは、「水溶液には気体が溶けているものもあること」「水溶液には金属を溶かす性質を持つものもあること」「水溶液は酸性、中性、アルカリ性に分けられること」をとらえ、理解してきました。また、実際に煙と水をあわせて酸性の水溶液をつくり、それが酸性雨が降るメカニズムであることもとらえてきました。

単元を通して子どもは学びの主人公になり、夢中になって学びきったのです。

 

ちょっと何枚か写真でお見せします。

 

 

 

 

授業づくりで学校をつくる ー北海道大教授 守屋 淳 先生の訪問ー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

この日、北海道より北海道大学教授 守屋 淳さんが来校。一日本校の教育活動を参観し、今後の授業づくりに向けたアドバイスがありました。

守屋さんは、大学で教育学の研究を進める一方で「北海道学びのネットワーク」を主宰し、北海道の教員の授業づくりについて指導的立場にあり、授業づくりの第一人者です。また、学びの共同体SVとして全国各地の学校の授業づくりと学校づくりを支える活動をされています。

今回、本校の取り組みについて、話をきき、ぜひ訪問させてほしいという依頼があり訪問が実現しました。北海道の教育について中心的立場にある守屋さんにきてもらえるという機会に職員一同この日を心待ちにしていました。

 

この日は全学級を参観するとともに、午後は代表授業を参観。さらには授業リフレクションと全体講話と本校にとって充実した校内研修の日となりました。

なお、守屋さん来校にあわせて、市教育委員会指導主事や市研修センター指導主事、市内の学校からも多数来校し、本校にとって大きな学びのある一日となりました。

 

 以下、一日の流れに沿って紹介します。

 

 

1 全学級授業公開(3・4校時)

 全25学級の授業をひらき、子どもの学びの様子を参観してもらいました。

 互いに支え合いながら学ぶー。この一年で子どもはすっかり学び上手になりました。どの学級の子どもも穏やかなのです。気持ちよさそうに学んでいます。教師が教えるのではなく、子ども同士が支え合って学びながらつかみ取っていく。教師はそれを支えていく。

 

この一年の継続の子どもの姿が以下の写真。 

どうでしょう。。。

写真をご覧になった皆様は一小の子どもや授業者の様子からどんなことを感じますか?

 

 

 

ペアやグループ学習で支え合って学ぶことを継続してきたことで、学校は様子が一変しました。 

例えば、今回、教室を回っていたとき、友だちと喧嘩をして泣いていた子どもがいました。

友だちが声をかけています。「だいじょうぶ、泣かなくていいんだよ。」と。。。。教師も「悔しいことがあったら、先生にお話ししてごらん」とそばに寄り添います。

学級全体がやさしさにあふれています。支え合って学ぶことで、どの学級も互いが互いを理解し合い、うれしいことも、かなしいことも、くやしいことも、みんなで共有し合える子どもがたくさんいる学級となりました。とてもうれしいことです。

 

 

 2 代表授業(5校時) 6年 理科 「水溶液の性質とはたらき」

 

本単元は、「水溶液には気体が溶けているものもあること」「水溶液には金属を溶かす性質を持つものもあること」「水溶液は酸性、中性、アルカリ性に分けられること」などを実験を通して理解しながら、水溶液の性質とはたらきについてとらえることがねらいです。

本時は、12時間扱いの最終。「酸性とアルカリ性の水溶液を混ぜるとどうなるか実験を通して知る」つまり、「中和」について理解することがねらいです。

あれ?と思う方もいるかもしれません。そうです。実は「中和」については小学校の理科では扱いません。中学校3年生の内容なのです。

しかしながら、この授業を進め、水溶液には酸性、中性、アルカリ性の性質があることを知ると、子どもは必ず「混ぜるとどうなるの?」という問いを持つのです。

この授業は、そんな子どもたちの問いを大切にし、構想した授業。授業者のチャレンジでもあります。

 

授業の様子です。。。。。

 

子どもの学びから多くのことを参観者も学ぶことができた授業。

実は、今回の授業については皆さんにお知らせしたいことがたくさんあります。

従って、この授業での子どもの学びの記録については、再度新たな記事にてお知らせすることにします。少しお待ちくださいませ。

 

とにかくすごいぞ。6年生!

 

3 授業リフレクション・全体講話 

 代表授業のリフレクションでは教師同士が授業での子どもの学びから学び合います。

 

 

そして最後は守屋さんによる全体講話。

 

話で大切だと思ったのは、「これからめざす教育の形は、授業では、子どもが学ぶ主体であって、教師はそれを支える存在となる」という話。

第一小学校の取り組みは着実に「これからめざす教育」に近づいており、授業の一端から「子どもが学びの主人公となっていること」「どの子も夢中になって学んでいること」「教室がどの子にとっても安心していることができる、受け入れられている場所であること」がうかがえたという話もありました。

 

 

子どもの目の輝くと同じくらい、教師にも多くの学びがあったなんともぜいたくな一日となりました。

 

 

 

 守屋さんもまたきっときてくれるはずです。

その日まで、日々子どもと授業にチャレンジです。

 

代表授業の様子は、準備ができましたらまた掲載しますので少しお待ちください。

 

バスケしようぜ! ーバスケットボールの寄贈-

(株)ISUZU自動車様よりバスケットボール10この寄贈があり、校長室にて体育委員会の子どもへと伝達されました。

この寄贈は、本校とご縁がある福島ファイヤーボンズ様が、SDG’Sパートナーシップ協定を結んでいる(株)ISUZU自動車様に働きかけて実現したものです。

本当にありがたいことです。

寄贈式には、福島ファイヤーボンズ様、(株)ISUZU自動車様ともに来校。直接、育委員会の子どもが受け取りました。

「このボールをボロボロになるまで使って運動に親しんでください」と福島ファイヤーボンズ様、(株)ISUZU自動車様それぞれから話があり、運動委員会の委員長は、「いただいたボールを使って体育の時間や休み時間、たくさん運動します。」とあいさつ。

 

 

最後は、ボールを手に記念写真をとりました。

 

一小の皆さん、せっかくいただいたボールです。ぜひ使ってくださいね。

 

みんな・・・「バスケ しようぜ!」

 

 

 

いっぱい、いっぱい、ありがとう ー6年生を送る会ー

 

本日、快晴。6年生を送る会。

 

 

 

6年生を送る会は、毎年、卒業を目前に控えたこの時期に、お世話になった6年生に対し、1年生から5年生までの児童が感謝の気持ちを伝える場として行っています。

しかし、今年は特別です。

なぜなら、昨年度までは、感染症の影響もあり、1年から5年生までは、自分たちの発表が終わると他学年の6年生へのプレゼントの演技を見ることなく教室へ戻らざるを得なかったから。

4年ぶりに最初から最後までの時間を全員で過ごして、お世話になった6年生を送ります。

5年生が企画・運営にあたりましたが、飾り付けや招待状の作成などは各学年が分担して準備しました。

 

 

さあ、6年生の入場です。

 

 

 そして5年生の「6年生を送る会」実行委員長のあいさつです。

 

 

 この会に向けて、1年生から5年生までの子どもたちは心のこもった演技をプレゼントしようと練習を重ねてきました。

どの学年も、気持ちが伝わってくる発表でした。

 

では、発表順に写真をご覧ください。

 

 

① 1年生

1年生は歌とダンスのプレゼントです。かわいいダンスはとても引きつけられます。6年生もニコニコのほっこりです。

 

 

② 2年生

2年生はクイズ。シンキングタイムは運動会で話題沸騰だったのチェッコリーダンス(下写真)で色を添えます。

 

「間違ったら卒業しないでずっといてね」って2年生にいわれ、6年生も必死でした。・・・・しかし難問の連続。いやぁ、難しかったです。

 

 

 

 

③ 3年生

3年生は6年生にお世話になった場面を取り出して劇にして再現しました。声も大きくて立派でした。ダンスも上手で、6年生も楽しく見ることができましたね。

 

〇 朝のあいさつ運動

〇縦割り清掃 

〇集団登校 

 

 

④ 4年生

4年生は「よさこい」。6年生にも混ざってもらいながら一緒に楽しみました。実は、感染症で学級を閉じているクラスもありみんなそろって6年生へのプレゼントをしてあげることはできませんでした。だいじょうぶ。6年生への感謝の気持ちは人数がクスなくともちゃんと届いていましたよ。

 

 

 

⑤ 5年生

5年生は「鼓笛」の披露。披露に先立って、移杖式が行われました。6年生から5年生へ鼓笛隊がh機継がれます。移杖された指揮棒を手に主式の児童が「伝統を受け継ぎ、がんばります」とあいさつ。これから第一小学校の鼓笛隊は5年生が一年間しっかり演奏してくれます。「がんばれ5年生!」そんな思いを持って6年生は5年生の演奏をきいていたはずです。

 

 

 

 さいごは、6年生が1年生から5年生へ向けて演奏とメッセージのプレゼント。

 

ぼくは、校庭で友だちと遊ぶのが好きでした。

わたしは、友だちと授業で難しい問題を考え合うのが好きでした。

 

 

第一小学校が大すきだと6年生。

そして、1年生から5年生に、同じように大すきな第一小でたくさん勉強してたくさん遊んでほしいと思いを言葉に乗せてを届けます。

6年生のメッセージは、心に刺さります。。。。6年生のみなさんすばらしいです。

 

 

退場です。。。。。

 

 

在校生から卒業生へ。

卒業生から在校生へ。

互いにありがとうを交換できたすばらしい時間でした。

このような会をつくってくれた1年生から5年生に感謝です。

とくに、5年生、よく頑張りました。ありがとう。

 

 

新班長 よろしくおねがいします。(^_^)/ -登校班 新班長始動!-

令和5年度の教育活動がいよいよもって1ヶ月をきる状況の中、令和6年度に向けた取り組みが少しずつですが着々と進んでいます。

 

今日の朝の登校の様子。

「あれ?なんか、違うな。。。。。」

 

不覚にも投稿者は今日から実施だということを忘れてしまっていていたのでした。

そうです。今日から登校班は班長が6年生から5年生へとバトンタッチされ、各班とも5年生を先頭にあるってくるのです。

 

「新班長!がんばって。よろしくおねがいしますね」と声をかけながら子どもたちの登校をむかえます。

 

今朝もまた、とびきり寒い朝でしたが、5年生の新班長を先頭に子どもは皆元気!!

 

6年生は卒業までの一ヶ月あまりは5年生の新班長を見守り、支えてあげながら一緒に登校します。

交通事故に遭わぬよう、安全に登校してくださいね。

 

新班長、よろしくお願いします。

そして、6年生の班長だった皆さん。1年間本当にありがとうございました。

わたしたちにできること ー能登半島地震で被災された皆さまへー

本校では、ボランティア委員会の子どもたちが話し合い、この度の能登半島地震で被災された皆様の役に立っていただければと、保護者の皆様のご理解をいただきながら、子どもたちが朝の時間などを使って、募金活動を行ってきました。

 

子どもたちの善意の気持ちです。集まったお金も決して多くはありません。それでも子どもたちは子どもたちは、こどもたちは、今回の地震を自分事として考え、何とかしたいと考え、活動してきました。

 

 

22日(木)に市ユネスコ協会の方が来校。集まった募金を渡し、少しだが被災された方々にとどけ、役にたててほしいことを伝えました。

 

今回の地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

本校も、12年前の東日本震災で甚大な被害を受け、多くの方に支えていただきながらようやくここまでたどりつくことができました。

一刻もはやく復旧、復興が実現され、穏やかな日常がもどってまいりますよう心より祈っています。

                              須賀川市立第一小学校 児童 保護者 職員一同

便利になった私たちのくらし ー見学学習3年 社会科 「市の様子と人々のくらしのうつりかわり」の授業からー

3年生の社会科では、市のうつりかわりや人々のくらしのうつりかわりを調べ、様々な発展や技術革新の中、私たちのくらしがどんどん便利にかつ快適に過ごすことができるようになってきていることを捉える学習を進めています。

 

「昔は須賀川はどんなふうだったのだろう」そして、人々はどんなくらしをしていたのだろう。

そんな疑問を持った子どもたちは、研修バスを利用し、市の西方、須賀川市歴史民族資料館と三世代交流館をめざします。江戸末期から昭和のはじめぐらいまでの時代の生活用具や生活していた建物(家)を見学できます。

 

わくわくの3年生。

どんな学習をしてきたのでしょう。

 

 

1 歴史民俗資料館

 

ここには、昔の人々が使っていた道具が展示してあります。

学芸員の先生がついてくわしく子どもたちに教えてくれます。

 

「えー、これが××なの?」と驚く様子の子ども。

読者の皆様、この道具が一体何なのかちょっといっしょに考えてみませんか?

 

 

わかりましたか?

上から、「行灯(あんどん)」「炬燵(こたつ)」「桶と洗濯板」です。今でいうと「室内照明」「電気こたつ」「洗濯機」といったところです。

こうしてみると、今も昔も使い道は同じですが、形も仕組みもずいぶん違っています。

 

 

 

学芸員の先生が絵を使って説明してくれたもの・・・・これは笠(かさ)と蓑(みの)。今でいうと雨や雪よけの傘と雨合羽のようなものでしょうか。。。。

 

よほど興味を持ったのでしょう。子どもたちは本当に食い入るように展示物を見つめ、そして学芸員の先生のお話を全身で聞いています。こういう姿が本当にすばらしいです。

 

 

2 三世代交流館

ここは築100年以上の古民家を再利用し昔の民家をそのままに様々な用途で活用できるようにした施設です。宿泊も可能菜施設です。

 

 

昔の家なので、ほら、囲炉裏。今でいうストーブでしょうか。煮炊きもできるので、コンロも兼ね備えているといったところです。

 

もちろん、ほとんどの子どもたちが初めて見るもの。

 

興味津々。

こちらは、地域のかたが丁寧に説明してくれます。

 

 

 

今はとっても便利になりました。スイッチ1つで料理もでき、スイッチ1つで部屋も暖かくなったり涼しくなったりします。最近は「アレクサ!○○して」とか話すだけでテレビが付いたり明かりが付いたりする時代にもなってきました。

今日見たものは昔の道具や建物ですが、そのとき生きていた方からすると工夫に工夫を重ねた結果の道具です。「古くさい」とかいうのではなく、道具を見ることを通してその時代に一生懸命生きていた人の暮らしのようすに寄り添い。思いをめぐらしたり、そこから科学が進歩して道具もどんどん改良され今にいたているのだということをしってほしいなと思います。

とてもよい学習の機会でした。

 

引率の職員が、あわせて3台のカメラで子どもたちの様子をとってくれたので、別カメラでとった子どもの様子の写真を以下に載せます。

 

 

カメラ2でとった子どもの様子。

 

 

カメラ3でとった子どもの様子。

 

 

 

 

 

 

 

おまけです。。。。

 

これはなんでしょう。

奥はミシンです。

そしてやかんみたいなものはアイロンですね。

その手前のひしゃくのひしゃくのようなものは、「火熨斗(ひのし)」かな???

焼けた炭を入れてひしゃくの底の部分で布をなでるとしわが消える・・・・いわばむかしのアイロンですね。

 

わたしたちの学校をわたしたちで ー児童会全体集会ー

第一小学校は、5,6年が中心となり、児童会活動を行っています。

委員会は「放送委員会」「図書委員会」「新聞委員会」「給食委員会」「園芸委員会」「保健委員会」「整備委員会」「体育委員会」「ボランティア委員会」「代表委員会」の全部で10の委員会。そして、全体のスローガンは「みんなの笑顔があふれる一小に!」

5,6年生の子どもはこの10の委員会にそれぞれわかれ活動してきました。

 

令和5年度も残すところあと一ヶ月あまりとなり、今日は1年間の活動を4,5,6年全員で振り返ります。

 

集会は放送を使って行います。

進行も、放送委員会の子どもたちが行います。

担当の教員もいますが、ここは子どもに任せ、子どものサポートにまわります。

 

各委員会ごとに「活動した内容」「活動できなかったこと」「引き継ぎ事項」の3点を委員長が発表していきます。

どの委員会の委員長も発表が上手です。伝わるよう話ています。

 

 

放送を聞く4~6年生。

きく姿はっても立派です。

 

 

1年生から3年生までの教職員は、みんなで図書室で放送を聞きます。

 

最後に、担当の教員の話。

6年生のみなさん。ここまで立派に活動してくれてくれてありがとう。すばらしかったです。あと一ヶ月、5年生にしっかりバトンを受け継ぐようにがんばりましょう

5年生のみなさん。次は皆さんの番です。今日きいた活動反省をもとに、6年生からバトンをしっかり受け継ぎ、がんばってほしいです。

4年生のみなさん、4月から5年生。高学年になり委員会活動を6年生と一緒にするようになります。高学年の自覚を持ってしっかりがんばりましょう。

 

この一年、5,6年生のみなさんの活動はとても立派でした。

「わたしたちの学校をわたしたちで」。そういう気持ちが活動の中に表れ、児童の皆さん一人一人が輝いていました。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

授業づくりで学校をつくる ー学校を超えて見合う見せ合う 2年 道徳の授業ー

第一小学校では、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

 

新しい取り組みが始まりました。

学校をこえ、他校の教員が来校し、本校の授業を参観。その後授業者と授業についてリフレクションの機会を持つというものです。

よい授業をしたい、よい子どもを育てたいと願う教員同士がこのようにして交流し、話し合うことでお互いを高め合っていくことができれば最高です。

今回こうした取り組みを企画したのは、市の教育研修センターです。今後この取り組みが市の学校全体に広がっていけば、市全体の教育の質も向上できるものと思います。

 

今日は市内の学校から本校に教員が来校し授業を参観します。 

授業をひらいたのは2年生 道徳の授業。主題は「勤労、奉仕(人の役に立てる喜び)」です。 

 

 

教材文は、「いま、ぼくにできること」。東日本震災での体験が話題です。

 

授業を参観するとき、いろいろな見方がありますが、まず教室はいって2年生の子どもの成長の姿に驚かされます。 

 

先生や友だちの話を「きく」姿

 

 

 

友だちと考えを交流する姿

 教師が一年間をかけて子どもを育ってきたことがこのような姿になって表れています。

 

 

 友だち同士で支え合い学び合うことをこの一年間大切にしながら授業づくりをしてきたので子どもはすっかり学び上手になりました。

すばらしいです。

 

 放課後、教室で授業者と参観してくれた教員とでリフレクション。

どのようにして、こんなにすばらしく「聞ける」子ども、「支え合える」子どもを育てたのか、研修センターの指導主事もリフレクションに混ざって、授業での子どもの学びの様子か気付いたことを出し合い共有していきます。

 

 

今後、このような取り組みが市内のあちらこちらの学校で行われ、広がっていくこといいなと思います。

 

 

ところで、 2年生のみなさん。

すばらしいです。

もうすぐ3年生。りっぱな3年生になれそうですね(^_^)/

 

もうすぐ一年生  その2  ーオリーブの木 園児のみなさんの一日体験入学ー

一週間前の市内第一保育所と白鳩保育園の園児のみなさんの一日体験入学に続く第二弾。15日、木曜日には、オリーブの木の園児のみなさん52名が本校を訪れました。

 

こちらも感染症の流行からしばらく実施を見合わせていた経緯もあり、来校は本当に久しぶり。

 

ようこそ第一小学校へ。本当によかったです。

 

 

 

まずは、小学校の元気な先生(教頭)とごあいさつ。

こんにちは。

ちゃんとお話がきけますね。立派な1年生になれますね。すばらしいです。

 

 

 さあ、メニューは前回と同じく「学校たんけん」と「1年生との交流」どんな様子だったのか見てみましょう

 

 

1 「学校たんけん」の巻

 

先生のあとに続いて。途中、給食を作っている部屋から、いいにおい。カレーかな?

そのにおいをクンクンしながら長い通路をあるって行くと。。。。。。。

 

体育館です。

おっきい!と言った子がのみなさんいます。そう、学校の体育館は大きいんです。雨の日でもここで体を動かせます。おっきいお兄さんがちょうど体育をしていて、園児を見ると「かわいいかわいい」って。入学したら本当によろしく頼みますよ。

 

 

心の栄養がいっぱいつまった図書室にも連れて行ってもらいました。

笑うたくさんあるぅー。」ってニコニコの園児のみなさん。

入学したらいっぱい読んでくださいね。図書の係の先生や係のお兄さん、お姉さんがみんなを待っていますから。

 

 

サービス満点の先生は、学校のお宝。トロフィーや賞状が置いてある場所にも案内してくれました。お兄さん、お姉さんがいっぱいがんばったからね。たくさんあるんだよ。

 

 

 

そのほかにもいっぱい歌が歌える音楽室にも案内してもらって大満足。

はやく一年生になりたくなっちゃいましたね。

 

 

 

 

 

2 「1年生との交流」の巻

園児のみなさんが3つのグループに分かれ、1年生の1組、2組、3組でそれぞれ楽しく1年生と過ごしてもらいます。

 

 

それぞれの教室での交流のメニューはこちら。第一保育所、白鳩保育園の園児のみなさんが来たときと同じです。

 

 

 

 

前回に続いて園児のみなさんの1年生の教室訪問に1年生は大喜びの大歓迎!

お迎えの仕方もとても上手です。

 

 

 さあ、交流の様子を見てみましょう。

 

〇×クイズ。

1年生が、学校のことについてクイズを出し、〇か×で答えます。できるかな???

 

 

 

そして「なぞり書き体験」です。

学校に入ると鉛筆を使って文字や絵をかきます。最初に鉛筆の持ち方を教わり、自在に書けるよう丸や曲線をかいて鉛筆でっくことに慣れ親しみます。

今回はその一部を体験。前回同様、1年生が脇につき、見守ってあげます。

真剣な園児のみなさんと見守ってあげる1年生。どちらもとてもすばらしい。

 

 

 

 

 

ランドセルを背負わせてもらったり、教科書を見せてもらったりもしました。

気分はウキウキ1年生。はやく、学校に入学したくなっちゃいましたね。

 

 

 

 

最後は、1年生が一小の校歌をうたいます。。

園児のみなさん、入学したらはやく覚えて、一緒に歌いましょうね。

 

 

 交流が終わって帰る園児のみなさんを1年生は廊下越しにお見送り。

「まってるよぉ~」

 

 

 

第一小学校は、児童も先生も園児のみなさんの入学を待っています。4月までかぜなどをひかないで丈夫に過ごしてくださいね。

 

桜の咲くころ、みなさんが新しいランデルを背負って学校に入学して来る日を楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

一年間の成長の姿を ー授業参観ー

16日(金)は授業参観。保護者の皆様、ご来校ありがとうございます。

「お父さんが来る」「お母さんが来る」ということで、子どもたちは、朝からなんとなくソワソワし、少しテンションも高めです。

「お兄ちゃんのところに先に行ってねぇ、ぼくのところは後からだって。」と、1年生の男の子が話してくれました。やっぱり、お父さん、お母さんに学習の姿を見てもらうっていうことは、子どもたちにとってうれしいことであり、そして一大事でもあるのだと思います。

 

日頃の学習どおり、グループやペア学習で学び合いながら、難しい問題に挑戦させた学級もあります。

 

 

また、六年生は、小学校最後の授業参観ということで、「お父さん、お母さんに感謝の気持ちを伝えること」をテーマに準備に余念がありません。

 

 

一時ぐらいから、続々と保護者の方が来校し、教室へと向かいます。

保護者の皆様、いかがだったでしょうか?

以下は、各学級の学習の様子です。

 

 

1年1組 道徳 「もうすぐ二年生」

 

 

1年2組 道徳 「それって、おかしいよ」

 

 

1年3組 道徳 「もうすぐ二年生」

 

 

 

2年1組 国語「カンジーはかせの大はつめい」

 

2年2組 国語「カンジーはかせの大はつめい」

 

2年3組 国語「楽しかったよ2年生」

 

2年4組 算数「はこのかたちをしらべよう」

 

 

 

3年1組 外国語活動「What’s this?」

 

 

3年2組 外国語活動「What’s this?」

 

 

3年3組 外国語活動「What’s this?」

 

 

 

4年1組 算数「共通部分に注目して」

 

 

4年2組 道徳「ポロといっしょ」

 

4年3組 算数「共通部分に注目して」

 

 

 

5年1組 音楽「わたしたちの表現」

 

 

5年2組 国語「想像力のスイッチを入れよう」

 

 

5年3組 算数「変わり方を調べよう」

 

 

 

6年1組 学級活動「感謝の気持ちを伝えよう」

 

6年2組    学級活動「感謝の気持ちを伝えよう」

 

6年3組   学級活動「感謝の気持ちを伝えよう」

 

 

さくら1組 図画工作「からすの王さまを描こう」

 

 

さくら2組 学級活動「友だちのよいところ」

 

ひまわり1組 国語「言葉を楽しもう」

 

 

ひまわり2組 国語「学習のまとめをしよう」

 

どの写真からも、夢中になって学んでいる様子や精一杯自分の思いを伝えようと心を込めていることがわかります。

そして、日常的に行われているペアやグループによる学習も今日の授業参観で保護者の皆様に見てもらうことができ、ました。

 

 

一年間で、大きく成長した子どもたちです。今日ご覧いただいたお子さまの姿を残り一ヶ月さらに伸ばし、進学・進級につなげていきます。

 

 

 

 

保護者の皆様におきましては、参観後の学年懇談会にも出席いただきましてありがとうございました。

授業づくりで学校をつくる ー東海国語教育を学ぶ会 石井順治さん 今年度2度目の訪問ー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みを行っています。

この日、愛知県より東海国語教育を学ぶ会 石井順治さんが来校。一日本校の教育活動を参観し、今後の授業づくりに向けたアドバイスがありました。

石井さんは、授業づくりの第一人者です。三重県の小学校の校長を退職後は、東海国語教育を学び会の代表として活躍するとともに学びの共同体SVとして全国各地の学校の授業づくりと学校づくりを支える活動をされています。

今年、石井さんの訪問は10月に続いて2回目。ご縁があったとはいえ、2かいもきてもらえるという機会はどの学校もほぼないことから、前回に続き職員一同この日を心待ちにしていました。

 

この日は全学級を参観するとともに、代表授業を3つ参観。さらには授業リフレクションと全体講話と本校にとって充実した校内研修の日となりました。

なお、石井さん来校にあわせて、北海道より三井 哲(みつい あきら)さん(元学校長 北海道教育大 学びの共同体SV)、静岡県より稲葉義治(いなば よしはる)さん(元学校長 富士学びの会 学びの共同体SV)も来校。石井さん同様、アドバイスがありました。さらには市教育委員会指導主事や市研修センター指導主事も来校しまし、一小の取り組みを参観し、同じくアドバスをもらいました。

 

 以下、一日の流れに沿って紹介します。

 

 

1 全学級授業公開(1・2校時)

 全25学級の授業をひらき、子どもの学びの様子を参観してもらいました。

 子どもの目を見ると、学びの様子が分かります。徹底的に低学年はペアでの学習、中学年以上はグループでの学習を貫いてきました。そして、授業者はできるだけしゃべらず、子どもの声に耳を傾け、子どもの学びを支えていきます。

 

どうでしょう。。。

この日の授業の写真をご覧になった皆様は一小の子どもや授業者の様子からどんなことを感じますか?

 

 

 

 

2 代表授業Ⅰ(3校時) 1年2組 国語 「ずうっと、ずっと、大すきだよ」

 

大好きだったエルフが死んでしまった場面の読み取りです。

子どもは、読みます。深いところまで読み込めるよう、何度も何度もペアでよみます。

描かれている世界を子ども自身が「読み描く」のです。

 

 授業者の問いに、文脈に沿って考え答える子どももが増えてきました。これも一年生の成長のあとです。

 

 

 

3 代表授業Ⅱ(4校時) 2年2組 国語 「スーホの白い馬」

期待の若い教員と担任する2年生の子どものチャレンジ。物語「スーホの白い馬」の読み取りに挑戦です。

この日は、 殿様のもとから逃れた白い馬が、スーホのもとに帰ってくる場面の読み取りです。

子どもと授業者が創る授業は、その雰囲気から心地よさが感じられます。

 

物語の学習では「なぜ?」「どうして?」を問わないこと。授業者はこれを心がけてきたので「白い馬の気持ちを考えてみよう。どうかな?」と問いかけ、教材文に立ち返らせます。そして、困ったときはまた教材文に立ち返り読むのです。

子どもの表情、すばらしいですね。

 

 

 

4 代表授業Ⅲ(5校時) 5年2組 国語 「想像力のスイッチを入れよう」

説明文で授業を開き、子どもの学びの様子を見取ってほしいと5年生は、説明文の授業を実施。教材文「想像力のスイッチを入れよう」は、高学年らしい難解な文ですが、新しい発見や気付きに出会うことができるよさがあります。

説明文の読みは、物語とは違います。「論理を読む」のです。難しいですね。これもまた、5年生の子どもと教師のチャレンジです。

キーワードはテキストの中に出てくる「事実」と「印象」という言葉。なにが事実で何が印象なのかよく考えながら読むことが大事。。。。

 

すごいぞ。5年生!

 

 

 

5 授業リフレクション・全体講話 

 

 3つの代表授業はすべて国語。本校職員が石井さんから国語の授業について学びたいという気持ちから、授業者は国語の授業をそれぞれひらきました。

3つの授業のリフレクションをそれぞれの会場で行い、教師同士が授業での子どもの学びから学び合います。

 

そして最後は石井さんによる全体講話。

10月に来校して以来、数ヶ月でまた一段と子どもが育っていることに触れた上で、物語文、説明文の読ませ方とそこでの教師の関わり、授業をつくる上で大切な教材研究と分析、国語の授業での学び合う学びのつくり方とそこでの教師の関わりなど、アドバイスをもらいました。

本校は現在、質の高い授業を目指して挑戦している過渡期にあり、子どもを伸ばすために、もっと教師が高みをめざし、「一人の子どもも一人にしない」授業をめざしてかなければなりません。

子どもの目の輝くと同じくらい、教師も目を輝かせて石井さんの話をきいた、本校にとってなんともぜいたくな一日となりました。

 

 

 

石井さんは、「またきますよ」と言って本校を離れました。

 

 

その日まで、日々子どもと授業にチャレンジです。

 

そして石井さんが三度(みたび)学校に来てくれる日を待ちたいと思います。

1年間のふりかえり ー全校学力検査 2日目 算数ー

本校では、学習の一年間の振り返りを目的として、毎年この時期「校内学力検査(NRT学力検査)」を全校生が実施しています。

 

昨日は国語、今日、14日は算数を実施します。

今日も昨日と同じくこの時間は、どの教室もしーんと静か。みんな一生懸命に検査にのぞんでいました。

 

 

子どもたちの様子です。ごらんください。.

 

1年

 

2年

 

3年

 

4年

 

5年

 

6年

 

 

 みんな一生懸命で、とても立派です。

 

さあ、また学習を楽しく進めていきましょう!にっこり

 

 

 

みんなで喜ぼう ー祝 食育推進優秀校 優秀賞 受賞ー

 第一小学校は「食育推進優秀校 優秀賞」を受賞しました。昨日、2月13日(火)福島市で挙行されたふくしまっ子体力・健康優秀校表彰式に養護教諭が出席、賞状を授与されました。。

 

 

これは、「ふくしまっ子健康マネジメントプラン事業」によるもので、県内から応募のあった学校からきびしい審査を経て本校が選ばれたものです。

 

食育に関しては担任はもちろん、養護教諭、栄養技師などがそれぞれの立場で子どもと関わり、食を通して健康な体の維持増進に努めているところです。

 

 

たとえば・・・・食育をテーマとした学級活動の授業

これは、3年生が一学期に行った授業の記録の写真ですが。各学年とも発達段階に合わせて計画的に授業を実施しています。

 

 

おかげで、第一小学校の子どもは元気もりもり!

これからも、食をとおした教育を折に触れ実施しながら健康な子どもを育てていきます。

 

おめでとう。食育推進優秀校 優秀賞!

 

 

 

 

これは、

1年間のふりかえり ー全校学力検査 1日目 国語ー

本校では、学習の一年間の振り返りを目的として、毎年この時期「校内学力検査(NRT学力検査)」を全校生が実施しています。

 

13日は国語、14日は算数を実施します。

今日は国語。2校時目に実施したのですが、「今日は休日?」と思ってしまうぐらいどの教室からも声がきこえることもなく、子どもは検査にのぞんでいました。

 

 

子どもたちの様子です。ごらんください。.

 

1年

2年

3年

 

4年

5年

 

6年

 

 

 

明日の算数もがんばりましょう。

 

結果が届くのは一ヶ月ほど先になります。一生懸命がんばっているのですから、きっといい結果が届くはずです。結果を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

もうすぐ1年生 ー新入学児童保護者説明会ー

8日、午前中は、第一保育所と白鳩保育園の体験入学がありました。

 

午後は、本校に入学予定の保護者の皆様に集まってもらい、説明会を実施しました。

校長からは、学校の概要説明と現時点での来年度の入学予定の児童数、学級数などを説明し、その後は1年の担任や、養護教諭、登校班の担当などから、心得や留意事項について話をしました。

 

最後は、物品購入と、登校班についての確認。スムーズな会の進行にご協力いただきましてありがとうございました。

 

 

入学予定のお子さまを持つ保護者の皆様、特に初めて学校に入学される保護者の皆様につきましては喜びもひとしおであると同時に、不安な気持ちもあろうかと思います。些細なことでも結構です。ご相談ごとがございましたらそのままにせず、ぜひ学校まで連絡ください。

そして、4月より私たち一小職員も全力でお子さまのために教育活動を推進してまいります。ぜひご協力くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ一年生 その1 ー第一保育所 白鳩保育園 園児のみなさんの一日体験入学ー

8日、木曜日。市内第一保育所と白鳩保育園の園児が一日体験入学のため本校を訪れました。

感染症の流行に伴って、数年間は実施できなかったり、また来てもらっても思うような活動ができなかったりと満足な活動ができなかったのですが、今年は感染症流行以前に戻りました。

白鳩保育園の園児が来校するのはおそらく4年ぶり。本当によかったです。

 

 

 

まずは、小学校の先生(教頭)とごあいさつ。

こんにちは。

緊張。。。。しっかりお話がきけて立派です。

 

 

1 「学校たんけん」の巻

 

先生のあとに続いて学校たんけん

長い通路のその先には。。。。。。。

 

 

体育館!

やあ、おっきいなぁ。。。思いっきり走れそう。楽しみですね。

 

それから、図書室にも連れて行ってもらいました。

「うわぁ、本がいっぱい。ぼく、怖い話、大好き!」

ありますよ。怖い話の本。いっぱい読んでくださいね。それと、、、、怖い話じゃない本もたくさんありますから。本は心の栄養になりますから、たくさん読んでくださいね。

 

 

 

サービス満点の教頭が、校長室も案内してくれました。

椅子やソファーがいっぱいあってびっくりしたようですが、これはお客さんがたくさん来たり、会議をしたりするためのもの。一小にはお客さんがたくさん来ます。びっくりですね。

 

音楽室や家庭科室、図工室も案内してもらいました。保育所や保育園にはない部屋で、びっくり。特に「図工室で工作がしたい」「家庭科室で料理をつくりたい」という声がありました。入学したら、そして時期が来たらここで勉強しますから。楽しみに待っていてください。

 

 

2 「1年生との交流」の巻

たっぷり時間をとって、園児は1年生との交流の機会を持ち楽しく過ごしました。

第一保育所、白鳩保育園の園児はそれぞれ3つのグループに分かれ、一小の1年の1組から3組までの教室にはいります。

 

それぞれの教室での交流のメニューはこちら。

 

 

 

1年生が歓迎してくれました。

 

 

 

少し、活動の様子を見てみましょう。

 

 

 

こちらは、「なぞり書き体験」です。学校に入ると鉛筆を使って文字や絵をかきます。最初に鉛筆の持ち方を教わり、自在に書けるよう丸や曲線をかいて鉛筆でっくことに慣れ親しみます。

今回はその一部を体験。1年生が脇につき、見守ります。

真剣な園児も感動でしたが、見守ってあげる1年生の姿がまたよくて。

ごらんください。

 

 

 

 

ランドセルを背負わせてもらったり、教科書を見せてもらったりもしました。

どうですか?

もうはやく、学校に入学したくなっちゃいましたね。

 

 

最後は、1年生が一小の校歌をうたってくれました。

園児の皆さん、1年生の歌声はいかがでしたか?

入学したらはやく覚えて、一緒に歌いましょうね。

 

 

第一保育所の皆さん、城鳩保育園の皆さん。

第一小学校は、児童も先生もみなさんの入学を待っています。4月までかぜなどをひかないで丈夫に過ごしてくださいね。

桜の咲くころ、みなさんが新しいランデルを背負って学校に入学して来る日を楽しみにしています。

 

 

 

 

授業づくりで学校をつくる ー教師が動き出す!1年 国語「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の授業からー

第一小学校は、授業づくりで学校をつくる取り組みに挑戦しています。

先日、職員同士で「授業をみせてください」「いいですよ」という会話をしているのをききました。

校内研修をとおして、「子どもの学びから学び、自分の授業に生かす」取り組みは、ここに来て、自分たちで時間をつくりながら行うまでになってきました。

学校は子どもが学び合い育ち合う場であると同時に、教師も子どもから学び成長する場でなければなりません。

そして、こんな職員の姿が見られるようになってきた学校は、職員が変わり、授業が変わり、子どもが育つと確信しています。

 

 

 

 

 

今回紹介するのは、そうやって開いた1年 国語「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(ハンス=ウィルヘルム作)の授業。

この物語は長く1年生の教科書に掲載されている文学作品です。

 

この作品のあらずじです。

ぼくと一緒に育った犬のエルフ。楽しい思い出がいっぱいあります。

時がたち、ぼくの背hぐんぐん伸びましたが、エルフはとしを取り、寝ていることが多くなります。やがてエルフは階段を上ることもできなくなりますが、ぼくは抱きかかえて部屋に連れて行き、寝る前に必ず「ずっと、大すきだよ」と話しかけて寝るのです。

ある朝、目を覚ますとエルフは死んでいました。家族は悲しみ、涙を流しながら庭に埋めたげます。そのときぼくは思います。この先どんな動物を飼っても「ずうっと、ずっと、大すきだよ」と言ってあげようと。

 

 

 

さて、授業。

子どもたちは声に出して読みます。単元の学習は始まったばかり。この先もっと読み込めば、物語が大好きになる子どもになることが想像できます。

言葉w大事に、ゆっくり味わって読むんだよ。。

 

 10分ほどたったころ、音読を一端やめさせた授業者は「頭に絵が思い浮かぶようにもう一度よみましょう」と声をかけます。

 

子どもは言葉をかみしめて読みます。

「どの部分が頭に絵としてでてきたかな?線を引きましょう」と先生。テキスト(文・ことば)と向き合い、物語に浸って・・・。時折自分の考えを確かめるように友だちにささやく様子もみられます。

 

 

 

 

 

さて、20分ほど時間がすぎました。先生がうながすと読み取ったことを子どもは語っていきます。

まず子どもが注目したのは「ゆめ」ということば。

 

 

子どもの発言をよく聞くと「それはここにこう書いてある」とかいう言葉が聞こえてきます。これは、子どもがテキストとつながっている証(あかし)です。

 

 

そしてまた、友達の発言を聞いて「そうなの?」とか「ぼくは、違う」とか言う言葉も聞こえてきます。

これは、聞いているから出てくる言葉で、友達とつながっているという証です。

 

 

 

 まだ一年生。ここまでできれば大じょうぶ。もっともっと楽しく学べるようになるはずです。

その様子からさらなる成長の予感を感じます。

 

 

 最後は自分の感想を書き、もう一度声に出して物語を読みます。

 

 

 

 

 

みどころいっぱいの授業。子どもの学びの様子と先生が子どもの学びを支え、授業を作っていく様子は見所いっぱい。そして、さらなる子どもの進化の可能性を感じた1時間でした。

 

 

 

 

感謝 ー雪の日 子どもの安全な登校を支えてくれる方へー

6日、朝。

昨日からの雪で、一面の銀世界。職員がつくった自慢の校門の掲示も雪に隠れてしまい、かろうじて「福」がみえるのみ。

 

 

職員も雪が降っていたため、早めに出勤してきました。もちろん雪かきをするためです。

しかし、、、、、、

それよりもはやくまだ暗いうちから雪かきをしてくれていた方が。。。。

 

 

この方です。

 

まだ暗い、4時ぐらいから作業をしてくれていたとのこと。

感謝の言葉が見つからないくらいありがたい気持ちでいっぱいになりました。

 

 

おかげさまで、子どもが登校する前には、このとおり。

 

ほら、歩道まで。。。。

 

 

しばらくして子どもが登校してきました。

 

2年生の女の子が、「先生、雪かきありがとうございます。」と言ってくれました。うれしかったですが、職員はほんの少ししか雪かきをしていません。

 

「ありがとうございます」は、この方に。。。。

 

 

 

もちろん、登校したあと、高学年を中心とする「雪かき隊」も出動しました。高学年のこうした姿もすばらいいです。

 

 

学校は、地域の方々に温かく見守られ支えてらいながら成り立っています。

今回の雪かきもそうです。

毎朝の登校時の子どもの見守りもそうです。

草が伸びると、土日に地域の方が草を刈ってくれるのもそうです。

 

折に触れ、子どもに話しをしていますが、子どもも職員も感謝の気持ちを持ち、生活しなければと思っています。

 

 

 

 

自然クラブから ーこれができれば、自然博士になれるかも!?ー

廊下をあるっていたら、こんなものを発見。

「クイズをつくりました。やってみてください。」

 

もしや、挑戦状?

 

HP投稿者も一応、理科についてちょっとは学んできたつもりでしたが、ハイレベルな問題にたじたじ。

 

 

HPをご覧になっている皆様、いかがですか?

わかりますでしょうか。。。。

 

ちょっと、難問もあり調べねばと思ったりもしています。

自然クラブ、さすがです。