こんなことがありました!

東日本大震災追悼集会

東日本大震災の追悼集会を行いました。
校長先生から震災についてお話をいただいたあと、
黙祷を捧げました。
6年生代表が作文を読んでくれました。
紹介します。

三月一日

 このときぼくは、知らなかった。このあとに起こる
日本で最悪とも言われる大地震のことを。
 ぼくがまだ、一年生の頃、授業を終えて、児童クラブ館にいた。
二時四十六分ぼくがおやつを楽しみに待っていたそのとき。
「緊急地震速報です。」
先生たちの携帯が鳴り響くと同時にすごく強い揺れが起きた。
ぼくはとっさに机の下に隠れた。
先生たちは机やテレビや本棚を必死に押さえている。
それから二十分ほどは小さなゆれが何度も起きていた。
 しばらくして母が迎えに来た。家は無事だったが水道は止まり、
花の植木鉢はすべて割れていた。
 その夜ぼくがテレビを見ていると
「避難してください。」
というアナウンスが聞こえた。画面を見て、ぼくは驚いた。
十m以上の津波が生きているかのようだった。
ぼくは怖くて布団に潜り込んだ。
 それから数日後ぼくはお店に行った。そこで募金ボックスが目にとまった。
母から十円玉をもらい、中に入れた。
係の人がパンフレットをくれた。そこにはテレビで見た光景が
のっていた。これからもそのことを忘れずに自分ができるボランティアをしたいと
思った。
すごくこわくてつらい体験だったけどいろいろ考えることを経験して
少し強くなった。